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試合に出ること。
それを当たり前のことのように描いているスポーツマンガは、やはりフィクションだと感じてしまう。
『ダイヤのA』は野球エリートを集めた強豪校を舞台にした高校野球マンガである。甲子園に出ることはとても難しいことだが、甲子園を目指すチームで試合に出ることは、同じくらいに難しいことだ。甲子園のアルプススタンドで声を張る3年生が美しいのは、彼らの中にはチームの誰よりも練習をして、それでもベンチの18人に入れなかった男がいるからである。
試合に出られない悔しさが高校球児を大人にするし、レギュラーを奪うための努力が青年を男にする。そんなことを、このマンガは教えてくれる。そして「そこ」を描くことが、プロ野球ではなく高校野球を描く意味なのだと、私は思う。(書店員・アンコウ)
Posted by ブクログ 2016年01月08日
なんともすっきりしない結果だ。みんな空回ってる感じ。監督の厳しさと、それに従う部員たちの心の強さ。声を出して、汗をかいて、強いチームでも基礎は変わらない。その質と量の差だと思う。こんなこというと、落合さんには根性論なんてくだらんと言われそうだけど。苦しい練習があってこそ、身も心も鍛えられ、試合で爆発...続きを読む
安易な妥協なし。挫折を易々と乗り越えさせない。苦しみをとことん描き、そこに仄かな光を灯し、未来に続く物語であることを予感させる。素晴らしい。
Posted by ブクログ 2011年05月19日
青道野球部の主人公沢村は不調に悩んでいた。
勝負所でインコースを攻めれない。
監督からも投球練習を禁じられる。
しかし不調に悩みながらも気持ちだけは
常に前を向いているはずだった.....
一方、沢村とエースの座を争う降谷は逆に
好調な投球で沢村との差を広げていた。
新チームになり秋季大会が終...続きを読む
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