【感想・ネタバレ】オーラの発表会のレビュー

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Posted by ブクログ

とても素敵な話です。
感情が発達途上だけど素直な海松子、嫌われ者だけど機転が利くまね師、育ちの良さが滲み出る七光殿、旺盛な人サワクリ兄さん、人付き合いが器用なマッスモ、自己承認欲求女子りなっちとそのことに気づいて自己嫌悪するあぶらとり神、実直な父と見守る母。登場人物全員大好きで、何度でも読みたくなる一冊でした。

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2023年09月15日

Posted by ブクログ

本を読んで爆笑したのは久しぶり!面白かった!人に興味がなく集団では生きにくい性格のルミコ、そして人真似ばかりして生きているマネ師との掛け合いが面白いし、ルミコの初めての恋も独特で面白かった。
オーラの発表会(オナラの発表会)場面も好きだし、そこを題名にした綿矢りささんのセンスがツボでした

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2023年08月08日

Posted by ブクログ

すごくよかったな。
「オーラの発表会」はどういう意味か最後の方までわからないようにしてあった。
主人公の丁寧な言葉使い、行動や性格、私にはすごく魅力的にうつったし
でてくる皆、キャラクターもなんかよくて、
お父さんとの会話や、奏樹や萌音との会話、心地よいかんじがして、会話の部分は特に興味津々に読んだ

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2023年07月19日

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この話、よかったー!
冒頭の海松子の心配事にすごく共感してしまった。
海松子好きだなー。
最後まわりの人たちとの関わりにジーンときた。

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2023年06月11日

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すごく面白かった!
主人公の海松子は何処までも我が道を行っていて、同じ女性として、嫌味なく心から応援&好きになれる存在でした。萌音ちゃんも。

みんなの中に溶け込みたい、普通であらねばと思う心にに、空気なんか読まなくていい!!何処までも自分を貫いてどんどん勘違いしちゃえ!!と言いたくなる素敵な物語です。
『オーラの発表会』という表題の謎も最後まで楽しく読み進めることで解けますよ(^^)

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2023年05月28日

購入済み

吸い込まれる

この作品を読んでから鬱症状が軽減した。

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2021年09月06日

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この主人公のモデルとなる方が、作者の身近にいたのでしょうか。私の身近な人と似ていて、ちょっと胸を痛めながら読みました。
こういう人は、一種の発達障害グレーゾーンなんだろうな・・・と思っていますが、こういう人が増えているのでしょうか。実は昔からある程度いて、自分が気づかなかっただけなのか?
この主人公に、どうか明るい未来がありますようにと祈りながら読みました。

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2024年05月06日

Posted by ブクログ

面白い。
純朴な変人(社会になんとなく適応できない個性的な人て意味で)の話しが好きなのよ。
独特の文体が、今村夏子みたい、と思った。
今村夏子よりはもちろんマイルドだけど。

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2024年04月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

キャラクターがみんな魅力的だった。
特に主人公海松子のキャラクターは、個人的に連想させるこが周りにいて、声がそのこで再生されていたのだけど、一つ一つの行動、発言が愛おしかった。
最終的に芽生えた奏樹に対する責任感が海松子のこれからの軸となり、ますます海松子は海松子らしく生きていくだろうと想像し、あたたかい気持ちが拡がった。

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2024年03月07日

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初読み作家さん
想像していたよりも面白かった

なんとも不器用そうな主人公だ
人間関係の構築が上手ではない女の子
空気が読めない行動や言動、斜め上を行く行動
主人公である海松子ちゃんは他者に興味がないよりも逆に興味津々なように思う
本当に興味がなければあだ名なんて付けないと思うし、人の一挙手一投足に興味は持てないと思う
興味が無いんじゃなくて、人の機微が難しいんだろうなって
機微が分からないから『空気が読めない』と思われて遠巻きにされるし、彼女自身もどう接すれば良いのか分からなくて結局1人が楽なんだろうなって
人の機微を感じ取れないと集団には溶け込みずらいだろう
集団生活には向いていないんだろうなと読んでいて思った
でもその分何も無いように見えて彼女の世界はとても豊かだと思う
普通と呼ばれるような人が思いつかないことを考えて行動するような、私からしたら不思議な世界観を持っている
教師よりも美術的な方面に開花するのでは!?と思ってしまう
タイトル回収だけは正直、ん…? となってしまった笑
でも一方通行で一直線思考は彼女らしくも感じられる

お友達である萌音ちゃんも、最初は嫉妬深い子で嫌な役柄なのかなと思ったけれど、良い子じゃないからこそ凄くリアルで良かった
悪口も人を見下したりも、多分誰しも経験があって、そこから素直にごめんなさいが言えるかで人柄が変わってくる
萌音ちゃんは善人ではないけれど、だからこそ海松子ちゃんとなんだかんだ長く付き合えたのであろう
ズケズケ言いながら愛想振り向いたり、人のこと真似したり嘘ついたりしてたけど、萌音ちゃんのこと、結局最後は私も好きになってしまった

海松子ちゃんの言動的に、大多数の人が感じるであろう「空気読めないの?」という感情に陥り私は初見で仲良くは出来ないかもしれない
でも彼女を知ると、その不器用さが逆に信頼に繋がりそうだなって思う

ちょうど今期アニメの悪役令嬢レベル99 〜私は裏ボスですが魔王ではありません〜 という作品を見ているけれど、その主人公であるユミエラちゃんに近いものがあるな〜と思って、彼女に重ねて読んでいました笑
彼女も不器用で常識が少しズレていて、だからその分海松子ちゃんも頑張れー!って応援したくなっていた

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2024年02月15日

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綿矢りささんの小説初めて読みました。とても読みやすくてびっくり。好きです。
主人公の女の子の感じ、大好きな村田沙耶香先生に出てくる女の子を彷彿とさせますが、こちらは普通の社会生活にちゃんと馴染んでいけそうな、綺麗な終わり方。先生の他の小説も読んでみようと思います。

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2024年01月31日

Posted by ブクログ

同時に男性二人からアプローチとは現実では中々起きない設定だけど、他人に興味がなく実家と家族で過ごすことが好き、という人は沢山いるんだろうなぁという点は共感。スッキリ読み終えた。

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2023年12月05日

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面白くて一気読み。綿矢りさが創り出すこういう普通じゃない女子が本当に好きだ。

主人公の大学生、海松子の感性がとにかく個性的。会話だけでなく語りも海松子の目線だから、読者は彼女の脳内が分かってる状態で読み進んでいくわけだけど、こりゃー周りから浮くよなあ、と心配になる。

でも決してイヤな気持ちにはならない。ヘンな人だけど素直でうらおもてがない。人の言うことは聞くけど、決して振り回されることはない。孤独を恐れて友達に合わせたりしない。そしてそれを「自分は足りすぎている」と表現しているのが、素敵だなと思った。

海松子の周りにいる父母、友達の萌音や奏樹くん、滝澤さん、父の教え子の諏訪さんなど、みんな個性的かつ魅力的。中でも海松子が塾のバイトで悩み、父の職場をこっそり見に行く場面、そこでの父とのやり取りが良かった。人生は限られてるから、さして重要でないことに思い煩ってる時間はないし、やるべきことに誠実に取り組んでいくように、ということなのだろう。

個人的には諏訪さんがどういう人物なのか、もう少し読んでみたかった。あと、海松子の趣味だという凧揚げがとても楽しそう。川べりに凧揚げしに行きたくなった。

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2023年11月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「嫌いなら呼ぶなよ」を読もうと思って調べてたら、その作品に出てくるキャラがこちらにも出てくるということで先に読んだよ。おもしろかった!
綿矢りさの恋愛慣れしてない人を描く上手さはなんなの……??すごくグサグサきた……誤魔化さないとやっていけない、向き合えない弱さ……
しかし

P.221の

「私は一人でいても、つらくないんです。誰かと一緒に生きることは、やればできる気がしていますが、きっと他の皆さんはやればできるとかじゃなくて、自然に一緒に居たいと思うようになって、付き合ったりするんですよね。私はそこまでの欲がどうしても身体の内から湧かない。おそらく私は、一人で足りすぎているんだと思います。足りちゃいけないところまで、足りているんだと思います」

というところにグッときてしまった。
弱さではなく、足りすぎている。なるほど。そうだったらいいな、と思った。恋愛ができない私は何かが欠落しているのだと思っていたけど、足りすぎている。そう思うと自分で自分を許せそうな気さえする。
でも、別にそれだけでもない。以前『私をくいとめて』という作品内で書かれていた「誰かの心に自分の居場所を作ることは、案外楽しい」ということも事実であると思う。
色んな考え方ができるといいな。人の気持ちも否定しないで。

優しくて温かな小説だった。好き!

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2023年09月18日

Posted by ブクログ

ただ驚きっぱなしの面白さ。というか上手すぎる。これで純文学よりのエンタメなのだから綿矢さんは天才なのだろうか。海松子を筆頭にした人物描写の良さ、物語のバランスと人生訓、そして恋愛小説と青春小説の両立。どこをとっても抜け目ないのにも関わらず、作風に癖がなくサラサラと入ってくる。海松子の1人称視点なものあるが本当に本人が感じているかのように思える筆致は素晴らしい。さらに中盤で個性の1つを消してしまうという大胆さ。そして会話文のセンス。本当にその世界にいるかのようになってくる面白さがそこにある。
ストーリーはありがちな展開なのだが特異な性格の彼女からみた目線はどれも輝いて見える。ミスコンであったり旅行であったり宅飲みであったりとキャンパスライフの当たり前を色鮮やかに、でも無色のように描いている。素晴らしい、本当に素晴らしい

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2023年09月11日

Posted by ブクログ

表題の「オーラの発表会」、最初は何かを比喩するものだと思っていたらまさか本当にオーラの発表会が行われるのか!と笑ってしまった。『ひらいて』を読んで以来久しぶりに手に取った綿矢りさの小説は正直言って表紙の可愛さに釣られたのだが、表紙の華やかさに比べて内容は笑えるという意味で面白い。

人を好きになる気持ちがわからない主人公の海松子が大学進学とともに両親から一人暮らしを命じられるところから物語は始まる。独特の感性を持っている彼女は密かに周囲の人に「まね師」や「あぶらとり神」「サワクリ兄」などと(由来を知ると)失礼なあだ名をつけ、一人で過ごしていても充実した日々を送っていた。しかし、そんな彼女は幼馴染の男子と父の教え子の年上男性からアプローチされており、人を好きになる気持ちがわからないまま葛藤していた。

とまああらすじを読むだけでは恋愛小説のようであり、実際は帯に書いてあるように「恋愛未満小説」と呼べるのも頷ける。海松子の一人称視点で進む本作は最初のほうこそ人物紹介や彼女の脳内説明が続いて少しダルいと感じてしまったが、海松子の唯一の友達である萌音こと「まね師」が登場すると物語は加速してテンポの良い二人の会話が面白い(まね師の由来はあえて伏せておく)。特に二人で海松子の洋服を買いに出かける場面が笑える。最初に登場する萌音はいけ好かないやつなのだが、徐々に海松子との会話を通して彼女の良さが滲んでくるのでずるい。彼女は口が悪くうざいところもあるが、自身のパーソナルスペースに入ることを許可した人間に対しては世話を焼くタイプで、最終的なMVPは彼女なのではないかと個人的に思えてしまう。
そして何より個性が爆発しているのが主人公の海松子だ。きっと周囲に彼女のような人がいたら確かに浮いてしまうのだろうな、と思うほどその発言が突飛で面白い。空気を読むという言葉から最もかけ離れているのが彼女なのだと思う。ただそんな自由で空気に縛られないところを魅力的と感じるのが彼女にアプローチする男性陣なのであるが、アプローチをされている当の本人は対処の仕方が分からず空回りしてしまう。
ただ、海松子が抱える疑問は決して彼女だけが陥ってしまうものではなく、現代を生きる人には多いのではないかと少し思った。恋愛以外の娯楽や生きがいが多く溢れている世の中になったからこそ、海松子のように突然恋愛や人付き合いを突き付けられると戸惑ってしまうのではないだろうか。一人暮らしやバイトをはじめ、学祭や宅飲みなど大学生の「普通」を経験してもなお両親の基準に達していないと悩む姿には共感を覚えた。ただ、最終的にオーラの発表会で彼女が奏樹とともに出した答えが優しくて心が救われたような気がした。

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2023年09月10日

Posted by ブクログ

海松子がとても魅力的。確かに学校にいたら少し?浮くかもしれない。でも話てみると彼女の独特な世界観があり、人と接する態度は誰にでも公平に見え、人間的に魅力がある。(変なあだ名を勝手につけてるけど)
「これほどたくさんの星があるのに、どの星とも交流せずに幾多の命を乗せて回っている地球は孤独だ。」という海松子の考え方好き。

最初嫌な感じだった萌音も実はいいヤツで、海松子にとってかけがえのない友達になる。
それと海松子の両親がやっぱり変わっているよな。お父さんの諏訪に対する反応が面白かった。「彼について知りたいと思ったことも、一度もない」って!

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2023年02月24日

Posted by ブクログ

主人公の海松子は何て素敵で魅力的で可愛らしいのだろう!そして周りにいる人たちもとても魅力的だ。
途中までは、「空気の読めない少し変わった女の子のよくある話」なのかと思って読んでしまってましたが、、いい意味で裏切られました。ぶっ飛んでる!(笑)そして愛情たっぷりでモゾモゾしてて可愛らしい!オーラの発表会というタイトル。流石です。

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2023年02月19日

Posted by ブクログ

くふふ。
主人公・大学生の海松子の言動に何度も笑いが込み上げる。

他人に興味がなく冷静沈着な海松子だが、関わった人達の事を心の中で「まね師」「あぶらとり神」「サワクリ兄」「七光殿」などと少し毒を含んだあだなで呼んでいるから侮れない。

まして同級生の学食のチョイスからの人間分析ぶり、その観察眼といい他人に超関心ありじゃんと思わせる。

この一風変わった海松子の元に良い感じの男性二人が登場。
その三角関係の展開と、まね師こと、萌音とのやり取りがユーモラスで楽しい。

終盤で明かされるオーラにも笑いがこぼれる。

海松子最高かよ。

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2023年02月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「人を好きになる気持ちが分からない」
「私は一人でいても、つらくない。
誰かと一緒に生きることは、やればできる気がしているが、そうしたいと思う欲が身体の内から湧かない。一人で足りすぎているんだと思う。」

でも、そんな私は…

あなたと一緒にいると、楽しいです。
あなたの傍にずっと居てもいいですか。

彼の優しさを支えているのが強さだけでなく、他人を求める弱さもあったと知った今は、自分が彼のそばにいる責任感も芽生えている。


最初、読むのやめようかと思ったけど、最後までちゃんと読んでみて良かった。

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2023年01月29日

Posted by ブクログ

綿谷さんのこの独特のキャラは何とも言えず良いなぁと。

帯に書いてある「人を好きになる気持ちが分からないんです」というのは、凄くわかったりする。
これが好き?でも、その好きってどういうのだろうと。悩んだり。
付き合ったことのない僕は、本当の好きを知らないのかなぁ。

海松子(みるこ)の気持ちは分かるところもあるけれど、極端ではあるよね。
それはそうと、海松子の付けるあだ名は、なかなか的を射ているような。

海松子の言うところの「まね師」は、良いやつだなぁ。こういう友達いると良いよね。
こんな風な経験したかったなぁ。

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2024年02月24日

Posted by ブクログ

主人公が変わり者すぎて感情移入はできないが、不思議と心温まる小説だった。
脳内で人に変なあだ名つけたり、口臭で食べたもの当てるのを特技にしてたり、凧揚げが趣味だったり、オーラ鳴らす修行に没頭したり、高校生まで母親に身なり整えてもらってたり。現実世界だったらこんな人こんなふうに人に恵まれない(笑)
も一人でも満ち足りる、友人ができにくい性質ってとこは私と似てるかも。
まね師とのやりとりで何度も笑いが込み上げた。
個性が爆発していてある意味羨ましい。

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2023年09月17日

Posted by ブクログ

綿矢さんは少し前に読んだアンソロジー「二周目の恋」に掲載された「深夜のスパチュラ」で初めましての作家さんでした。
その時にノリの良い文体とセリフまわしに面白いなぁと思って今作をチョイス。

ほかの作品読んでないから分かりませんけど…
このお話は言葉を上手く使えない、若干浮世離れしてる女子大生が空気を読まないながらも友人、恋人を作る…とまぁザックリいうとそんな話です笑

頭で考えても上手く説明できない!ってことでほぼ一人称の語りが軽快なノリツッコミに感じて私のようなおばちゃんには疲れてしまった(꒪⌓︎꒪)
短編だから楽しかった文体、セリフもラストまで続くとダメみたいです笑

ファンが多いのも良くわかった気がする…
あと20若かったらなぁε- (´ー`*) フッ

あと何故このタイトルにした⁇


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2023年08月01日

Posted by ブクログ

結構すき。
っていうか、主人公が年とともに世に馴染んでいく様が感慨深い。
オリジナルで鈍いひとは、強い。

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2023年07月30日

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以前読んだ「嫌いなら呼ぶなよ」(のなかの「眼帯のミニーマウス」という短編)に名前が出ていた海松子(みるこ)が主人公と知って、気になって読んだ一冊。

大学一年生の海松子は、友人たちに脳内で独特なあだ名をつけること(人の真似ばかりしている子は″まね師″、親がお金持ちの子は″七光殿″など)が得意な変わった女の子。
大学入学をきっかけに両親から突然の一人暮らしを言い渡されて...というお話。

帯には″恋愛未満小説″と書いてありましたが、ちゃんと青春友情ラブコメ的な感じでよかったです。
海松子の世界観が独特すぎるから読んでいる時には全然そんな意識はなかったけど、でも、あとから思い返すとおかしくてかわいくて、なんだかいいなぁって思える作品でした。
海松子のあだ名のセンスも絶妙で、由来が明らかになると納得させられてしまう…。笑

タイトルの「オーラの発表会」ってなんなんだろう?って思いながら読み進めていたけど、まさかそうくるとは...!!な最後まで独特な世界観と、達観していたり自分の世界を確立しているような子でも知らず知らずのうちに悩んだり葛藤していたりっていうのはあるよね...と、応援したくなる気持ちで読んだ作品でした。

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2023年05月21日

Posted by ブクログ

海松子(みるこ)、大学一年生。
他人に興味を抱いたり、気持ちを推し量ったりするのが苦手。

心の中で失礼なあだ名をつける所笑いました。さすが綿矢りさ先生w。誰にも影響されずに我が道を行っていた女子が色んな人と知り合い成長していく物語です。

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2023年04月26日

Posted by ブクログ

途中までは主人公の気持ち分かる気がするなあと思っていたが、急にオーラとか言い出して 「?!」となった。

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2023年08月09日

Posted by ブクログ

普通に読んでいたら、終盤「オーラを鳴らせる」と言い出した主人公にびっくりしてしまった。笑

海松子は相当変わった人だと思うけど、萌音や奏樹をはじめ、大学の友人など現在近くにいる人たちは、何だかんだありのままの海松子を受け入れていていいなぁと思う。
一人で生きるのもいいし、誰かと共に生きるのもいい、真似をする才能も個性。なんとなく力が抜ける本。

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2023年02月28日

Posted by ブクログ

海松子と奏樹が与野島で夜星を見ている情景が素敵。
大学生の女の子が凧揚げ。笑
萌音が奔放すぎて逆に海松子と合ったのかな

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2023年02月28日

Posted by ブクログ

我が道を行くタイプの海松子(るみこ)は、大学に進学すると共に親からの言いつけで一人暮らしを始める。
他人のことを推し量ることが苦手な海松子は周りから浮いてしまい、友人と呼べるのは高校のときから周りの人を完コピすることが得意な萌音だけ。
親はなぜ家からも通えるのに一人暮らしを言い渡したのか。教師を目指してはいるが、バイト先の塾ではうまく授業ができず。アプローチしてくれる男性は現れるが、恋愛感情とはどんなものなのか。海松子にとっては悩ましいことが積み上がっていく。

大学生ってものすごく人生の大きな分かれ道に立っているのにそうとは気づけないことが多いよなあと思っていて、子供でも大人でもないその時間をしんみり思い出した。

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2023年01月27日

Posted by ブクログ

他人の気持ちを読めない女のこが主人公だが、まね師のキャラが際立って魅力的。そういう生き方もありだな。大学デビューでありそうでない人間関係が描かれている。

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2022年09月17日

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