11 eleven

11 eleven

704円 (税込)

3pt

百年に一度生まれ、未来を予言するといわれる生き物「くだん」。鬼の面をした怪物が「異形の家族」に見せた世界の真実とは(「五色の舟」)―各メディアでジャンルを超えた絶賛を受け、各種ランキングを席巻した至極の作品集。津原泰水最高傑作短篇との呼び声が高い「五色の舟」を始め、垂涎の11篇を収録。著者による自作解題も併録。

...続きを読む

11 eleven のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年10月01日

    初読みの作家。勝手にミステリー作家だと誤認識していたが、こんなSF的作品も書く作家だったのか驚く。
    というよりも、ミステリーだSFだという枠を遥かに超えた作風の数々に感銘を覚えた。
    特に、「五色の舟」は、「件(くだん)」という妖怪を扱っているので、てっきりホラー作品かと思ったのだが、平行宇宙を扱った...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年03月05日

    面白かった…。

    他の本と並行して少しずつ読んでいた。

    どれも面白かったが、私は「手」が1番面白かった。
    テルミン嬢は、コオロギ嬢を思い出した。

    面白い作家だった!他の作品も全部読みたい‼︎

    0

    Posted by ブクログ 2023年02月26日

    短編集は大抵あまり…なのだけれど、これはかなり好き。「五色の舟」もやっと読めた。これか……というのが感想。
    全体的に歪な人たちの真っ直ぐな愛情というか、真っ直ぐな人たちの歪な愛情か。
    良くも悪くも、心に残る物語でした。

    0

    Posted by ブクログ 2020年06月03日

    大変自分好みの傑作だった。ブラッドベリや澁澤龍彦のような世界観が好きな方は向いていると思う。よくもまあ、これだけの内容を無駄を削ぎ、この長さに磨き、11も生み出したものだと感嘆する。個人的には『五色の舟』『土の枕』のような時代がかった独特の雰囲気の舞台がとても好きだった。最後の話は実話にヒントを得た...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2020年05月26日

    好きな世界でした。面白かったです。
    幻想的なホラーもあればSFもあり、色とりどりでした。
    「五色の舟」「クラーケン」「テルミン嬢」「土の枕」が特に好きでした。
    「五色の舟」は見世物小屋の家族と件という要素も、物語の行く末も、お話に漂う物悲しさと美しさも好きです堪らなく。薄暗く混沌としたあの頃の様子も...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2019年11月18日

    難しくて疲れました。難しいというのは、物語が難解という意味でもあり、何が本質かを見つけるのが容易でないという意味でもあり、伝えたいことついて考えるのが難儀という意味でもあります。多くの作品が、脳が認識する現実世界が本当の世界なのかという疑問に沿って書かれているため、言葉そのものさえ本来の意味ではない...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2018年10月20日

    ファンタジーだったりSFだったりホラーだったりどれでもなかったりするが
    いずれも作者の偏った範囲で高い技術を感じさせる短編集
    基本は幻想文学というくくりの作品ら
    どの箇所にも入念なこだわりがちゃんと感じられて気持ち良い

    0

    Posted by ブクログ 2017年12月28日

     幻想短編集というべきか。

     誰も、孤独をかかえ、ひっそりとでも大事に生きようとしている。それなのに、誤ったり踏み外したり、翻弄される。それが人間ってものだからな。
     
     娘を亡くした父親の戸惑いと、悲しみが、「延長コード」の重さに象徴されている。感情をほとんど出してないのに、延長コードが切...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2016年03月13日

    初津原泰水。
    幻想的な短編集なのだけど、怪談ありSFありと文章や設定に濃淡があり、ただふわふわした不思議なお話を集めました、という感じにならないのがよかった。
    突然世界の真ん中に落とされるような始まり方と、余韻の残る終わり方が素敵。

    0

    Posted by ブクログ 2016年01月22日

    SFのショートショートに期待するような明確なオチはない。どちらかといえば幻想小説だし、そうとも言えない作品もあるし、まぁジャンル分けなんてどうでも良いのだけど。
    不可思議な世界に誘われ、虜となり、抜け出せないまま、不安なような、恐ろしいような、寂しいような…そんなさざ波立った心持ちのまま物語は終わる...続きを読む

    0

11 eleven の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

河出文庫 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

津原泰水 のこれもおすすめ

11 eleven に関連する特集・キャンペーン

同じジャンルの本を探す