配信予定・最新刊

作品一覧

  • 韓国の都市伝説 ――民俗学者の怪談ノート
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    韓国の都市伝説 ――民俗学者の怪談ノート

    ビジネス・実用

    -
    1巻968円 (税込)
    学校/受験/兵役/病院/死神/風水/祖先祭祀/高層アパート/タクシー/地下鉄/ネット怪談…… 近くて遠い。遠くて近い。 民俗学の第一人者が記す厳選テーマと各章解説! 海を挟んだ隣国においても「こわい噂」は絶えることがない。逢魔が時の学校、無人のトイレ、死と隣り合う病院の夜、軍隊内に伝わる囁き、密集する高層アパート、訪れる死神、祖先たちに捧げる祈り、圧政への抵抗、ネットに広がる誰かの言葉──都市伝説とは即ち社会の鏡であり、文化を知るための扉でもある。民俗学研究の第一人者が現地で採集した貴重な説話の数々を紹介&テーマ別にガイド。 ※本書は2003年刊『日本より怖い韓国の怪談』の改題・増補版です 【目次】 民俗学者、韓国で都市伝説と出会う (ちくま文庫版書き下ろし) 一冊目 学校の怪談 二冊目 受験地獄 三冊目 病院にて 四冊目 軍隊の噂 五冊目 乗っていくもの 六冊目 高層アパート 七冊目 人形たち 八冊目 あの世からの使者 九冊目 死んだはずの人なのに 十冊目 祖先祭祀 十一冊目 女の神秘と怪 十二冊目 獣の霊力、竜の祟り 十三冊目 おまじない もう一つの「都市伝説」(ちくま文庫版書き下ろし) デジタル化する都市伝説(同上)
  • 東京の民俗学
    NEW

    東京の民俗学

    ビジネス・実用

    -
    1巻1,980円 (税込)
    大都市・東京の近代的な装いの下には、死者たちの声と原初的な信仰に彩られた古層が息づいている……! 太古の祭祀から江戸時代のにぎわい、急速な近代化の痕跡、さらには戦争の傷あとから戦後復興まで。民俗学者が東京をくまなく歩き、深く隠された、東京の見えない過去を呼び覚ます。民俗学は街の成り立ちや地域の風習を理解するためにも最適な学問だった!
  • 恐怖の民俗学

    恐怖の民俗学

    ビジネス・実用

    3.6
    1巻1,045円 (税込)
    見てはいけない。 あの世からの声、不気味な裏山、ニュータウンの亡霊、忽然と消えた黒い人影…… ひとは、この世ならざるものをなぜ見出し、いかにして語ってきたのか。 境界に「気配」を感じ、怨霊は生者を祟り、禁忌はひとり歩きする。 本書では、妖怪から幽霊、都市伝説、ネット怪談まで、民俗学の視点から恐怖の「深層」を探る。 私たちをとらえて離さない、忌まわしくて魅力的な恐怖の正体とは――。 ※カバー画像が異なる場合があります。
  • 眠れなくなるほど面白い 図解 民俗学の話

    眠れなくなるほど面白い 図解 民俗学の話

    ビジネス・実用

    3.7
    1巻1,089円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 現代の社会を知る上でも重要な学問ともいわれる「民俗学」。そもそも「民俗学」とは「民」(=人々)について「俗」(=ヴァナキュラー)の視点で研究する学問であり、日本においては、春夏秋冬の年中行事や風習から、身近な衣食住の伝統や習慣など、都市や地方のあらゆる「文化・もの」について、歴史や謂われ、理由などが存在する。本書では、現代にも繋がる礼儀やしきたりや祭祀、文化や風習、民間伝承、芸能、文化遺産から、昔話、怪談、(都市)伝説、B級グルメ、ネットミーム、パワースポット、七不思議伝と言われるものまで幅広く取り上げ、「現代民俗学」としてあらゆるジャンルについてわかりやすく紹介、解説する。
  • 創元ビジュアル教養+α 昔話の民俗学入門 民間伝承の秘密を読み解く

    昔話の民俗学入門

    ビジネス・実用

    3.8
    1巻1,980円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 昔話を民俗学で読み解くと、こんなに面白い!「金太郎」は神と巫女の間に生まれた?昔話の舞台としての「ムラ」とは?「玉手箱」や「てるてる坊主」の本当の役割とは?「炭焼き長者の子孫」や 「子守歌の悲哀」など。漫画家zinbeiの図解イラストで、昔話や童謡、民話や伝承に隠された様々な謎を解き明かしていく。一項目、見開き二ページ完結で読みやすい。『現代民俗学入門』の続編的内容。
  • これからの時代を生き抜くための民俗学入門

    これからの時代を生き抜くための民俗学入門

    ビジネス・実用

    4.2
    1巻1,760円 (税込)
    ここ数年、「文化人類学」が話題となっていますが、それに続き2023年頃から「民俗学」もかなりスポットを浴びています。「文化人類学」は自分の住んでいる場所から<外>に出る学問ですが、「民俗学」はその逆で、自らの住んでいる場所にある習俗を見つめ直す学問です。この二つは表裏一体の学問とも言えます。「文化人類学」と同様、最新の「民俗学」の入門書がいま求められています。そこで本書は、一般の読者にもわかりやすい丁寧な解説、そして知的好奇心をそそられる興味深い内容で構成する、まさに民俗学入門書の決定版といえる一冊となります。 【構成】 第1章 民俗学とは何か 第2章 「たましい」で考える ~パワースポットの来歴からケガレ論まで 第3章 「ことば」で謎を解く ~民族語彙、地名と方言、口承文芸から読み解く 第4章 「生」のリアリティと向き合う ~生存の技法から生きづらさまで 第5章 民俗学の聖地を歩く ~旅の学問としての民俗学 第6章 私と民俗学 【著者プロフィール】 島村恭則(しまむら・たかのり) 1967年東京都生まれ。筑波大学大学院博士課程歴史・人類学研究科文化人類学専攻単位取得満期退学。関西学院大学社会学部長、教授。世界民俗学研究センター長。博士(文学)。専門は現代民俗学、民俗学理論。著書に『〈生きる方法〉の民俗誌』(関西学院大学出版会)、『民俗学を生きる』(晃洋書房)、『みんなの民俗学』(平凡社)、『現代民俗学入門』(創元社)などがある。
  • 創元ビジュアル教養+α 現代民俗学入門 身近な風習の秘密を解き明かす

    現代民俗学入門

    ビジネス・実用

    3.2
    1巻1,980円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 なぜトイレにはスリッパがあるの? 火葬場で箸わたしをするのはどうして? そのヒントは、民俗学にありました。民俗学の知識を使って、ネット上の美談からLGBTQIA+まで、現在の世の中の各所に潜むいろいろな疑問や話題を取り上げ、豊富な図解とともにわかりやすく解説します。民俗学は現代社会でも使える、生きた学問だった!
  • みんなの民俗学

    みんなの民俗学

    ビジネス・実用

    3.9
    1巻770円 (税込)
    民俗学は昔の慣習を伝えるだけの学問ではない。人はなぜパワーストーンを身につけるか?といった身近な話題を、現代民俗学〈ヴァナキュラー〉の視点で掘り下げていく。

ユーザーレビュー

  • 恐怖の民俗学

    Posted by ブクログ

    「上から目線」なるほどな視点。かつ安全な状況の場合は、ホラーを楽しめる、か。脳の認識、精神性、口承の不完全性。面白い。
    霊現象の事例もなかなか怖い。科学的に明らかにされているものはきちんと説明があり、解明しえない圧倒的な深い恐怖は、そのままに書かれている。祟りとして何かを知らせているのか。沖縄のユタ、もう少し知りたい。

    0
    2026年10月11日
  • 恐怖の民俗学

    Posted by ブクログ

    本書は、自然の驚異に対して、原初的な恐怖を感じていたところから、文明の発達によって妖怪や幽霊となり、やがてエンタメとして消費されキャラクター化されると怖いの対象ではなくなっていくという「恐怖」の歴史的な変遷と考察を交え、怨霊、死霊、幽霊という曖昧だった区分を明確に分類している。

    恐怖とはつまり、投影(プロジェクション)であるということも脳科学的な側面から解説している。

    わたしたちがブランド物に価値を投射することと、心霊スポットに「怖い」という物語を投射することは同じ構造だったなんて! 

    わたしたちが恐怖を感じる一つの場所として「リミナルスペース」というものがある。

    これは廊下やロビー、無人のショッピングモールなど、本来は「通過点」や「移動のための一時的な場所」であるにもかかわらず、誰もいなくて静まり返った不気味な空間を指す言葉(ウイキペディア)である。

    本書では伝統的なリミナルスペースは山道や峠道、夜道であったとしている。

    そして脳は、文明が発達し現代的で機械的、合理的な空間で創られている都市となった現代でも、非現実的な隙間をみつけて、説明のつかない恐ろしさを投影してしまうというのだ。怖い。

    「妖怪」はもはやキャラ化され、恐怖の対象ではなくなっている。
    「幽霊」のキャラ化も、貞子は愛されキャラとしてさまざまなグッズになっている。
    幽霊もエンタメとして消費されるうちに恐怖の対象ではなくなる日がくるかもしれない。

    そうなったとき、「説明がつかない」エラーである恐怖とはどういったものになっていくんだろう。

    そういえば、「ヒトコワ」というジャンルもありますね。
    人。最後まで残る、恐怖の対象、それは「ヒト」なのか…。

    0
    2026年09月21日
  • 創元ビジュアル教養+α 昔話の民俗学入門 民間伝承の秘密を読み解く

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    以前から昔話には興味があった。
    昔話と伝説の違いがこの本には明確に書かれている。昔話が土着化し特定の場所や時代と結びつけられると伝説となる。
    昔話のほうがどうやら古く一般的なようである(知らなかった、伝説の方が古い感じがしてた)。
    先日会った友人に「羽衣伝説」(天女が水浴びのために木に羽衣を掛けて水浴びしている間に、それを見かけた男が羽衣を隠してしまう話)は水のある場所に生まれる、と話していて、当たり前のことなのに、全く気づいていなかった。友人の住む県の水が湧くところにやはり羽衣伝説があるという。
    河童の話も取り上げられていて、子どものころに聞いていた「尻こ玉を抜く」というのが、よく分からず、どこのことだろう?と疑問に思っていた。河童の出てくる話「九十九峠」というお話では人間の肛門を99個持っていくということになっていたが、そもそも肛門ってとれるか?と疑っていた。今も謎である。
    河童、ケンムン、キジムナーが並べられていた。奄美大島のケンムンについては全く知らないので、調べてみたいと思う。
    異類婚姻譚の代表的な話で「蛇の婿入り」が取り上げられていた。蛇が神聖視される土地では蛇の子を産み、蛇を忌避する土地では蛇の子は流される。興味深い。
    沖縄の紙商店の写真があり、結納品を扱っているという看板。調べてみたら、今でもあるらしく、沖縄風結納と書かれていた。目録や物品は本土のものと同じ物もあるが、サーターアンダギーなどが書かれていたのは沖縄独特だと思う。祖先祭祀が盛んなことも関係あるのだろうか。
    禁足地の話も面白かった。日本の禁足地を調べてみた。八幡の藪知らずは有名だけど、宗教的なものが多いのだと感じる。入ってはいけない場所は減り続けているようだ。
    さらっと読むのにはちょうどいいし、深めたいなと思うときはスマホ片手に調べながら読むのもよい本。

    0
    2026年08月21日
  • これからの時代を生き抜くための民俗学入門

    Posted by ブクログ

    民俗学のことを知りたいと思い手に取った本書。
    入門系は個別具体の日常の事例と民俗学との関わりを羅列する形での内容が多いのに対し、本書はより体系的に民俗学を学ぶとはどういうことなのか?
    というスタートラインに立たせてくれるような内容である。そのため個別具体的な内容というよりは、これから民俗学の講義をする、最初のイントロダクション的な要素が強かった。

    民俗学を1冊で楽しみたい人には向かないが、これから様々な本で民俗学を学びたい人にとっては、最も良い1冊でした。これを読み、すでに私も別の民俗学の研究や柳田國男さんの作品に手を出し始めました。

    0
    2026年05月18日
  • これからの時代を生き抜くための民俗学入門

    Posted by ブクログ

    これからの時代に必要な民俗学を解説した著書。

    民俗学は、啓蒙主義や合理性などのドミナントな価値観に対し、各地域文化や人々の暮らしの固有性や、合理性では割り切れないものを研究対象とし、価値を相対化する役割や、過去や他地域と比較することで現在の自分たちの文化や暮らし(アイデンティティ)をより深く理解し、未来を考えることに役に立つ学問だと思う。

    現在を史学することとして、例えばゴキブリという存在は、過去は隙間の多い日本家屋では、虫は家の中に居て当たり前の存在で、人が蚊帳の中に入り、それらを避ける暮らしであったが、気密性の高まった現代の家屋では居てはいけない存在となり、異物感を感じたり、殺虫剤を常備するという習慣に変化した。また、ゴキブリの駆除方法として、トイレに流すという家庭が多くなっているが、過去のたいまつの灯で虫をおびき寄せて、川に流す虫送りという風習における、秩序維持のための排除装置としての川が、水洗トイレに置き換わったという視点を民俗学は提示する。

    日本における土木叩きでは、昔、土を深く掘ることは自然に無理に手を加えることになるため、タブーとされており、生活のために井戸などを掘る人は、軽蔑の対象となっていた。その文化的背景が存在することを示唆する。

    結婚においても、昔の庶民は、村内の女性の元に男性が通い婚をし、子供を身ごもったら、嫁に迎えるという2段階の結婚プロセスであった。武家は、嫁入りからの結婚生活を始めるスタイルで、戦後はこのスタイルが主流になった。しかし、後者は性格も価値観もわからない中夫婦生活を営むというリスクがあり、不自然な形態であった。現代では、同棲生活を経てから、結婚に至る昔の庶民のスタイルが、形を変えて復活しつつある。

    このように、現在の習慣と過去の習慣を紐づけることで、現在の習慣の過去からの影響や変遷が明らかになり、今の生活の理解度が上がる。

    また、霊的なものを主体にした文化についての記述も面白い。
    霊的なもとのとして、超自然的な力としての霊力、形象化された霊魂、を元にした生活風習や信仰が根付いている。ハレとケは、霊力によって営まれるケという状態と、霊力がなくなり、充填するためのハレ(張れ)のことであり、霊力の消費プロセスや枯渇をケガレ(気離れ)と呼んだ。
    この霊力の消費と充填に基づき、お正月のお年玉(お年魂)やお歳暮、お中元などは、霊力を込めた贈答品を送り合う習慣であった。
    正月に食べるお持ちや、海岸に打ち上げられた丸い石、子供の衣服に施された矢の形の背守りなどは、霊力の充填や霊力の脱離を抑制する目的で行われていた。

    時間という言葉も、時はハレを表し、間はハレとハレの間のケを表しており、その二つで時間という言葉になっている。また、地名でも由比ガ浜は、結という自由参加の相互扶助的な漁場であったのに対し、田子の浦は、田子と呼ばれる労働力を元にした軍隊的漁の行われた場所を意味する。

    また、宮本常一は、伝承に注目する民俗学的なことよりも、苦しい状況でも忍耐と工夫で生き抜く人々の生活自身に注目するようになる。その中には、農や漁に生きた人々の具体的な技能や自然知も含まれる。

    川島秀一は、東日本大震災後の沿岸地域での海との隔離をを前提とした画一的な減災対策に対し、災害を受け入れ、漁師として海と暮らすあり方があったことを提示する。

    六車由美は、介護の現場で、それぞれの人が持つ事情やワケを聞き取り、マニュアルでは拾上げられない物語を被介護者と紡ぎあげる。人間のせつなさとしょうもなさ。せつなさとは、ひとびとがそれぞれ生きる時代や地域や状況の中で、ひたむきに忍耐と工夫を嵩ね、一生懸命に日々の暗しを営んでいることへの感嘆と賛辞である。しょうもなさとは、そうした人々が差別や抑圧や暴力の被害者となり、また加害者や、無責任な傍観者になる。学んでもまたすぐに忘れてしまい、また同じ過ちを繰り返す。あざなえる縄のごとく立ち現れる。

    資本主義、合理主義、啓蒙主義などのドミナントに対して、価値を相対化して、多様な視点を得るためだったり、日々の暮らしの中で知と知が結びつく知的探求心の満足が得られた里、過去を知ることで現在の習慣や暮らしの解像度が上がり、未来を考えやすくなったり、そのままにしていると失われる他者の記憶の器になることが、民俗学の魅力なのではと思った。

    0
    2026年02月08日

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