わくらば 短篇集モザイクIII
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わくらば 短篇集モザイクIII

594円 (税込)

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ふと手にしたわくら葉の繊細な模様に呼び覚まされた、遠い日の父の肌の記憶を描く表題作ほか、温泉旅館で七十過ぎの老人と“添い寝”することで暮らしを立てている女の意外な過去が語られる「そいね」、身体にいい“牛乳”を嫁に内緒で向かいの家で取ってもらっているいせ婆さんの話「おぼしめし」など、わずか十数ページに人生の様々な味わいを封じ込めた17編。連作短篇〈モザイク〉第3集。

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短篇集モザイク のシリーズ作品

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  • みちづれ 短篇集モザイクI
    638円 (税込)
    宝石のような短篇を百篇綴り、壮麗なモザイクに組上げる、著者独創の連作シリーズ第一巻。青函連絡船から海峡へ花束を投じる男に、見知らぬ女の視線がからむ表題作。四十近くなった娘が幻の父と対面する、その一瞬の情愛がせつない川端賞受賞作「じねんじょ」、寝静まった家に、夜毎すすり泣きの声が響く「すみか」など、僅か数ページに封じこまれた人の世の怖れと情味。
  • ふなうた 短篇集モザイクII
    561円 (税込)
    著者畢生の連作シリーズ第二巻。傘寿の祝いの席で孫娘が弾くピアノが戦時の記憶を呼び覚ます表題作、凝縮された三つの掌篇から飄逸な性の光景がこぼれる「こえ」、老夫婦の哀歓が静かな絶頂に達する、川端賞受賞作「みのむし」、厠の妖怪赤手コが跋扈する現代の民話「でんせつ」など、たきぎが爆ぜる傍らでゆっくりと紡がれたような短篇群が、人生の無数の情景を照らしだす。
  • わくらば 短篇集モザイクIII
    594円 (税込)
    ふと手にしたわくら葉の繊細な模様に呼び覚まされた、遠い日の父の肌の記憶を描く表題作ほか、温泉旅館で七十過ぎの老人と“添い寝”することで暮らしを立てている女の意外な過去が語られる「そいね」、身体にいい“牛乳”を嫁に内緒で向かいの家で取ってもらっているいせ婆さんの話「おぼしめし」など、わずか十数ページに人生の様々な味わいを封じ込めた17編。連作短篇〈モザイク〉第3集。

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わくらば 短篇集モザイクIII のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2014年09月17日

    読んでいて、なんだか泣けてしまう。どうしてだろう。
    人と物をつないで、残る感情を思うと泣けてしまう。

    最後の「なみだつぼ」などは、言葉にならなかった。

    0

    Posted by ブクログ 2012年12月25日

    2回目を読んでいます。
    (2012年11月27日)

    読み終えました。
    (2012年12月24日)

    0

    Posted by ブクログ 2012年11月22日

    わくらば(病葉)、めちろ(目露)、なみだつぼ(涙壺)。あ~使われなくなる奥ゆかしい日本語たち。教科書に載せたい!
    「眠りに見放される」なんて好きな表現。 
    打ち釣り。尾籠(びろう:不潔、、猥褻)。甘茶っ子(みそっかす)

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2021年10月28日

    晩年に描かれた短篇集。家族を題材にしたものから物語風のものなど様々だが、どの作品にも三浦哲郎作品に今までも登場した要素が散りばめられている。山麓の小屋、座敷童、中るなど、半生のなかで触れてきたものがちゃんと作者の一部になっているのだとおもった。三浦哲郎だから書ける山麓の小屋だし、座敷童であると。
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    0

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