谷岡一郎のレビュー一覧
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筆者は毒舌で癖が強いですが、それでも良書と思います。やや古い本ですが、エッセンスは決して色褪せていないと感じます。
研究者はもちろん、調査を委託する公務員等(特に幹部職員)にも読んでほしい。仕事で官公庁の受託調査に携わっていますが、意思決定に関わる立場の人間の「リサーチ・リテラシー」があまりにもお粗...続きを読むPosted by ブクログ -
データを公開しない調査は嘘であるとよく分かった。
バカな調査をキチンとバカにしないと無くならないという筆者の考えにも同意Posted by ブクログ -
刺激的な書きぶりだが、参考になることは多い。
新聞記事の見出しを鵜呑みにしてはいけないということを改めて教えてくれる良書。Posted by ブクログ -
大学時代に読んだ本を再読。
当時は新聞を始めとする報道メディアに日々触れる中での自分の判断を確かなものとするためのリサーチリテラシーを身につけたたい、と思って手に取った本だった。今でもその思いは変わっていないし、10年以上ぶりに読んで、その間にいくつか統計学の本を読んだりもしたけど、リサーチリテラ...続きを読むPosted by ブクログ -
社会調査について書かれた本だが物事の考え方捉え方の方法論を具体的に、かつ、名指しで批判するなど刺激的かつ面白く書いてあり感動した。もっと早く出会えれば良かった。社会学部を卒業した身としてリサーチリテラシーが高くないことが誠に恥ずかしい。日々緊張感を持って情報と接していかねばと思った。また、参考文献も...続きを読むPosted by ブクログ
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社会調査のやり方、調査結果の扱い方について、詳しくわかりやすく述べられていた。せっかく行った社会調査のデータが役に立たない無駄なものになったり、誤った結果を導き出さないために、非常に参考になる。具体的な統計・分析については触れられていないが、まずい調査結果分析の実例が多く挙げられているため、理解しや...続きを読むPosted by ブクログ
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少々言葉は悪いが、データを診る目を養う良書である。この本が執筆された当時よりも、今はインターネットが普及し、玉石混合の「○○調査」の結果概要が手に入る。だからこそ、私たちは本質を見誤ってはいけないし、自分自身が「ゴミ」量産側に回ってはいけないと強く感じた。Posted by ブクログ
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著者の今までの本での主張を、STAP細胞事件などの最近の事例で実際に適用して解説してくれている。実践的でわかりやすい。これからの時代、いいように誘導されないように、データの扱いについての知識はますます重要になってくると思う。Posted by ブクログ
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「ビジネス定量分析」クラス、講師推薦の第2弾。
世の中にはびこるデータの真意を考えるキッカケに最高の1冊。
P.9 「ゴミ」は1回だけで終われば、さして問題ではない。ところが迷惑なことに、ゴミは次々と引用されることで、他のゴミを生み出すことがある。
P.13 街頭で「サッカーくじ反対」などと書か...続きを読むPosted by ブクログ -
堅い本と思って読んだら、いい意味で裏切られた。
マスコミなどで紹介されている社会調査のデータを
大多数はゴミと呼び、痛快だ。
この本を読んで、私自身ニュースの見方がかなり変わった。
しかし、こんなに実名や実際の記事で切り捨てて大丈夫だったんだろうか?
特に朝日新聞・産経新聞はどう取り扱ったのか興...続きを読むPosted by ブクログ -
読んでいて爽快なほど新聞記事やアンケートを実名を挙げてばっさりとごみ呼ばわり
ただひねくれてごみ呼ばわりするのではなく、理由を聞くと納得させられる
今後、テレビや新聞で社会調査の内容を見てもまずは疑うところから始めてしまいそうだ。というか実際ほとんどの内容が疑わしいのだろう。
自分ももう少しリサーチ...続きを読むPosted by ブクログ -
必読の書。
この本以降、類似の本を何冊も読んだが、明快さ、インパクトはこれが一番。一発で谷岡先生のファンになった。
故意であれ悪意であれ、データと調査にはゴミが混じり易く、ゴミはゴミを呼び、本当に必要なことを覆い隠して行く。
身を守る為には、自分が強くなるしかない。
今も全く状況は変わらない。
てか...続きを読むPosted by ブクログ -
新聞の見出しがいかに都合のいいように変えられているのか、わかるようになります。
リサーチ・リテラシーを身につけることが必要だと述べ、社会調査を減らすとも述べています。
サンプリングのバイアスは
(1)数が少ない
(2)母集団がわからない
(3)比較できないサンプルを使う
(4)大乗的な意見を反...続きを読むPosted by ブクログ -
木花さんからのプレゼントです。こういう感じの本は本当に初めてなので、ワクワクしています。「ギャンブルの科学」と書いてあって、そんなところにまで科学があるのだな~・・・Posted by ブクログ
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□ この本が向いている人
・ より確実にお金を増やしたいと考えている人
・ ギャンブルの確率論を学びたい人
□ この本が向いていない人
・ 必勝法を知りたい人
・ 的中率の大切さを知っている人
まず、こちらの本は確率論・統計論に沿って書かれている事が前提となります。
確率論とは、あ...続きを読むPosted by ブクログ -
ツキとは何か?
客観的(科学的)な観点
ツキとは統計上のゆらぎ
主観的な観点
単なる偶然では説明できないもの「単なる偶然の恐ろしさを知らない」、「人間の記録の曖昧さ」Posted by ブクログ -
日本で初めてギャンブル論を大学のゼミで教えた谷岡一郎の本。
徹底した社会学的・統計学的な手法により、あらゆる必勝法の嘘を暴く。また、本人がギャンブラーであり、かつコントラクトブリッジの達人(世界大会に出たらしい)だけあって学者にありがちな机上の空論にはなっていない。
ギャンブルにはまる前に必ず読みた...続きを読むPosted by ブクログ -
パオロ・マッツァリーノの「反社会学講座」を思い出した。
人前で話をする際や物を書くときには事実に基づいた引用が必要。気をつけよう。
Posted by ブクログ -
様々な著者から統計学のおすすめ本として挙げられるだけあって、社会調査の正しい読み方が分かりやすく学べる名著だと思った。しかし、書き手の偏見やバイアスが多くあるため、一部、辟易としてしまった部分がある。その点が非常に残念である。Posted by ブクログ
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「ツキ」とは何だろう。そんなウナギのようにつかみどころのない「ツキ」の正体を解き明かす。
この本は1997年に発行されたものだが、2022年に読んでも役に立つ。
「強引な屁理屈」で、科学的に証明されたふりをするので、競馬、宝くじは、始末が悪い。
ギャンブル必勝本と新興宗...続きを読むPosted by ブクログ