飛行機の戦争 1914-1945 総力戦体制への道

飛行機の戦争 1914-1945 総力戦体制への道

957円 (税込)

4pt

3.8

なぜ国民は飛行機に夢を託し、人、金、物を提供したのか――。貧しい人びとの出世の手段としての航空兵。国民一人一人がお金を出しあって飛行機をつくる軍用機献納運動。防空演習ですり込まれる空襲の恐怖と、空中国防の必要性。学校、親への「説得」を通して行われる未成年の航空兵「志願」……。日本軍=大艦巨砲主義という通説をくつがえし、総力戦の象徴としての飛行機に焦点をあて、戦前、戦中の現実を描く。

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飛行機の戦争 1914-1945 総力戦体制への道 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2017年09月12日

    ”日本軍=大艦巨砲主義=時代遅れで敗北”
    分かり易いからなあ~・・・^^;

    おわりに「人とその学問的思考はしょせん同時代の空気と
    無縁ではありえないことを理解したうえで、
    継承すべきは継承し、改めるべきは改めるのが
    後の世代の務め~・・・」

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    Posted by ブクログ 2018年09月23日

     あたかも第1次世界大戦から第2次世界大戦までの航空戦の通史を思わせる書名だがさにあらず。日本において軍部やメディアが戦争における軍用機や航空戦の必然性・必要性をいかに宣伝し啓蒙したか、大衆がいかにそれを受容して航空戦力を主とする総力戦体制の担い手となったか、その変容を多彩な史料から明らかにしている...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年02月17日

    太平洋戦争の敗因として、大艦巨砲主義があげられることが多いけど、それは歴史の塗り替えがあったからだとする。
    日本はその生産力の低さからも航空主兵論を早くから訴えてきた。実際に国民もそれを受け入れていたらしい。悲しいのは、貧困からの脱出のために海軍、それも航空部隊に就職するしかなかったこと。だからパイ...続きを読む

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    購入済み

    コアな学習教材

    2020年01月21日

    ひとつの事象を裏付ける為に、数多くの資料を集めて解説している感じで、内容的には狭く深い。
    教材としては秀逸だが、読み物としては面白くはない。少しずつ半年以上かけてなんとか読みきった。

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    Posted by ブクログ 2017年09月23日

    別段日本だけが大艦巨砲主義ではなく、日本も大艦巨砲主義であったわけではなく、戦の趨勢を決定する大きな要因が航空機であることはちゃんと判っていたというはなし。

    大艦巨砲主義で負けたわけではなく、根本的な国力の差ですよね。

    0

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