鴻巣友季子の作品一覧
「鴻巣友季子」の「なぜ日本文学は英米で人気があるのか」「嵐が丘」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「鴻巣友季子」の「なぜ日本文学は英米で人気があるのか」「嵐が丘」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
ラムジー一家とその仲間たちと、一緒に濃密な時間を過ごしている感じで読んだ。
第二部では、一家のうち3人が亡くなり、荒廃した空き家の様子が描かれている。特に家を切り盛りしていたこの小説の中心人物であるラムジー夫人を失うことは、読んでいる私にも辛かった。
第三部では、第一部から10年後、家は改修され、残された人達がかつての生活を回想しながら、新たな人生を送っていることがわかる。絵描きのリリーが、自分の描く絵に迷いがあったのに、最後に自分のヴィジョンを発見する所が良かった。
灯台へと目指す舟で、残された3人の父と子がサンドイッチを食べるシーンも良かった。
「灯台」とは残された家族の再生の象
Posted by ブクログ
静かな物語です。
けれど静かな中に、作者の強い思いが伝わってきます。ほんの少し前まで実際にあった「マグダレン洗濯所」をモデルにして、その非人道的な活動、実態を皆んなに知ってもらおうと小説のかたちで書かれたもの。
カトリック教会とアイルランド政府が、手を結んで進めてきた社会の暗部に対し、主人公は自分たちの今の生活が、子供たちの将来も含めて厳しいものになるのをわかっていても、一人のキリスト教徒として見過ごせなかった。
そのあたりの苦悩がよく伝わってきました。
この作品に目を止めて、翻訳してくださった鴻巣さんに感謝します。
ささやかな小説ですが、たくさんのものが詰まった本でした。良かったです。
Posted by ブクログ
あるキリスト教系団体の村で起きた大量レイプ事件。最年少の被害者は3歳の少女。それは「悪魔の仕業」「作り話」とされたが、実は身内の8人の男による犯行だった。彼らを保釈させようと村の男たちが外出する2日間。女たちは子どもを守るために未来を選ばねばならない。何もしないか、闘うか、村を出ていくか。文字の読めない女たちの会議(ウーマン・トーキング)が始まる。
2005年から2009年にボリビアで起きた実際の事件を元に描かれている。彼等はメノナイトという集団で暮らしており、自らの規律で生活できる土地を求めて放浪していた。ボリビアは熟練の農夫たちとして彼等を受け入れ、教育や福祉、自治体、紛争解決、財産