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西暦220年、後漢王朝の崩壊後、群雄割拠の時代の中から魏、蜀、呉の三つ巴の戦いへと発展した。その約1000年後。複数の「三国志」の物語や資料を整理・編纂し、フィクショナルな物語世界を構築してたのが、本書『三国志演義』です。中国文学に精通した訳者が、血沸き肉躍る、波乱万丈の物語を、背景となっている時代や思想にも目配りしたうえで、生き生きとした文体で翻訳した決定版です。(講談社学術文庫)
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Posted by ブクログ
主要メンバーの退陣。特に関羽。関羽の部分はやはりしっかり文量割いて書いているように思った(73~77回)。気になったのは、関羽(荊州支部)に対する劉備&諸葛亮の対応。易中天の本では、この敗北は関羽の責任とされ、理由として劉備や諸葛亮などからの命などもなく勝手に進軍して敗北したことが書かれていたと思...続きを読むうが、演義では曹操と孫権の陰謀を知り、その打開策として劉備と諸葛亮が関羽に樊城攻めをするように命じている。つまり演義では関羽をよく書くために、関羽の責任を減らし劉備や諸葛亮に転嫁しようとしているのではないかと思われた。また易中天が上記を述べた根拠も正史だが、やはり関羽の正史を読んだ時も、「関羽が樊城攻めをした→曹操と孫権が組んだ」、という流れで、その逆ではない。そのため馬超と馬騰の経緯のように、話をよりよくするために前後の順番を変えているのではないかと思われる。ただやはり関羽の傲慢な態度は演義にも盛りだくさん書かれていて、正直あの敗死は不可避だっただろう。基本横山漫画そのまま。夷陵の戦いで、甘寧が戦死したり、その後張遼も矢傷が元で亡くなる。それまでたくさんの武将たちが戦いで活躍し、生き延びていたことは奇跡だと感じた。またそれと同時に華々しい世代の終焉を感じた。南蛮のあたりは、暗くなっていくストーリーを少しでも明るくするための、閑話休題的な感じがした。気で病になる人も多い。
黄忠と厳顔、甘寧と凌統、関興と張苞など、コンビの活躍がワクワクする。諸葛亮と孟獲との攻防は、ファンタジーな要素もあって面白い。 だがこのあたりから猛将たちが次々に命を落とし始めるので、全編に渡ってどこか物悲しさが漂う。三人の義兄弟もだが、個人的には黄忠と甘寧の死が悲しかった。
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