非道、行ずべからず

非道、行ずべからず

775円 (税込)

3pt

文化六年元旦、江戸最大の劇場(こや)、中村座が炎上し、焼け跡から、男の死体が見つかる。正月興行に水をさされ、下手人が身内でないことを祈る劇場主十一代目中村勘三郎。だが折しも、三代目荻野沢之丞が、誰に名跡を継がせるか、話題となっていた。反目しあう兄弟、戯作者、帳元、金主等、怪しいヤツばかり。北町同心達が謎を追ううち、次なる殺人が…。芸に生きる男達の修羅地獄を描く長編時代ミステリー。

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「風姿花伝」三部作 のシリーズ作品

1~3巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~3件目 / 3件
  • 家、家にあらず
    660円 (税込)
    江戸北町奉行同心・笹岡伊織の娘瑞江は、おば様と呼んでいる御年寄職・浦尾の勧めで、大名砥部奥御殿に奉公へ。否応なく、陰湿ないじめや、長局内の勢力争いに巻き込まれていく。折しも、砥部家に勤める女が役者と起こした心中事件を、伊織が探索することになり……。閉ざされた“女の城”で瑞江が遭遇する不可解な事件の数々。家と血の絆を巡る長編時代ミステリー。
  • 非道、行ずべからず
    775円 (税込)
    文化六年元旦、江戸最大の劇場(こや)、中村座が炎上し、焼け跡から、男の死体が見つかる。正月興行に水をさされ、下手人が身内でないことを祈る劇場主十一代目中村勘三郎。だが折しも、三代目荻野沢之丞が、誰に名跡を継がせるか、話題となっていた。反目しあう兄弟、戯作者、帳元、金主等、怪しいヤツばかり。北町同心達が謎を追ううち、次なる殺人が…。芸に生きる男達の修羅地獄を描く長編時代ミステリー。
  • 道絶えずば、また
    660円 (税込)
    江戸中村座。立女形三代目荻野沢之丞が、引退を決めて臨んだ舞台で、奈落へ落ちて死んだ。大道具方の甚兵衛が疑われたが、後日首を吊った姿で見つかる。次に沢之丞の次男・宇源次が、跡目相続がらみで怪しまれた。探索にあたる北町奉行所同心・薗部は、水死体であがった大工の筋から、大奥を巻き込んでの事件の繋がりに気づくのだが……。多彩な生き様のなかに芸の理(ことわり)を説く長編時代ミステリー。

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非道、行ずべからず のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    先日読んだ「道絶えずば、また 」の前(々?)作です。
    歌舞伎の世界を舞台に、謎や、人の業がうずまく、読み応えありのミステリに仕上がっています。
    松井さんの作品はキャラが薄いのが惜しかったのですが、本書は登場人物のキャラクターもしっかりしていて、良かったです。
    やはり、こちらを先に読んでおくべきでした

    0
    2009年10月29日

    Posted by ブクログ

    10/13 今まで読んだことのない感覚だった。時代物なのに現代っぽいリアルさが不思議。骨組みがしっかり。あと「非道」に対する考察の貫かれ方。

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    江戸時代の歌舞伎界を舞台にしたミステリー。
    「道絶えずば、また」を先に読んでしまい、この本を読みたくなりました。先にこちらを読みたかったです。
    芸の道は奥深い。そして凄まじい。

    0
    2022年02月10日

    Posted by ブクログ

    歌舞伎の舞台裏を舞台とした犯人捜しのミステリー

    歌舞伎の舞台裏が詳細に具体的に描かれている。
    この時代の日本の町人文化のすごさ、江戸、大坂などの大都市の町人のエネルギーの大きさ、強さを、あらためて感じる。

    0
    2014年05月17日

    Posted by ブクログ

    今、新しい本&積読がないので再読。松井氏の本は本書が初めてなんだけどすごく面白い!
    歌舞伎界を舞台にし、芸人の当時の暮らし方などとっても興味深かった。
    謎解きは・・・まぁ~普通といえば普通だけど、舞台設定や日本人特有の「人情」などなど、おもしろいということもあり最後まで楽しく読むことができた。
    あと

    0
    2013年06月27日

    Posted by ブクログ

    江戸の3座のひとつ・中村座の焼け跡から一人の男性の死体が見つかる。当代とっての女形・沢之丞の名跡を息子のどちらかに継がせるかが話題になっていた。戯作者、劇場主、帳元、金主など、中村座をめぐる不穏な空気が流れる中、次の殺人が。

    いや~、おもしろかった!同じ時代小説のミステリーでも、宮部さんとは違って

    0
    2010年02月10日

    Posted by ブクログ

    久々に読み応えのあるものに出会えて満足!
    歌舞伎の表の華々しさだけではなく、その裏側の生々しい現実、芸の道に事細かにリアルに描かれていて、江戸の世の話なのにまるで現代に通じるものを感じてグイグイと惹きこまれていきました。
    テレビの勧善懲悪もの時代劇ドラマを見慣れているためか、時代小説は「死んだ息子の

    0
    2009年10月16日

    Posted by ブクログ

    読み応えがあり、面白かった。江戸芝居町の風俗がきめ細やかに且つ生々しく描かれていて良い。本格時代ミステリーの傑作。

    0
    2009年10月07日

    Posted by ブクログ

    江戸時代の歌舞伎の世界を舞台にした、ミステリー。
    なかなか犯人が分からなくて、うまい仕掛けだなと思ったけど。
    545ページを使ってその終わり方?
    と、ちょっとがっかり。

    0
    2015年04月18日

    Posted by ブクログ

    内容(「BOOK」データベースより)
    文化六年元旦、江戸最大の劇場、中村座が炎上し、焼け跡から、男の死体が見つかる。正月興行に水をさされ、下手人が身内でないことを祈る劇場主十一代目中村勘三郎。だが折しも、三代目荻野沢之丞が、誰に名跡を継がせるか、話題となっていた。反目しあう兄弟、戯作者、帳元、金主等

    0
    2014年07月16日

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