佐藤友哉の作品一覧
「佐藤友哉」の「アイアムアヒーロー THE NOVEL」「ご本、出しときますね?」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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Posted by ブクログ
貴方は、子どもの頃にクリスマスプレゼントを見つけたときの感情を思い出せる?
私は「中には何が入ってるのかな?」ってワクワクしながら、リボンを解いて包装紙を綺麗に剥がすのに必死になってた。一気開けるのが勿体なくて、ペリペリとすっごい時間をかけて包装紙を剥がしてプレゼントを開けた覚えがある。
この小説はそんなクリスマスやプレゼントに関係ある心抉るもの。読み進めれば進めるほど、皮膚をベリベリと剥がされるような激痛がはしって痛い。本当に痛い。スラスラ読みやすい文章のなかに、しっかり抉ってくるあたり著者は凄い。主人公の浅葉が冒頭「こんなプレゼント欲しくなかった」って言ってるんだけど、最初から最後までこの小説は正にそうだった。子どもの頃に例え中学生とはいえ、こんなプレゼントもらったら、私だったら発狂する。凄い抉る内容なんだけど、中学生を主人公にここまで書けるのは読んだことなかったので星5。
最後に、この小説に青春と呼べるような春はない。本当にない。冬しかない。しかも、極冬。ここに詰まってるのは、サスペンスで皮膚が剥がれ落ちるような痛い冬。そういうのが好きな人はお勧め。
Posted by ブクログ
面白かった。
元の連載名は『妻を殺したくなった夜に』で、夫から妻への殺意をうかがわせるが、本作では逆。
加筆修正されているのかは知らない。
(夫の)妻(になろうとしている子)を殺したくなった夜に、か?
今までの作者(ユヤタン)なら、兄と弟で力を合わせていたりしてたのかなあと思った。壊れた家族でも兄弟姉妹で仲良くやってるのが多かったので、今作で兄弟の間にも断裂があったのが面白い。弟の透の存在が薄すぎる。だから透明で透?悟は悟りきってるので悟?
時代設定も、ケータイも監視カメラも無い不便な時代。サブスクも無く、ビデオショップ全盛期時代か。
そこで出回る裏ビデオ。反吐が出る。
伊地知君の父親も顧客だったのかもな。
主人公が射精して賢者タイムになって犯人を突き止めるのはギャグか?何考えてんだ。
真面目に考えると性愛を知った悟が、愛ゆえに人を殺すという心理を知ったから犯人にたどり着けた、ということだったのかもしれない。
見船はどのタイミングで悟の母親が犯人だと思ったのか。
母親にアリバイは無く、その母親から監視され、犯人だと当たりをつけたのか?
猟銃という凶器まで手にしたから実行に踏み切ったんだろうなと思う。
見船の復讐は妹を見捨てた自分にずっとあったから父親からの虐待に耐えていたのかもしれないなと思った。
支笏湖で犯人は人間ではなく熊だと気付き、熊だと気付いた者が他にもいると気付き、犯人を特定した感じかな。