君を守ろうとする猫の話
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君を守ろうとする猫の話

1,485円 (税込)

7pt

お前なら、きっと本を取り戻せるはずだ。

幸崎ナナミは十三歳の中学二年生である。喘息の持病があるため、あちこち遊びに出かけるわけにもいかず学校が終わるとひとりで図書館に足を運ぶ生活を送っている。その図書館で、最近本がなくなっているらしい。館内の探索を始めたナナミは、青白く輝いている書棚の前で、翡翠色の目をした猫と出会う。

なぜ本を燃やすんですか?

「一番怖いのは、心を失うことじゃない。失った時に、誰もそれを教えてくれないこと。誰かを蹴落としたときに、それはダメだと教えてくれる友達がいないこと。つまりひとりぼっちだってこと」

ようこそ、新たな迷宮へ。

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  • 本を守ろうとする猫の話
    715円 (税込)
    「お前は、ただの物知りになりたいのか?」  夏木林太郎は、一介の高校生である。幼い頃に両親が離婚し、さらには母が若くして他界したため、小学校に上がる頃には祖父の家に引き取られた。以後はずっと祖父との二人暮らしだ。祖父は町の片隅で「夏木書店」という小さな古書店を営んでいる。その祖父が突然亡くなった。面識のなかった叔母に引き取られることになり本の整理をしていた林太郎は、書棚の奥で人間の言葉を話すトラネコと出会う。トラネコは、本を守るために林太郎の力を借りたいのだという。  お金の話はやめて、今日読んだ本の話をしよう--。  感涙の大ベストセラー『神様のカルテ』著者が贈る、21世紀版『銀河鉄道の夜』!
  • 君を守ろうとする猫の話
    1,485円 (税込)
    お前なら、きっと本を取り戻せるはずだ。  幸崎ナナミは十三歳の中学二年生である。喘息の持病があるため、あちこち遊びに出かけるわけにもいかず学校が終わるとひとりで図書館に足を運ぶ生活を送っている。その図書館で、最近本がなくなっているらしい。館内の探索を始めたナナミは、青白く輝いている書棚の前で、翡翠色の目をした猫と出会う。 なぜ本を燃やすんですか? 「一番怖いのは、心を失うことじゃない。失った時に、誰もそれを教えてくれないこと。誰かを蹴落としたときに、それはダメだと教えてくれる友達がいないこと。つまりひとりぼっちだってこと」 ようこそ、新たな迷宮へ。

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君を守ろうとする猫の話 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    前作が2017年、そんな前だったとは!
    こちらもとても良い作品。
    なんで本読むの?という小中学生におすすめ。

    喘息持ちの中2、幸崎ナナミは話をする猫の頼みを受け、盗まれて処分されていく本を救い出す冒険フィクション。
    要素は色々あり、諦めないこと、人は1人では生きていけないこと、本から得る世界の素晴

    0
    2024年04月24日

    Posted by ブクログ

    本を守ろうとする猫の話のシリーズだとみて読んだ本。
    前作が非常に好きで、続くとは思っていなかったし、前作の期待感でガッカリするんじゃないかと若干恐る恐る読んだが、今作も面白かった。今作だけでも読めるが、前作主人公が出てきたりと繋がりが感じられてよかった。今回は喘息持ちの主人公で、体が弱いからこそ人の

    0
    2024年04月11日

    Posted by ブクログ

    本は人を繋ぐこと、本の登場人物は友達で味方でいてくれることを教えてくれる素敵な1冊!!
    難しいと感じる言い回しが多くて言いたいことは分かるけどきちんと理解してるのか分からないからもう少し大人になったらもう1回読みたい。

    言葉だけでは全てを伝えられない。言葉だけじゃ言い表せないことだってある。言葉っ

    0
    2024年04月07日

    Posted by ブクログ

    色々考えされられた。
    想像力があるから人は迷う、というのも事実だと思う。
    想像力がないから他者への攻撃に躊躇がなくなる。想像力が無駄にあるから敗者になる。
    価値観が勝ち負けにあるとそう考えてしまうのだと思う。

    どんなものにも大事にしたら心が宿る。自分にそれも返ってくる。というのが響いた。

    0
    2024年04月06日

    Posted by ブクログ

    人は何故、何のために本を読むのか。

    共に歩み、作られ、増殖していく強大な力。
    それに負けない強い心を持つのは簡単ではないけれど、迷わないように、皆で生きていく事の大切さについて考えさせられました。

    また無愛想なあの猫に会いたい♬*°

    0
    2024年03月30日

    Posted by ブクログ

    夏川先生がこのシリーズを通して伝えたいこと、本好きにはすごく刺さると思います。
    おそらく夏川先生自身がものすごい数の本(それも名作として読み継がれているもの)を読み、本に救われ、その大切さを知っているからこその作品かなと。

    夏川作品に共通する、読みやすいのに哲学的メッセージが込められている感じがす

    0
    2024年05月10日

    Posted by ブクログ

    正直言って、前作の印象が少し薄れた状態でシリーズ2作目を読み進めた。猫の登場やストーリー展開は前作を踏襲しているが、この作品の主人公は最初から読書愛に溢れているし、前作の彼との関わり合い方も良い。戦うべき相手は悪ではないし、それぞれの想いがぶつかる場面の表現も素晴らしく涙腺を刺激する。読んで良かった

    0
    2024年05月02日

    Posted by ブクログ

    いろんな人に薦めたい本。

    本ってたくさんのことを教えてくれる。
    語彙力や表現の仕方などだけではない。
    「困っている人がいたら手を差し伸べること」
    「悩んでいる人がいれば耳を傾けてあげること」
    「お金より大事なものがあること」
    ホントその通りだと思う。

    「一番怖いのは、心を失うことじゃない。失った

    0
    2024年04月21日

    Posted by ブクログ

    『本を守ろうとする猫の話』よりもこちらの方が読みやすかった。本好きの熱量は前作の主人公、林太郎くんよりもナナミちゃんの方が強い気かな。

    本には力がある。

    そうなんだよね。人の心も体も動かす力があるんだよね。人間になくてはならないものなんだよね。

    「君を守ろうとするー」の君って誰?ナナミちゃん?

    0
    2024年04月13日

    Posted by ブクログ

    物語はシンプルであるが、内容はなかなか深い。
    本当に良い本を読む事に価値があることが知れる。
    現在山ほど本があるが、確かに勝つための本が多いのかもしれない。
    読書の意味を再認識することが出来る良書である。

    0
    2024年04月11日

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