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シングルマザーで働き詰めの母に代わって車椅子の弟の面倒を見てきた岡崎成道は、看護師を目指して大学に進学する。40人のクラスに男子はたった5人。覚悟はしていたものの看護業界は女性中心で、講義も実習もトラブル続きだ。自分は必要とされていないのではないか。思い悩む成道は、ある患者の担当になり――。
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Posted by ブクログ
ストーリーに引き込まれ、一気にに読み上げた。 いたるところに気づきがあり、目頭が熱くなるフレーズが随所に! 主人公の駆け引きのない、まっすぐなところに共感もおぼえた。 何故このタイトルなのか初めは分からなかったが、深い意味があったことが分かった。 初めて読む作家さんだが、また読んでみたい。
「リラの花咲くけものみち」で獣医師を志す少女の姿に胸打たれましたが、今度は看護士を志す少年が主人公。 読み終えるまでに、一体どれほど感情を揺さぶられたか……! 看護師学校が舞台の「医療×青春小説」。看護師になるための勉強に、家庭でも弟の身の回りのお世話のために日々忙しくしている成道。母のために、弟...続きを読むのために……成道の歩む看護師への道のりは肉体的にも精神的にも過酷で、でも、どこまでも彼は優しくて、娘を持つ母として胸が痛くなりました。 しんどいとき、心が折れそうなとき、誰かの存在や言葉が励みになり、未来に繋がる「今」に繋ぎ止めてくれることがある。 成道が実習を通して患者さんと共に過ごした時間やご縁は、きっとその後の看護師人生を励まし、温め続けてくれるものになるはず。 いつも優しく、ひたむきに前を向いて頑張り続けた彼に、大きな拍手を贈りたい! 成道と晴道兄弟。二人は本当に似ていて、どっちもすごく頑張り屋。成道の積み重ねてきた日々に思いをめぐらせました。心の中でエールを送りながら、それが自分への励みにもなっています。 心に染みわたるストーリー。清々しく、温かな感情に満たされました。 また大好きな作品が増えました。 これは是非兄弟のその後を描いた作品も読みたい!! 『いつかこの目で見たい理想の風景を心に持つことは、生きる力になる。』 『でもさ、努力って消えないんだ。頑張ったことは一生自分の中に残る。生きる力になってるんだ』 『外の世界に触れたことで自分は希望を持った。希望を持つと人は努力ができる。努力をすれば未来が拓ける。』
藤岡陽子さんの作品は久しぶり。 交通事故で父親を亡くし、自分の時間の全てを家族に捧げてきた少年が、憧れていた看護師を目指して大学に進学、そして....っていうお話。 生、傷、病、死に向き合う医療と看護の世界。 命に関わる仕事の大変さがこの作品で少しだけですけど想像することができました。 読み終わ...続きを読むった時の感想を一言で言うと『終わってもた( ; ; )』 もっと続きを読みたいなって思う素敵な作品でした。 ありがとうございましたm(._.)m
シングルマザーで働き詰めの母に代わり、交通事故で車椅子生活となった弟の面倒をみてきた岡崎成道は、就職を勧める母親の反対を押し切り、看護大学に進学する。40人のクラスに男子はたった5人。看護業界は女性中心で、講義も実習もトラブル続き。そんな時、ある患者の担当になり…。 現在、日本での男性看護師の割合...続きを読むは8パーセント程度だという。確かに、男性看護師に出会ったことがほとんどない気がする。 シングルになったということで、全てを抱え込んでしまっている成道の母親に最初はかなりひいていたが、最後の最後に成道の味方になってくれたのは良かったと思う。 けど、同じような母親は世の中にはきっと多いのだろうなぁ。 家族だから、兄弟だから、弟の面倒をみるのは当たり前という考え。そして、看護師は女性ばかりという現実。古い考えの今の日本を縮小化したようなストーリーだったが、成道がその閉鎖的な世界を切り開いて欲しいと思った。 「携帯電話の充電は100パーセントフル充電ばかりすると早く劣化してしまう、80パーセントくらいがちょうどいい。人間も同じ」って、めちゃくちゃ納得。程よい余力を残しながら、生活しよう!
今回の藤岡さんも最高でした。医療従事者だけあって現場での描写や看護大学の授業や患者さんとのやりとりも臨場感あって実話のようでした。交通事故で看護師だった父を亡くし障害を抱えた弟の面倒をみながら看護師を目指している成道が主人公。涙が止められなくなる場面は数知れず。友情、家族愛、看護師になりたいと思う情...続きを読む熱・・・いろんな情に溢れた物語でした。
小説の終盤は涙なしでは読めませんでした。 看護師でもある藤岡陽子さんがこの小説で伝えたいことが、リアルに伝わってきました。 主人公の岡崎成道はヤングケアラーで、母親を支え、弟の世話をして日々フル回転で生きています。そんな彼が看護師を目指す小説でした。 ほぼ女性ばかりの看護大学での学びのなかで、主...続きを読むに実習での出来事が描かれていました。産まれてくる命、亡くなる命に向き合うためには、覚悟が必要だと感じました。 看護大学の学びの多さ、臨床の場での現実、そして家族や仲間との関わり方などが書かれていて、心が揺さぶられる場面もありました。 強い人も弱い人もいるけれど、自分なりに生きていくために、誰もが頑張っていることにも心を馳せることができました。 この本を読んでよかったです。 そして、今、自分ができることをやれる自分でいたいと思いました。 お薦めの一冊です。 〈目次〉 第1章 白衣の力士 第2章 一歩の勇気 第3章 約束の握手 第4章 秋のエスケープ 第5章 始まりの音 第6章 天国からの伝言
看護士を目指す大学生たちを描いたお仕事小説。素直な文章でわかりやすくとても読みやすい。これは自信を持って勧められる1冊に出会えた。本当に良い本。 看護学校は1クラス40人中男子は5人だけでまだまだ男性看護士の認知度は低い。 高齢の男性など特に『看護婦さん』のイメージが強いようで、主人公の成道も初め...続きを読むての実習で患者から『男なんかに世話されたくない』と拒否されてしまう。 そういえば『スチュワーデス』の認識が変えられない年配者が、男性の客室乗務員を怒って拒否した話を聞いた。男性保育士にも担任を拒否する保護者がいたと聞く。そんな差別がまだたくさん残っているとは。 自分は受け入れられないのでは⋯と落ち込む成道を、末期癌を患う西田さんがトラブルを聞きつけ翌日から実習を受け入れてくれる。 西田さんは『君は悪くない』『卒業したら青いナースシューズを贈る』と約束して励ましてくれる。 看護学生が卒業するまでの4年間にたくさんの患者さんが実習を受け入れる。それがなくては看護学生は1人前になれない。医大生もそうだろう。人が人を育てるのだと思った。 さらに成道は物心ついたときからヤングケアラーで母親と身体の不自由な弟にべったり依存されている。中高と部活も遊びもあきらめて家族のためだけに時間を全て使ってきた。 この学校生活で初めて家族以外の人と深く関われる。それを不安に思ってひどい言葉を投げつける母親。 この関係をどうしていくのか、読み応えがあった。 これからの活躍をもっと読んでいきたい。
藤岡陽子さんの描く物語に魅了されて何冊も読み、この作品で10作品めになる。 『青のナースシューズ』は看護師を目指す大学生、岡崎成道の視点で描かれた話であるが、父親が亡くなった事故の話から始まり、実習先の癌患者西田さんの話、事故の後遺症で下半身が不自由になり引きこもりになってしまった弟の話、訪問先の患...続きを読む者伊佐泰江さんの話、どの話も読んでて目頭が熱くなり、最終的には涙腺が崩壊してしまった。 弟の面倒を見て、仕事で疲れている母親の代わりに家の家事をやる成道の人間性が素晴らしい。 男性看護師を目指す学生がまだまだ少なく、成道の通う看護大学の学年に男性は9人しかいない。 成道は、看護師を目指す強い気持ちを持ちながら、時々は男性ということで偏見の目で見られることに心を打ち砕かれる。 それでも実習先の患者さんや同級生の仲間に支えられて前に進んでいく。 医者だけではない、看護師さんも人の命を救うために頑張ってくれてるんだって勇気づけられる。 タイトルとなった青のナースシューズの持つ意味も素敵な話だった。 西田さんが成道に言う、きみは相手を見て態度を変えたりしない、まっすぐな人間です。だから一緒にいると安心できた。ほんの数日だったけれど、初夏の樹々のようなきみの健やかな青さは、弱った体と心に染み入りました…。 このことこそ患者にとって素晴らしい看護師なのではないだろうか。 成道のように弟を想い、母を想い、亡くなった『白衣の力士』と言われた看護師だった父を想い、自分を犠牲にしても相手のことを想う成道だからこそ、患者はほんの少しの間でも心を預けられると感じるのだろう。 世の看護師を目指す若者も、今看護師をしている人たちも、もちろん看護師をしてない人たちも、たくさんの人に読んでもらいたい。 素晴らしかった。 いつか続編も読んでみたい。
青のナースシューズは微妙だと思う いや空気読めない子か!( ゚д゚ )クワッ!! 確かに一人だけめちゃくちゃ鮮やかな青色のナースシューズ履いた看護師さん見たらちょっとひくけども! この人にお任せして大丈夫だろうか?って思うだろうけども! はい、看護師を目指して看護大学に通う男の子の物語です 母...続きを読む子家庭の上に事故で体が不自由な弟の介護しながら看護大学ですよ 特待生で学費免除を得るために常に学年2位以上をキープ って過酷過ぎるやろ!頑張り過ぎやろ! でもね松原さんも言うてましたよ、ここで簡単に「頑張らなくてもいいよ」って言うのは無責任だ!って あっぶね 松原さんて誰やねん!思った人は読めばいいがな
男性看護学生の成長物語。 藤岡陽子さんの作品にはいつも感動させられるが、この作品も本当に良かった。 何度も目頭が熱くなった。 主人公の成道くんは、真っ直ぐで優しくて魅力的な青年。 家族のこと、患者さんのことで思い悩む場面では、読み手側も胸が苦しくなった。 それくらい話に入り込むことができた。 劇的な...続きを読む展開はなく、辛い場面もあるのに、爽やかで熱い涙が流れてしまう感動作でした。
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藤岡陽子
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