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シリーズ累計
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芳醇にして繊細
香り立つ喫茶店ミステリー
連続する低評価レビューに
かけ替えられた文庫カバー、消失した猫……
その日、店で何が起きていたのか?
バリスタの切間美星と店員アオヤマの推理は!?
掌編「優しい人」も収録。
(あらすじ)
ファンだった大女優の死に、憂い顔を見せる珈琲店《タレーラン》のオーナー・藻川又次から、バリスタ兼店長である姪孫・切間美星と結婚する気があるなら二人に店を譲る、と持ちかけられたアオヤマ。一人悩む中、直近三ヶ月ほどで、レビューサイトに店の悪評が三件も書き込まれているのに気づく。いったい誰が、何の目的で? 美星とアオヤマはレビューに書かれた日のことを回想しはじめる……。
【著者について】
岡崎琢磨
1986年、福岡県生まれ。京都大学法学部卒業。第10回『このミステリーがすごい!』大賞・隠し玉として、『珈琲店タレーランの事件簿 また会えたなら、あなたの淹れた珈琲を』(宝島社)で2012年デビュー。同書は2013年、第1回京都本大賞に選ばれた。同シリーズの他、著書に『夏を取り戻す』(東京創元社)、『紅招館が血に染まるとき The last six days』(双葉社)、『鏡の国』(PHP研究所)、『HIPS 機械仕掛けの箱舟』(光文社)などがある。
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Posted by ブクログ
2026/09/01
人は目的を達成する為には盲目的な手段に出ることがある。
当人にとっては、それだけ切羽詰まった事情であることはわかるのだけれど、何度も何度も犯行を重ねていたことに、追い詰められた精神の怖さを感じる。自分がもはや犯罪を犯しているなどという正常な感覚さえも失ってしまうのは、本当に恐ろしい。
犯人もその動機も、わかりやすい。
しかし、単純な事実の裏にある、やり通すことで人がひどく傷付くことになる嘘を手段に使ったこの犯人のことは理解したくないと思った。
人の心を弄ぶ選択をする人は地獄に落ちてほしい、と個人的には思う。
被害者は優しすぎる。
優しい人を舐めて甘くみて軽く扱う人が少しでもこの世から減ればいいのに。
優しい人が幸せになる世の中であればいいのに。
今回の話は過去のある話と繋がっていて、それだけに“あの人”がまた傷付いてしまったことに、胸がギュっとなりました。
どんな形であれ、立ち直った“あの人”に幸せが待っているといいなって思います。
最後の『特典掌編』が、優しい気持になれて良かったです。
Posted by ブクログ
自分の生き方を決めるのは、自分でありたい
タレーランシリーズ九巻目は悪質レビューと、大女優の死去という二つの軸をもとに、日々の小さな謎解きが大きな事実に結びつく、そんな話であった。ミステリーとしては真相のところでどんでん返しがあったが全体的にいえば読み手としても全体像や筋道のイメージがしやすい作品であったため、ミステリーとして本作品を読もうと思っている人にとっては少し弱さを感じる。
一方で作品としてのメッセージとして今回軸になった「人生の転機における自分らしい選択」といった点はとても共感がしやすい。特に社会から見て「弱者」としてみられることが多い立場の人たちの「生き方の選択」や「自分らしい決断」といったところは読み手を励ますような作品になっていると思う。
アオヤマさんと美星さんの関係性においても「転機」が訪れようとしている中で、作品を通して何を考え、どのように影響を受け、そして決断に結びつけるかといったところは作品としての軸はよかった。逆にミステリーの描写が先走りや思い込みといったところが多かったのが、なんだろう美星さんらしくないなとも感じてしまった。今度の長編ではじっくりと焙煎するような、奥深い謎解きをファンとして待ちたい。
Posted by ブクログ
掌編「優しい人」も収録。
(あらすじ)
ファンだった大女優の死に、憂い顔を見せる珈琲店《タレーラン》のオーナー・藻川又次から、バリスタ兼店長である姪孫・切間美星と結婚する気があるなら二人に店を譲る、と持ちかけられたアオヤマ。一人悩む中、直近三ヶ月ほどで、レビューサイトに店の悪評が三件も書き込まれているのに気づく。いったい誰が、何の目的で? 美星とアオヤマはレビューに書かれた日のことを回想しはじめる……。
アオヤマ君と美星さんの2人な感じ好きです!
けど今回も美星さんの推理はすごすぎます!
どうなるんだろうって読んでしまいますꉂ(´꒳`♡)クスクス
遺書を見つけるために食べログの悪評したり好きでもない男性に近づきたいためしたり勝手に家に上がってその遺書が入ってた本を探したりでやばい人感がありまくりでした…。
高地さんが可哀想でした( ; ; )
読んで良かったです!
シリーズ化の本なので次巻も楽しみです(*´艸`)
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小説・文芸
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