谷岡一郎の作品一覧
「谷岡一郎」の「悪魔の証明 ――なかったことを「なかった」と説明できるか」「科学研究とデータのからくり」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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Posted by ブクログ
大学時代に読んだ本を再読。
当時は新聞を始めとする報道メディアに日々触れる中での自分の判断を確かなものとするためのリサーチリテラシーを身につけたたい、と思って手に取った本だった。今でもその思いは変わっていないし、10年以上ぶりに読んで、その間にいくつか統計学の本を読んだりもしたけど、リサーチリテラシーの基本的な思想はこの本を読んで身につけたことが多いように感じる。
一方で現在はNPO等の公益活動の支援に関わることが多く、その中で社会調査を実施する機会も少なくないので、自分自身が本書でいう「ゴミ(社会調査の体を成していないにも関わらず身勝手な分析結果を撒き散らし、二次利用三次利用されて誤解を広げていく調査)」を作り出してしまう怖さを改めて感じた。
社会調査の基本を伝える術、間違いを指摘する術を身につけたい。
また、マーケティングやサービス開発においては行動経済学等人間の認知機能や脳機能をバックするような方法論が良くも悪くも進んでいるが、行きすぎた手法は倫理に悖るものであることを基本から理解する上で、多くのビジネスパーソンが基本知識としてリサーチリテラシーを学ぶべきだと感じる。
本書は(好みは別れると思うが)軽い語り口で読め、例題も豊富なので最初の一冊としてオススメ。