やなせたかしの作品一覧
「やなせたかし」の「アンパンマンの遺書」「新装版 わたしが正義について語るなら」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「やなせたかし」の「アンパンマンの遺書」「新装版 わたしが正義について語るなら」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
官立旧制東京高等工芸学校図案科(現・千葉大学工学部デザイン学科)卒。『ボオ氏』で週刊朝日漫画賞受賞、『アンパンマン』で日本漫画家協会賞大賞受賞。TVアニメ化もされた。『ニャニがニャンだー ニャンダーかめん』もTVアニメ化された。『キャラ子さん』、『チリンのすず』、『ガンバリルおじさんとホオちゃん』など数多くの作品を手がける。2013年死去。
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Posted by ブクログ
150ページほどの新書。本をよく読む人なら小一時間あれば読み終わる量。
本書では正義とは何かという問いに対して「お腹の空いている人に自分の食べ物をわけてあげること。」(献身と愛)と答えている。これは立場や時代では変わらない絶対的な正義だという。
明快な答えだし、理由も戦争を経験し、戦時中の食糧難を乗り越え生きてきたやなせさんだから言える答えだと思う、経験からくる話なので、説得力が違う。
そしてやなせさんの正義を知ったうえでアンパンマンを見ると感慨深いものを感じる。
実際アンパンマン自体は子供の時からあったが、特に何も感じず見てたと思う、まさかこんな思いや願いが込められているとは思わなかった。
後面白かったのはやなせさんの経歴。漫画家だが、自身の漫画のキャラクターを持っていない。仕事も漫画だけでなく、構成作家や作詞、テレビ出演まで幅広くこなしている。自分では才能がないと言っていたが、何でもできる才能の持ち主なのではと思った。
ページ数に対しかなり満足のいく読書になった。
Posted by ブクログ
やなせたかし先生の人生が丸ごと詰まってた。アンパンマンが出来るまでの話が長すぎる。大器晩成の人生が書かれてる。そして、いろんな人と出会って、いろんな才能を少しずつ開かせていく様が書いてある。人の事を「あの人のこんなところがすごい」と言えるのも才能なんだよな。……本にするときにわざわざ妬みを書かないのはわかるけど、それにしても有名な人たちと出会いながら、ひょうひょうとしたやり取りで関われるのすごいなと思う。
なんていうか、『人タラシ』な気がするんだよな。これだけいろんな人から「これやらない?」と声をかけられるのも才能だよね。
同時に時代の変化も感じる。戦前と戦後の空気感は本当にガラリと変わったんだろうなぁ。平成間近に生まれた身としては、戦前なんて本の中でしか出会うことが出来ないよと思ってしまう。なので、有名人なのだろうなという事はわかるけど、出てくる人物の大半がよくわからなかった。手塚治虫はわかるけど、それ以外の漫画家さんは聞いたことあるような??みたいな曖昧な場所にいるか、全く知らないかのどちらか。女優さんや俳優さんも同じく。
それでもざっくりとした時代の流れも感じながら読むことが出来るのは良かった。
アンパンマンが『売れない』と言われて、あまり良い位置にはいなかったのに売れたというのも面白い。……子ども(3~5歳)の私はアンパンマンを良いとは思えなかったんだよなぁ。今はすごく『狙って』いるのがわかる。子供向けに変わっていったのを見てる身としては、商業化ってすごいという下種な感想しかない。
こういう本って少し残酷だな。ごちそうさまでした。