鬼神の如く―黒田叛臣伝―(新潮文庫)

鬼神の如く―黒田叛臣伝―(新潮文庫)

737円 (税込)

3pt

「わが主君に謀反の疑いあり」。筑前黒田藩家老・栗山大膳は、自藩が幕府の大名家取り潰しの標的となったことを悟りながら、あえて主君の黒田忠之を幕府に訴え出た。九州の覇権を求める細川家、海外出兵を目指す将軍家光、そして忠之――。様々な思惑のもと、藩主に疎まれながらも鬼となり幕府と戦う大膳を狙い刺客が押し寄せる。本当の忠義とは何かを描く著者会心の歴史小説。司馬遼太郎賞受賞。(解説・島内景二)

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鬼神の如く―黒田叛臣伝―(新潮文庫) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    実に面白い作品だった。
    沈黙を読んだことがあったから、あっと思った場面も多かったし、宮本武蔵も出てくるし、栗山大膳がthe武士って感じだし、気に入った。

    0
    2019年12月16日

    Posted by ブクログ

    日本三大騒動の一つ、「黒田騒動」。「わが主君に謀反の疑いあり」筑前黒田藩家老・栗山大膳は、あえて主君の黒田忠之を幕府に訴え出た。その後の顛末は・・・。司馬遼太郎賞受賞歴史作品。

    0
    2018年12月21日

    Posted by ブクログ

    歴史小説を描く多くの作家が重複して歴史的事実を角度を変えて描いている
    この作品の黒田藩の騒動も森鴎外が描いていると解説を読んで知った
    人生どのように生きるべきか
    蒼天見ゆでも考えさせられたが、この作品でも作者に課題を出されたような気がする

    0
    2025年08月14日

    Posted by ブクログ

    忠義とは、誠とは何かが描かれている。
    「わが主君に謀反の疑いあり」と、黒田藩家老の栗山大膳は主君の黒田忠之を幕府に訴える。それは幕府が黒田家の大名家取り潰しを画策していることを悟った栗山大膳が敢えて訴え出たもの。黒田家を守るために。
    逆臣と思われ、命さえ狙われることになっても、見た目には裏切りに見え

    0
    2024年12月31日

    Posted by ブクログ

    宮本武蔵、天草四郎、柳生十兵衛など、歴史のヒーローを脇役として散りばめながら、黒田家の重臣栗山大膳を主人公に裏の裏をかきながら、歴史上の重鎮をあしらっていく様は爽快である。
    葉室作品の小説としての面白さは随一であると考える。

    0
    2024年10月21日

    Posted by ブクログ

    有名な福岡藩のお家騒動を、稀代の忠義の人として知られる栗山大膳を中心に描いた作品。
    葉室氏は福岡出身なだけに大膳贔屓のトーンであるが、戦国から江戸初期にかけての生き残りを賭けた騙し合いの延長にあるこの話はあまり共感できない。
    清い生き様を貫く無名の志士の武士道がテーマになっていることが多い葉室作品に

    0
    2024年02月27日

    Posted by ブクログ

    面白かった!
    第二十回司馬遼太郎賞受賞作品
    途中、ぐっと来ました

    三大お家騒動と呼ばれる黒田騒動をベースとした物語。
    主君である藩主を謀反の疑いありとして幕府に訴えた栗山大膳。幕府の大名家取り潰しの標的となっていることを知りながらも、主君を訴えます。
    その目的は?
    細田家や将軍家光の目論見が錯綜す

    0
    2021年07月03日

    Posted by ブクログ

    それぞれの登場人物がそれぞれに個性があり、また、一筋縄ではいかない人物として描かれているため、先の展開が常に興味が惹かれ、一気に読み進められた。

    0
    2021年06月05日

    Posted by ブクログ

    「三大お家騒動」のひとつ黒田騒動を描いた歴史長編。
    藩主に疎まれながらも自らを叛臣に装い、幕府による藩取り潰しの企みを阻止するのが栗山大膳。
    さしずめ伊達騒動における原田甲斐というところか。
    本書は、歴史事件に、柳生但馬守、柳生十兵衛、宮本武蔵らを絡ませ(彼らは黒田騒動に関わったという史実は?)、一

    0
    2020年05月19日

    Posted by ブクログ

    12月-5。3.5点。
    徳川家光の時代、黒田藩の物語。
    黒田家の家臣、大膳は殿に説教する等で、疎まれている。
    長崎奉行から、兄妹の監視役を送り込まれるが。

    面白い。大膳の幾重にも張った伏線が、ラストに向けて回収される。

    0
    2019年12月05日

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