神鳥(イビス)

神鳥(イビス)

495円 (税込)

2pt

夭逝した明治の日本画家・河野珠枝の「朱鷺飛来図」。死の直前に描かれたこの幻想画の、妖しい魅力に魅せられた女性イラストレーターとバイオレンス作家の男女コンビ。画に隠された謎を探りだそうと珠枝の足跡を追って佐渡から奥多摩へ。そして、ふたりが山中で遭遇したのは時空を超えた異形の恐怖世界だった。異色のホラー長編小説。

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神鳥(イビス) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2012年01月17日

    ホラーだったのか。こわかった・・・、すごく面白かったけど、ちょっと吐きそうだった。よくも悪くも朱鷺が印象深い鳥になった。そういえば、鳥って顔が怖いよね。くちばしも尖ってるし。普段は大人しいけれど、鳥って怖いな。考えたことなかったけれど、鳥って怖い。鳥は怖いな。読後悪かったらもっとよかった。

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    Posted by ブクログ 2010年08月22日

    この後、篠田節子はずっとフォローしているけど、この頃の作品から受けた衝撃を超えていないような気がする。自分の感受性の問題もあると思うけど・・・

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    Posted by ブクログ 2010年06月08日

    この著者は『女達のジハード』とやら有名な本を出しているようだが、読んだことはない。
    一気に読み上げるほど面白かった。

    途中男の言うところの信仰とか。
    日本の土着?アニミズム信仰ってそういったものが多いと思った。

    「朱鷺飛来図」見てみたいと切に思った。











    朱鷺のまぬけな顔や丸い...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月07日

    篠田節子の傑作だと思っています。
    朱鷺の美しくも恐ろしい姿が目前に迫る作品です。
    鉛色の空、薄紅色の鳥、真っ白な雪を染まる鮮血、牡丹ではなく…地獄絵図。
    まさに恐怖を実写化した物語だと思いました。

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    Posted by ブクログ 2009年10月07日

    篠田節子さんのベスト一冊です。とにかく怖い。読んでる最中に何度後ろを振り返ったことか(怖すぎて・・・・)。

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    Posted by ブクログ 2022年06月14日

    読み終わったもの備忘録。

    確かに朱鷺って、天然記念物で絶滅したばかりに悲劇の鳥になっているけれど、赤い脚はちょっと迫力あるよね。

    というところから、繰り広げられるミステリー。

    篠田節っちゃんお得意の怖さ。

    今ならCG使って、かなり怖い映画化ができそう(期待)

    男性に素直になれない主人公と、...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年08月11日

    後半おどろおどろしい描写はあって、ひたひたと迫って来る恐怖は感じたけど、そこまで怖くなかったかな?
    イラストレーターの葉子と、バイオレンスとエロが売り物の流行作家美鈴のコンビが面白かった。
    葉子は金髪ヴィクトリア風のイラストが売りなのに、逞しくてクール、一方の美鈴は大きな身体なのにちょっとお調子者で...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年02月16日

    コレこわッ!朱鷺と鶴なら赤江瀑に植えつけられた鶴に軍配なんだけれども、ひたすら怖い。ホラーとは思わず読みすすめて拍子抜けはしていたものの、ぐいぐい引き込まれてあっという間の1時間。折しも雪で断絶された(頑張れば帰れるけれど)集落にいるのである。このリアリティのある怖さが、やっぱりうまいなあと感心。ヘ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年08月12日

    先日遡行した奥多摩の巳ノ戸谷あたりが舞台だと言うので読んでみた。凄く良くできたホラーで一気に読んだ。主人公2人の掛け合いもテンポ良くなかなか面白く、予感を残しつつ終わるラストも良かった。満足。トキの事少し詳しくなった。

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    Posted by ブクログ 2012年11月04日

    この作品と、赤江瀑の「禽獣の門」を続けて読むとちょっとした大型鳥類恐怖症ができあがるのではないかと(笑)

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