作品一覧

  • 経営リーダーのための社会システム論~構造的問題と僕らの未来~
    4.5
    1巻2,530円 (税込)
    「安全、快適、便利」なのに、なぜ生きづらいのか? 社会学者・宮台真司と経営学者・野田智義が、大学院大学至善館で行った講義を初書籍化。社会なくしてビジネスは存在しない。ところがビジネスパーソンほど、ふだん社会のことはあまり考えない。社会は便利で暮らしやすくなっているはずなのに、人々はなぜ孤独で誰もが入れ替え可能なことに悩むのか? すべての企業人必須の、社会と未来を見通すための知的フレームワーク。
  • アクション・バイアス―自分を変え、組織を動かすためになすべきこと
    4.3
    1巻1,980円 (税込)
    本当に未来を創り出す仕事をしているのか? あくせくしながらも、結局何も達成できていないのはなぜか? 真に行動力あふれる個人と組織を創り出すのに何が必要か? 「行動への飽くなき姿勢(アクション・バイアス)=意志の力」と目的達成へのメカニズムを解明した志ある個人とトップリーダーたちへのメッセージ。経営学の泰斗、故ゴシャール教授による世界標準のリーダーシップと経営の指南書、待望の新装版。 著名経営者・経営学者も絶賛! 「自らを見つめ、『自分の軸』を探し出す。リーダーシップを育むための最良の書」(LIXILグループ取締役代表執行役社長兼CEO 藤森義明) 「本気で変えるために挑戦し続ける。その覚悟のために読んでおきたい」(サントリーホールディングス代表取締役社長 新浪剛史) 「今は亡き、親愛なる友スマントラ・ゴシャールは、深淵で、責任感にあふれ、そして遊び心に満ちていた。発想に富み、人好きで、沈思黙考すると同時に、人を労わった。今でもスマントラは、世界の経営学において最も洞察力にあふれる語り部であり続けている。日本の経営者とビジネスパーソンに、彼の素晴らしい思想をもっと知ってもらえればと切に願う」(カナダ・マギル大学教授 ヘンリー・ミンツバーグ) 「スマントラ・ゴシャールは早く逝きすぎた偉大な思想家だ。彼の遺作である本書は、永く読まれるべき経営書だ。それは人と、人が創り出す行動が、いかに偉大な組織や社会の核となりうるのかのビジョンを示してくれる。本書は読者を鼓舞し、リーダーとしての成長に導いてくれるだろう」(ハーバード・ビジネススクール教授/学長 ニティン・ノーリア) 【主な内容】 概論 経営とは、実行し成し遂げる芸術である 第I部 意志の力を駆使して結果を出す 第1章 アクティブ・ノンアクションからの決別にあたって 第2章 エネルギーを引き出し、集中力を高める 第3章 モチベーションを超えて意志の力を追求する 第4章 ルビコン川を渡る 第5章 ノンアクションの三つの罠を克服する 第II部 行動する人々であふれる企業を育てる 第6章 目的意識を持ったマネジャーを育成する:組織の責任 第7章 組織の持つエネルギーを解き放つ 第8章 人々を行動に向けて解放する:リーダーに必要とされるもの
  • コンテクスト・マネジメント~個を活かし、経営の質を高める~
    3.8
    1巻3,520円 (税込)
    組織とは、1人ではできないことを成し遂げるための装置であり、経営とは、人を通じてよりよいことを持続的になすことだ。では、人と組織の力を最大限に発揮するために、経営者リーダーが果たすべき役割とは何だろうか。ハーバードビジネススクールの経営政策プロセス学派は、その答えを、企業コンテクストのマネジメントに見出す。コンテクスト・マネジメントを切り口に、過去50年の欧米組織戦略論の知見を統合する渾身の一冊。
  • リーダーシップの旅~見えないものを見る~
    -
    内なる声を聴き、ルビコン川を渡れ! 世界がまったく違って見えてくる――「不毛なる忙しさ」に陥っているすべての現代人へ。一歩を踏み出すきっかけとなる書。

ユーザーレビュー

  • 経営リーダーのための社会システム論~構造的問題と僕らの未来~

    Posted by ブクログ

    ・人々に規範や価値観を共有しましょうとただ呼びかけただけでは、その通りになることはまずありませんが、ある体験を共有していただくことで「いいなあ」と感じてもらうことができれば、そこから先、人々の規範や価値観に変化が生じる可能性があります。
    ・社会の変化が急激に起きる際、人々は自分たちにとって大切なものはなにか、自分たちがどんな社会を望むのか、といったことを考えるよりも、新たな仕組みや枠組みに対応するのに精一杯です。具体的には、自分だけ取り残されるのではないかという不安や恐怖が広がり、市場や行政がそうした感情を利用して近代化を推進していったのです
    ・共同体には必ず維持コストがかかります。人々がその

    0
    2025年04月19日
  • 経営リーダーのための社会システム論~構造的問題と僕らの未来~

    Posted by ブクログ

    いやはやーめちゃくちゃ面白かった...!

    豊かになっているはずなのに生きづらいのはなぜか。構造的問題は何か。そもそも、私たちはどんな社会システムに依存しているか。短期的な選択が中長期的にどのような症状を引き起こしているか。なにがセンターピンか。
    いつもと違う角度からの刺激がビシビシでした。対話形式で読みやすいです。

    0
    2024年03月24日
  • 経営リーダーのための社会システム論~構造的問題と僕らの未来~

    Posted by ブクログ

    リーダーシップの旅を読んでファンになっていた野田さんと宮台さんの対談本。好きなお二人の本だけにとても楽しみに読んだら、まさに自分が今悩んでいる部分に対しての処方箋となるようなコメントが数多く散りばめられていた。
    とはいえ、簡単に世の中を変えられるわけでもないけれど、少し方向性が見えたような気がした。

    分断を生まないようにしながら、一人一人が傍観者にならず当事者意識を持って参加する共同体を作ることが大事。それをできるファシリテーターが必要なのだと。
    ファシリテーターと表現されているが、個人的にはリーダー的な人なのかなと理解している。それも偉そうなニュアンスではなく、コミュニティ意識をもってその

    0
    2024年02月04日
  • 経営リーダーのための社会システム論~構造的問題と僕らの未来~

    Posted by ブクログ

    損得野郎の自分にとっては胸に突き刺さる本だった。失って行く人間らしさに絶望しながら、人間らしさを取り戻す模索をしていこうと思う。

    0
    2023年08月26日
  • 経営リーダーのための社会システム論~構造的問題と僕らの未来~

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    冒頭で語られる「日本は社会の底が抜けた状態」というのが、本書を読むことでよく理解できる。また講義形式のせいか、難解な社会システム論が理解しやすく語られているのと、受講生による質問で議論が更に深まっている。

    本書では、市場・行政を”システム世界”と呼び、その拡大により、人々の感情劣化(利他性が損なわれ、損得勘定が主な価値判断となる)と孤立化が進んでいると言う。それが仲間意識の希薄化・分断となり、民主政の機能不全に繋がっている。
    民主政は、それを営む人間の”善意”や”倫理”が前提となっており、いかに維持が難しいかということと、自分自身も損得勘定の価値判断にすっかり染まっていることに気付かされた。

    0
    2023年03月13日

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