雀の手帖(新潮文庫)

雀の手帖(新潮文庫)

781円 (税込)

3pt

4.0

食卓のおでんやすきやきが、筍とそら豆になるまでの一月から五月、何気ない日々の出来事を書き留めた百日の手帖。女にとって親密なことば「きざむ」、隅田川の意外な光景「川の家具」、道路掃除の仕事をする女のひとの話「掃く」、季節に心の機微を読む「春の雨」、ほか「おこると働く」「木の声」「朝の別れ」「豆」「吹きながし」等、移りゆく暮らしの実感を自在に綴って今なお古びない名随筆。(解説・出久根達郎、青木奈緒)

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雀の手帖(新潮文庫) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    幸田露伴の次女、幸田文による新聞連載をまとめた一冊。
    連載が掲載された1959年から早65年超を経ての新装版。
    新聞のコラム連載であり、一編の長さは、文庫本のページ数にして約1ページ半と読みやすい。
    「幸田家とその周辺で使われていた言葉」に昔の日本語の響きが合わさり、少々手こずる部分もあったが、現代

    1
    2024年09月30日

    Posted by ブクログ

    ビスケットとお茶をいただきながら、品の良いご婦人のお話をずーっと聞いてる気持ちになりました。60年ほど前の日本人の文章はなんとも味わい深くて豊かでした。

    0
    2024年11月27日

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