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欧化政策、村共同体の崩壊、新しい価値観の波-。現代にも似た転換期の日本、明治後期という時代を、「先生」も「私」も「K」も、それぞれの立場で必死に生きました。その心の揺れ、やむにやまれぬ行為の中にこそ、今をより深く生きるための、思いがけない光が潜んでいます。再読・精読の至福のうちに、どうかそれに出会ってください。漱石の「こゝろ」を、私たちはこれまで、ほんとうに、読んだといえるのだろうか。
Posted by ブクログ 2010年10月30日
『こゝろ』を読んだのは高校2年生の頃だった。『こゝろ』だけでなく、漱石の小説は高校生の時分に1年7箇月かけて全て読破した。私の骨髄の奥には漱石がある。 30年経ち、いまこの評論を読んでまた改めて『こゝろ』を読んでみたくなった。「私」よりも寧ろ「先生」に近い齢となった今、受け留める印象もまた変わってい...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年07月28日
夏目漱石「こヽろ」について、成立と構造を述べたのち上・中・下の展開に沿って論。新書版なので持ち運びがしやすく、なおかつすっきりとしている。
上における「私」と「先生」について、鎌倉の海でバシャバシャと泳ぐ私/ぷかりと仰向けに浮かぶ先生などから、「私」と「先生」のあいだにあるずれのようなものを探る。...続きを読む
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