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Posted by ブクログ
冬の京都では「非公開文化財特別公開」ということで普段は見ることが出来ない庭園や仏像が公開されるイベントがあり、この間は東寺を訪れ五重塔の中を見せていただいた。道すがら、第3巻の東寺の項を今一度確認する。
有難いことにご案内付きで、大日如来に見立てられた心柱を中心に如来像や菩薩像にお参りする。あわせて講堂や金堂でも団体さんへの説明に紛れ込んで、そこにおわす立体曼荼羅の二十一尊や薬師三尊に手を合わす。何故か泣きたいような不思議な気持ちが湧いてくる。
前にも来たこと有るにもかかわらず五重塔の外観以外は全く印象に残っていなかったのに、歳を取るということに加え、このシリーズを読んで仏様に対する心持ちが深くなっていることもまた確かと。
百寺を巡る旅も第5巻、これで前半戦終了の関東・甲州編。
東京にいた頃、芝大門に勤めていたのにまともに増上寺へ行ったこともなく、会社のレクリエーションで浅草寺には行ったけど、提灯の裏の会社の名前や演芸ホールのことしか覚えていない体たらく。結果、馴染みも薄い場所で読み手としては少々中だるみを反省。
それでも変わらず散りばめられる心に沁みこむ言葉の数々。
鎌倉の禅寺で語られる「人間ですから煩悩はあります。それから離れるために、常に頭をからっぽにする。こうしておけば、次のことにすっと対処できます」という禅の真髄。
それぞれのお寺の歴史も信ずるところも様々な中に、生きとし生けるもの全てのものに対し深い慈愛を持ち、また神仏を習合するという日本の仏教のあり方の根源について考察も深く。
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