会社をよくするのに必要なのは、「スキル」よりも「センス」を磨くことである。会計技術であれ英語力であれ、単なるスキルをアップさせても「経営」はよくならない。「よい会社」には根幹の戦略に骨太な論理=ストーリーがあり、そこにこそ「経営センス」が光るのだ──。本格的な経営書として異例のベストセラーとなった『ストーリーとしての競争戦略』の著者が縦横に語り尽くす「経営の骨法」。
ユーザーレビュー
Posted by ブクログ 2016年11月28日
仕事でセンスという言葉をよく使うようになった今日この頃。納得度の高い一冊となった。結局個人レベルでいけば論理力の組立が大事ということだな。意識と時間の使い方の問題だから日々意識していくこととする。
Posted by ブクログ 2013年12月18日
経営学の楠木教授による、経営に必要となる論理を、様々な視座から語った一冊。内容は骨太だが、楠木先生らしさと新書らしさとが相まって、とっても読みやすく、単純に読み物としておもろーに纏まっている。
最後の「思考の論理」は楠木先生が事ある毎に繰り返し主張されている“考え方の基本のキ”がコンパクトにまとめら...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年06月15日
経営するのは、スキルだけではできない。
経営は特殊解なので、センスが必要だよ。
ダケド、この本は、マニュアル本ではないので、
センスは、どう磨くのかということは、書いていない。
だいたい、センスなんて教えることはできない。
そんなもん自分で磨くもんじゃろ。
センスがあれば、自分で事業をしているわい...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年11月04日
競争戦略の専門家による、経営センスについて記した本。著書「ストーリーとしての競争戦略」が、かっちりした内容であったのに対し、本書は、著者の考えをざっくばらんに述べたものと言える。口語調であり話もあっちこっちに飛ぶが、興味深い箇所が多く、気軽に面白く読めた。
「(スキルよりセンスの説明)モテようと思...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年05月07日
ストーリーとしての競争戦略の著者の新書です。日経新聞広告をみて購入。一言で経営学に関するエッセイというところでしょうか。巻末に、ダイヤモンド社のオンラインサイト「ハーバード・ビジネス・レビュー」の連載の集約・編集の記載あり。
前書でも感じましたが、競争戦略論の専門家でありながらも、著者のセンス・主観...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年04月25日
著者は「すぐによく効く新しいスキル」をもとめている人が多いと書いてあるが
それは正しいと感じた。
人は皆失敗する事を恐れ、模本解答を求める。
そしてそれは社会人になってからも同様であらゆる物事をケースで対処しようとする。
その方が楽で安心だからだ。
だが、これから新しいイノベーションを起こすには非連...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年03月21日
面白かったです。氏の言われるとおり、イノベーションとは非連続的な価値の創造なんですよねー。これがなかなか解っていてもできない。経営者は一度成功したから、今の地位があるわけでそれを自ら壊してまで新しい道を作るのは大変なこと。どこの大企業でもイノベーションというけど、本当にやっているとは思えませんね
Posted by ブクログ 2014年11月22日
・優れた経営者はなぜハンズオンなのか。自分の事業に対してオーナシップがあるから。「俺がこの事業をしている」というメンタリティー、気構えの問題。
・優れた経営者といえども人の子。「何をやらないか」がはっきりしている。「ハンズオフ」である。
・草食系世代はホスピタリティの精神も強い。仕事の目的と意義がわ...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年10月13日
後半はダレるが、なかなか秀逸。
イノベーションは非連続と連続の組み合わせであること、分析麻痺症候群に陥るのではなくストーリーを描く大切さ、具体と抽象を行き来することの大切さを学んだ。