ポポイ

ポポイ

539円 (税込)

2pt

時は21世紀、なお権勢を誇る元首相の邸宅に、一人の青年が三十過ぎの男と共に乱入、声明文を読み上げると切腹した。事件の真相は謎に包まれたが、介錯され、胴体から切り離された青年テロリストの首は、最新の医療技術によって保存され、意識を取り戻す。首の世話を任された元首相の孫娘・舞と、首との奇妙な交流が始まった……。流麗な筆で描き出す、優雅で不気味な倉橋ワールド。

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ポポイ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    「数日前、雨が降った。茸を取りに山に行かなければならない。でも行かれない。首が来るので家で待たなければならない」
    生首を預かる舞と、生首の日々。
    なんとも言えない生首との生活と、様々な感情
    倉橋さんらしいと思われる艶めかしさもある
    ただ、肝心の事件の解決をも求めてしまう自分がいますが‥
     倉橋さんの

    0
    2024年10月25日

    Posted by ブクログ

    母から薦められて読む。
    おもしろかったです。美少年の首を飼うなんて幻想の極み。SFのにおいもさせつつあまりある幻想感が好きです。
    ちょっと前に読んだんですがいいなぁ、またもう一度読み直したい。

    0
    2012年11月21日

    Posted by ブクログ

    裏庭に頭が落ちてました…ではじまる不思議譚。
    倉橋さんのお話はなんだかふわふわとしていて
    読んでいて気持ちいいので好きです。
    ポポイは短くてあっという間に読み終わるので
    興味ある方は試しにどうぞ。
    桂子さんシリーズです。

    0
    2009年11月11日

    Posted by ブクログ

    【あらすじ】時は21世紀、なお権勢を誇る元元首の邸宅に、一人の青年が三十過ぎの男と共に乱入、声明文を読み上げると切腹した。事件の真相は謎に包まれたが、介錯され、胴体から切り離された青年テロリストの首は、最新の医療技術によって保存され、意識を取り戻す。首の世話を任された元首相の孫娘・舞と、首との奇妙な

    0
    2014年02月14日

    Posted by ブクログ

    倉橋由美子の「桂子さん」シリーズもの。三島由紀夫の自決を思わせる、非常に知的かつ幻想的な倉橋ワールドを堪能できる一冊です。生命体や思考といった複雑なテーマを扱いつつ、ラジオドラマとして書かれたということもあってか読みやすくお勧め。

    0
    2011年01月15日

    Posted by ブクログ

    雑誌の紹介で読んだのですが読後怒涛のように倉橋さんのを読み漁った思い出が。ハードは旧仮名遣いで雰囲気が良かったのに文庫だと現代仮名遣いになってしまっているのが残念。

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    「桂子さん」シリーズの一冊で、時系列上の第五弾にあたる作品です。

    テロリストの少年が元総理の入江のもとに現われ、彼の前で自殺を遂げます。少年は医師の佐伯によって首だけのすがたで命をつなげられ、入江の孫の舞のもとに預けられます。彼女は少年の首に「ポポイ」という名前をあたえ、やがて舌を用いて文章を打つ

    0
    2024年12月31日

    Posted by ブクログ

    読んだあと不思議な感覚。美しい文章と、リアルに想像するととても残酷なのにどこか惹かれるお話が好きです。

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    頭部だけの青年(?)と少女(大学生?)のお話。

    不思議とエロティックである。

    倉橋さんの作品にしては、短く読みやすい部類だと思う。

    0
    2012年04月03日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    世界観が独特すぎてついていけなかった。
    話自体はテロリストの首だけで生きている美少年とそれを淡々と観察する主人公で進んでいくが、あまりにも淡々とし過ぎていて少し怖かった。
    首だけの美少年がありのままの事実を受け入れているのも怖かったし、観察している主人公もまるで猫や犬を見てるのと同じ目で首を見てるの

    0
    2024年10月20日

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