トルーマン・カポーティの作品一覧
「トルーマン・カポーティ」の「遠い声、遠い部屋(新潮文庫)」「草の竪琴」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「トルーマン・カポーティ」の「遠い声、遠い部屋(新潮文庫)」「草の竪琴」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
13歳の主人公ジョエルが、生き別れた父に会いに南部のヌーン・シティーに行き、父の屋敷で、父の後妻のエイミーやそのいとこのランドルフ、女中のズーと暮らす中で、病気で寝たきりの父に本を読んであげたり、不可解な大人たちに振り回されながら日々を送る。
蠱惑的な場面の描写はいかにもカポーティらしい。
仲良くなったアイダベルと釣りに行く場面は、自然の美しさと思春期の二人の世界に引き込まれるように読んだ。
ジョエルが、破滅的な人生を送る大人たちを顧みつつも、少年時代からの一歩を踏み出そうとするラストが良い。
アメリカ南部の暮らしのどこか気だるげな感じ、マッカラーズの小説に通じる所があって、私は好きです。
Posted by ブクログ
春樹さん、これは 好きすぎました!
カポーティ+春樹さん+山本容子さん= 私たちの大好物 ノスタルジックでイノセントな世界・・
母を失って、父が病んでしまってたぶん、育児放棄…されたコリンは
11歳の時に父の従姉妹、
ヴェリーナとドリーのタルボ姉妹のところに預けられた。
妹のヴェリーナは言わば南部の田舎町の実業家
姉のドリーはあまりにも純粋無垢がゆえに、町の人たちからは知恵遅れのように思われている。
コリンはドリーにまるで恋してるかのように惹かれている。(彼女は多分60歳くらい)ドリーの唯一分かり合える友だちのキャサリンは、両親の時代に雇われた黒人の子どもで、ずっとドリーたちと暮らして
Posted by ブクログ
タイトルはもちろん知っていたけど、映画も小説もあらすじもなにも知らないままここまできた。
お金持ちの品のある人たちがティファニーで朝食を食べる話なのかと思ってたら全然違った。
ホリー・ゴライトリーは、美しいけど破天荒で謎が多く、でも彼女自身の芯をしっかりともっている女性だった。
小悪魔なようでいて純真なところもある。
男の人達が大量に近寄ってきて、常に誰かが近くにいた状態なのに、いざという時になると頼れる友達というのがいないというところは胸がキュッとした。
ラストのあたりの猫のシーンはグッときたし、終わり方は私好みだった。
ホリーがあのあとどうなったのかはわからないままだけど、最後まで読んだ
Posted by ブクログ
原文と照らし合わせながら、村上春樹訳の文章を時間をかけてじっくり読んだ。表題作だけ読んだ。
読み終えた後、泣き出したい気持ちになった。ホリーはbelongできる場所(ホリーはそれを「ティファニーのような場所」と語る)を見つけられたのだろうか。それは天の上にしかないのではないか、そんな考えに駆られた。実際この物語の中には「天」や「神」を彷彿とさせる言葉がたくさん出てくる(冒頭でジョーベルが作ったカクテルの名前は「White Angel」だし、サリー・トマトの弁護士と連絡を取っていた場所、そしてドク・ゴライトリーと話したのも「ハンバーグ・ヘブン」というお店だった。他にも天や神を思わせる単語はたくさ
Posted by ブクログ
2010年に新潮文庫出読んで以来の再読(村上春樹訳)。最近村上春樹訳の小説がアタリが多く、折角なので読んでみることに。また、昔読むきっかけになったアニメ映画『秒速5センチメートル』(以下、単に『秒速』という。)の実写映画を観たことも、『草の竪琴』を思い出すきっかけになった。
【表題作】
初読の頃は主人公たちを脅かす存在に非難の気持ちを抱きながら読んだものだけど、今回はなんというか、もっとフラットな気持ちで、まさにおとぎ話を読むように味わった。
「あるいは我々の誰にも、居場所なんてものはないのかもしれない。ただし我々は、それがどこかにあることを知っている。それがもし見つかったとしたら、