オーラの発表会

オーラの発表会

1,540円 (税込)

7pt

「人を好きになる気持ちが分からないんです」海松子(みるこ)、大学一年生。他人に興味を抱いたり、気持ちを推しはかったりするのが苦手。趣味は凧揚げ。特技はまわりの人に脳内で(ちょっと失礼な)あだ名をつけること。友達は「まね師」の萌音(もね)、ひとりだけ。なのに、幼馴染の同い年男子と、男前の社会人から、気づけばアプローチを受けていて……。「あんまり群れないから一匹狼系なんだと思ってた」「片井さんておもしろいね」「もし良かったらまた会ってください」「しばらくは彼氏作らないでいて」「順調にやらかしてるね」――「で、あんたはさ、高校卒業と大学入学の間に、いったい何があったの?」。綿矢りさデビュー20周年! 他人の気持ちを読めない女子の、不器用で愛おしい恋愛未満小説。

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オーラの発表会 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年09月15日

    とても素敵な話です。
    感情が発達途上だけど素直な海松子、嫌われ者だけど機転が利くまね師、育ちの良さが滲み出る七光殿、旺盛な人サワクリ兄さん、人付き合いが器用なマッスモ、自己承認欲求女子りなっちとそのことに気づいて自己嫌悪するあぶらとり神、実直な父と見守る母。登場人物全員大好きで、何度でも読みたくなる...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年08月08日

    本を読んで爆笑したのは久しぶり!面白かった!人に興味がなく集団では生きにくい性格のルミコ、そして人真似ばかりして生きているマネ師との掛け合いが面白いし、ルミコの初めての恋も独特で面白かった。
    オーラの発表会(オナラの発表会)場面も好きだし、そこを題名にした綿矢りささんのセンスがツボでした

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    Posted by ブクログ 2023年07月19日

    すごくよかったな。
    「オーラの発表会」はどういう意味か最後の方までわからないようにしてあった。
    主人公の丁寧な言葉使い、行動や性格、私にはすごく魅力的にうつったし
    でてくる皆、キャラクターもなんかよくて、
    お父さんとの会話や、奏樹や萌音との会話、心地よいかんじがして、会話の部分は特に興味津々に読んだ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年06月11日

    この話、よかったー!
    冒頭の海松子の心配事にすごく共感してしまった。
    海松子好きだなー。
    最後まわりの人たちとの関わりにジーンときた。

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    Posted by ブクログ 2023年05月28日

    すごく面白かった!
    主人公の海松子は何処までも我が道を行っていて、同じ女性として、嫌味なく心から応援&好きになれる存在でした。萌音ちゃんも。

    みんなの中に溶け込みたい、普通であらねばと思う心にに、空気なんか読まなくていい!!何処までも自分を貫いてどんどん勘違いしちゃえ!!と言いたくなる素敵な物語で...続きを読む

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    購入済み

    吸い込まれる

    2021年09月06日

    この作品を読んでから鬱症状が軽減した。

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    Posted by ブクログ 2024年04月30日

    面白い。
    純朴な変人(社会になんとなく適応できない個性的な人て意味で)の話しが好きなのよ。
    独特の文体が、今村夏子みたい、と思った。
    今村夏子よりはもちろんマイルドだけど。

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    Posted by ブクログ 2024年02月15日

    初読み作家さん
    想像していたよりも面白かった

    なんとも不器用そうな主人公だ
    人間関係の構築が上手ではない女の子
    空気が読めない行動や言動、斜め上を行く行動
    主人公である海松子ちゃんは他者に興味がないよりも逆に興味津々なように思う
    本当に興味がなければあだ名なんて付けないと思うし、人の一挙手一投足に...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年01月31日

    綿矢りささんの小説初めて読みました。とても読みやすくてびっくり。好きです。
    主人公の女の子の感じ、大好きな村田沙耶香先生に出てくる女の子を彷彿とさせますが、こちらは普通の社会生活にちゃんと馴染んでいけそうな、綺麗な終わり方。先生の他の小説も読んでみようと思います。

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    Posted by ブクログ 2023年12月05日

    同時に男性二人からアプローチとは現実では中々起きない設定だけど、他人に興味がなく実家と家族で過ごすことが好き、という人は沢山いるんだろうなぁという点は共感。スッキリ読み終えた。

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