吼えろ道真 大宰府の詩
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吼えろ道真 大宰府の詩

616円 (税込)

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菅原道真が、大宰府に流されて五カ月。京からの左遷に怒り泣き喚いていた道真も、身分をやつして博多津に出かけ、唐物の目利きをする愉しみを覚えた。そんなある日、京から唐物使の役人が来た。昨年朝廷に献上された品に不審な点があったため内偵中という。調べの間、道真は館に閉じ込めとなり……。大宰府を欺いた悪党を炙りだすため、大学者の才を惜しみなく発揮する左遷男の活躍を描いたユーモラスな歴史小説。『泣くな道真』に続くシリーズ第2作。

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大宰府の詩 のシリーズ作品

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1~2件目 / 2件
  • 泣くな道真 大宰府の詩
    528円 (税込)
    右大臣だった菅原道真が大宰府へ左遷された。悲憤慷慨する彼にお相手役の保積もお手上げ。そこへ美貌の歌人恬子(しずこ)が現れ、博多津の唐物商へ誘う。道真は、書画骨董の目利きの才を発揮し、生気を取り戻す。その頃、朝廷に出す書類に不正が発覚し、府庁は窮地に。事態を知った道真は、自ら奇策を……。朝廷を欺き、意趣返しなるか! 日本史上最も有名な左遷された男の活躍をユーモアのなかに描く歴史小説。
  • 吼えろ道真 大宰府の詩
    616円 (税込)
    菅原道真が、大宰府に流されて五カ月。京からの左遷に怒り泣き喚いていた道真も、身分をやつして博多津に出かけ、唐物の目利きをする愉しみを覚えた。そんなある日、京から唐物使の役人が来た。昨年朝廷に献上された品に不審な点があったため内偵中という。調べの間、道真は館に閉じ込めとなり……。大宰府を欺いた悪党を炙りだすため、大学者の才を惜しみなく発揮する左遷男の活躍を描いたユーモラスな歴史小説。『泣くな道真』に続くシリーズ第2作。

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吼えろ道真 大宰府の詩 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年04月19日

    朝廷での政争に敗れ、太宰府に流された菅原道真を描く、第2弾。
    第1弾からだいぶ間が空いているので、この本を読むに当たって前作を再読しました。
    そうしたら、最初に読んだ時よりもずっと面白かった。ありがとう、第2弾!

    この第2弾では、大宰大弐・小野葛絃(おのの くずお)の甥であり、その仕事の補佐に当た...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年01月11日

      実に面白かった。後半、物語にのめりこんで、朝の通勤、一駅乗り過ごしてしまった。(笑)
     延喜の年号改元の詔の中で、自らのことを謀反人と表現され、そのことに猛り狂った道真が、唐物を、目利きしながら、次第に静かな目に世の中を見るようになる。それと併せて、中央から来た官人が、大宰府の政庁で唐物を密かに...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年03月29日

    道真シリーズ第二弾。一作目よりも読みやすかったかも。
    心のひだの奥があばかれ、さらけ出された感じ。

    小野の息子が書道に傾倒して……もしやあの人?!っていう展開も良かった。

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    Posted by ブクログ 2023年03月19日

    流謫の身である菅原道真の”その後”を描く、第二弾。
    この巻では太宰少弐である小野葛根の眼から、献上されるべき唐物のすり替え事件の顛末が描かれる。

    序盤で丁寧に状況や人間関係を描いていくのは、澤田さんのいつものやりかた。
    読者にとってはありがたい一方、人によっては、もうちょっとテンポよく!と思う人も...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年11月11日

    さすが澤田さん、ユーモラスな中に人間くさい道真公(神的凄さも)が描かれていて、いろんな意味で感心した。

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    Posted by ブクログ 2022年10月30日

    「泣くな道真」の続編。道真が太宰府に流されて5ヶ月。唐物の目利きという愉しみを覚えて落ち着いてきたかと思っていたら、延喜への改元の詔を読んで、あろうことか天皇の正式文書を怒りに任せて破り捨てて仕舞う。道真今日も元気です。

    集英社「いきなり文庫」シリーズ。元はWEB連載だったらしい。前回は、キチンと...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年10月05日

    菅原道真のイメージが180度変わる。人間とは、本当はもっと人間臭くて渋といものなのかも知らない。
    その時代の太宰府が、今日の都に真似て坊城制をとっていたこと、想像もつかないくらい国際色豊かだったこと、新しい発見だった。

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    Posted by ブクログ 2023年07月07日

    昨年末に読んだ「泣くな道真」の続編。

    道真が大宰府に流されてから5か月。
    今回は道真よりもその行動に振り回される太宰少弐・小野葛根の右往左往を楽しむ話。いつの世でも宮仕えの身はつらいね。
    その周囲で登場する生臭坊主の泰成、水城の門を護る三百樹、唐物商の善珠、相変わらず業突張りの幡多児など個性豊かな...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年05月05日

    澤田瞳子さんの初読みは、8年前に『泣くな道真 大宰府の詩』からだ。それから『孤鷹の天』『関越えの夜 東海道浮世がたり』『若冲』と読み継ぎ『火定』で(医療物が苦手)終わっていた。
    本作は『泣くな道真 大宰府の詩』の続編となっていて期待は裏切られなかったが、前作のような驚きは少なかった。
    道真が「人は...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年03月16日

    前作『泣くな道真』がおもしろかったので
    続きを読んでみました。

    博多津通いで鬱憤ばらしができて
    落ち着いた生活を送るようになった道真。
    ところが、帝に献上された輸入品に
    不審な点があるからと
    京から役人が来ることになり
    屋敷から出られなくなってしまうのだが。

    いやいや(笑)
    大人しくしてるわけな...続きを読む

    0

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