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「匿名で官能小説を」という「小説現代」編集部の注文を承けて、表題作を書いた。最初は一度かぎりの企画物のつもりだったが、ハマった。2作目以降は、志願して短編を書き継いでいった。全6編。いずれも、夫婦の物語。官能小説。妻に対する夫のゆがんだ――でも、だからこそまっとうでありうるはずの情欲を描いた。小説の書き手として、これらの物語を僕は欲していたのだろう。今後も夫婦や家族の物語を書きつづけたいから、性から逃げたくなかった、のかもしれない。(重松清)
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Posted by ブクログ
個人的にはこれを彼の代表作に押したいぐらい良かった。彼の乱暴な人となりが色濃く出ている点で、なるほどと思った。
人気作家の手による、いわゆるひとつのカンノー小説。 アッチのアレのナニ関係の描写が、何とも細かく露骨でゴニョゴニョ・・・。 表紙からは想像できない中身のチョメチョメ具合ですので、とりあえづ職場や学校や公共交通機関では読むのは控えましょう。 へー、DVDも出てるんだ。 そーなんだー。 ふーん・...続きを読む・・・・。 べ、べつに興味ないけどねー。
まだ読んでいる途中だが、いい本だと思う。 基本官能小説のイメージが「被虐」と「加虐」の関係を全面に押し出すような感覚があるのだが、この本はその中に「夫婦」という絶対的な愛情に裏打ちされたものが加味されていてなんともいえない気味の悪さがある。 読んだ中で今のところ一番は「ホワイトルーム」が面白い。 妻...続きを読むを「開放する」ということに言い方は悪いが執着して行為をする夫の愛情。 この話の中の夫が一番狂っているように感じた。 何はともあれ名著。
重松清さん… これ以外の作品を読んだことがないのですが、、ものすごい官能小説家です。 結婚してた時期もある私めですので、妻に性欲を抱き続けることの難しさはよく存じておりますが、はっきり言ってこの作品中に描かれる夫婦愛にはたいへん感銘を受けました。 性愛こそ人間を人間たらしめてることがよくわかるおすす...続きを読むめの官能小説です。 あとがきも秀逸ですしね。
本格的に本を読み始めて1年くらい、21歳にして初めて官能小説と言うものを読んで見た 21歳にしても、刺激的な内容が多かったが、大人な世界だったな。官能小説はただのエロ本ではなく、人生において大事なことを異性間で伝えてる本だと感じた。今後も読んで深い人生を歩んでいきたい。
重松さんの作品の中ではあまり評判がよろしくないですね。 結婚生活がある程度進んだ夫婦の性の内容 官能小説までどぎつくない、と言って大人しい内容でもない。 これは独身や新婚さんが読んでも共感はできないでしょう。 結構おもしろかったけどなぁ…。
夫婦間の話しとはいえ エロい、エロすぎる。でも 目線が、男性。まあ 愛妻指数が、高いのは 感じられましたが。 なんか 男性、 旦那さんが 頑張りすぎ気使いすぎって感じ。
重松清が官能小説~~!! 変態チックで歪んでるような気はするけど でもやっぱり妻への愛であふれているのだ。
p.87「性的な興奮というより、妻へのいとおしさで、OOOが固くなる」(OOOは自主規制しましたw)の一節が最強。 全編をとおして非常によかったと思います。 また、あとがきに重松清の本音が表れていると思う。
愛されながら生きたい。 理想ではありますが、手放せない理想です。 本の中の夫婦は、さまざまな現実や環境、関係の中で、愛し合っています。 この本を読んで、中高年になっても性行為しちゃいたいな!と思いました。
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