谷岡一郎のレビュー一覧
-
「ツキ」に対する概念が180度変わった感じ。
著者は決して頭でっかちの学者では無くかなり腕利きのギャンブラーである事も内容の説得力を上げている。
実生活にフィードバック出来る項目も多くもう一回精読したい。Posted by ブクログ -
ないことの証明は可能か。
統計上の蓋然性の世界、95%の確立があればそれは有意と認められると言う状況で、可能と考える。
人間社会で、何が95%かといえば、大半の人が、そりゃそうだよな、と自然に思えることだろう。
挙証責任、説明責任、立証責任について説明し、不可能性、非合理性、間接補強証拠について...続きを読むPosted by ブクログ -
内容は、よいと思うが、あまりに攻撃的なものいいが少し合わない。
著者が言うように、反論の文書も読んでみたい。
調査は、しっかりみないといけない。
100名以下は意味がない。
回答率が書いてない。
粗探しすればなんでもでてくる。
一つの考えとして、知識としたい。Posted by ブクログ -
タイトルと内容が今ひとつ合ってないように思えるが、興味を持って読めた。
やるかやらないか、迷った時はやることにする、というのは面白い。正論。
文体も読みやすく、読者に媚びを売らず、ストレートに主張しているように見える。
多読のススメ。100ページ読んでつまらなかったら読まなくてよい。Posted by ブクログ -
"「知的生産」という言葉にどうも弱い。そんな題名の本をつい購入してしまう。
著者の提案するものは、主に時間の使い方と情報の取り扱い方。いろんなものに興味を持って、非効率でもよいので、取り入れること。こうした習慣を身につけることで、いつの日かアカデミックな視点で世の中を見ている自分に気がつくことにある...続きを読むPosted by ブクログ -
文字通り、数学者の著者が数学的分析によって、博打によって儲けることが難しいことを説いた一冊。
内容は数学が多くて難しいが、博打が難しいことがよくわかった。Posted by ブクログ -
筆者毒舌過ぎワロタ
ダレルハフの統計はウソをつくと同じで、定量値に騙されるな、という話。もちろん逆手に取ることもできる。Posted by ブクログ -
研究者やマスコミによっておこなわれる「社会調査」に数多くの問題が含まれていることを、分かりやすく解説している本です。
著者自身も認める通り、挑発的な発言が目に付きますが、論じられている内容は極めてまっとうだと感じました。右であれ左であれ、イデオロギー的に偏向した報道が、客観性を装って広められていく...続きを読むPosted by ブクログ -
主に社会調査をやるうえでかかりやすいバイアスを身近な調査をもとにわかりやすく、辛口で解説。
誤った社会調査が作られる原因としては下記のような原因があげられる。
偏ったサンプル
母集団がランダムでなくもともとなんらかの特性を持っている。調査自体は公平でも回答率が低い場合にこのようになる
選択肢の...続きを読むPosted by ブクログ -
ツキの正体は統計のゆらぎである、この答えには何と言うか、雷を打たれたような衝撃が走りました。目から鱗とはこの事です。
引用にもありますが、4代に渡って誕生日が同じというのも、確率は低くても、どこかに必ずあるんですよね。
大数の法則により試行回数が増えれば増えるほど平均に近付く、それに勝つには試行回数...続きを読むPosted by ブクログ -
谷岡さんの本は面白い。攻撃的。
確率の怖さと、それを理解することの大切さがよく判る。
ギャンブルのルールが判るのもおまけ。Posted by ブクログ -
ツキと呼ばれるものは統計上の揺らぎにすぎない。
冷静な確率論からギャンブルを切るだけでなく、どうギャンブルを楽しむかまで論は及ぶ。
極めて良書。
てか、日本国政府は国民の射幸心を煽りまくって53%もテラ銭取るヤクザな賭場を開く真似はやめませんかね。Posted by ブクログ -
「3枚のコインがある。1枚は両面とも黒、1枚は両面とも白、残り1枚は一方が黒でもう一方が白のコインである。表と裏の区別はつかない。今、この3枚のコインを袋に入れ、1枚を取り出して机の上におくと、見えている色は黒であった。このコインの裏が同じく黒である確率は?」。私は50%だと思ったが、間違いだった。...続きを読むPosted by ブクログ
-
前に「統計でウソをつく方法」を読んだが、例としてあげられているのが昔のアメリカのことだったので古すぎ、いまいちピンとこないところがあった。
が、この本は日本の大学や官公庁、新聞が行った社会調査について、その問題点を明快に指摘してくれるのでわかりやすく痛快だった。この本を読む前に自分でも???と思うこ...続きを読むPosted by ブクログ -
難しい個所もあるけれど、読んでおいて決して損はしないなと感じます。あらゆる調査データがどのような背景で作られているのか、「バイアス」とは何かを通して、調査を鵜呑みにしないことの大切さを知る事ができますPosted by ブクログ
-
こういう「社会調査」がありますよ、とかいってグラフが出てくると、なんかそれだけで「正しいんだぁ」と思ってしまいがち。オレはそんなことない、とか思ってても、やっぱりよくよく警戒しないとだまされちゃう……ということがよくわかる本。
もちろんこの本は「世の中、バカな社会調査がいっぱいある」ってことを...続きを読むPosted by ブクログ -
期待値・重回帰分析などの確率・統計の項目が、ギャンブルにピタリとはまるのがおもしろいですね。大数の法則をもとに「勝つなら一気がけ」とおっしゃっているあたり、筆者はやはりギャンブラーなのだなと。Posted by ブクログ
-
なにがすごいって、各種の調査を「ゴミ」とバッサリ切って捨てる思い切りの良さ。筆者の言う通り、朝日新聞は偏りはあるものの全てを開示しており潔い。Posted by ブクログ
-
* いろいろなギャンブルを例に確率に関する基本的な事項を説明してある。ただし、統計に関しては少ししか書いてない。
* 割と丁寧に説明しているとは思うけど、この本とは別に確率関係の本を読んでから読むほうがよさそうな印象を持った。
** 具体例を中心としていて、抽象化しづらい印象。
* ギャンブルを中心...続きを読むPosted by ブクログ -
タイトルだけみるとちょっと「トンデモ本」っぽいですが、内容は至極まっとうです。
確率・統計理論をもとに「ツキとは何か」を明らかにしていきます。
ギャンブルに関する非常に興味深いテーマが沢山取り上げられています。
以下目次から抜粋です。
・ギャンブラーの迷信
・必勝法の誤り
・確実に負ける賭け...続きを読むPosted by ブクログ