谷岡一郎のレビュー一覧
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ギャンブルにおけるツキとは何かを、確率統計を使って説明する。
著者はカードゲームの第一人者で、ギャンブル全体に詳しい。
ギャンブラーが感じる「ツキ」というものには、科学的な根拠はなく、統計的にその発生確率が説明できると言う。統計を学んだ人には
容易に説明できる事象でも、知らない人には「ツキ」という言葉でしか説明できない。またそれを頑なに信じる人との間では、議論にならない。
競馬の予想も、統計や確率の考え方を応用したものであり、馬券を沢山買う買い方は当る確率を高めるための工夫である。
著者の薦める馬券の買い方
負けは少なく、儲けは大きくがギャンブルの楽しみ方
・点数はできるだけ少なくする
・レー -
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ネタバレ羽生九段のエピソード - 脳を休めること
羽生九段と谷川九段との2日間の対局、初日が終了したあと谷川九段はウィスキーを片手に周りの人々と語らいリラックスしていた。
羽生九段は著者が友人と打っていた囲碁の碁盤を熱心に読みふけっていた。あとで機会があったときに本人に確認したところ羽生九段にとって別のゲーム、この場合は囲碁、を考えることは将棋で疲れた脳を休めるのに役立つらしい。
ストレス解消、リフレッシュとは脳と心を休めること
仕事でストレスを解消する人 「何かを成し遂げる」喜び 仕事人間と仕事中毒の違い
”押し付けに近い「やるべき事」や新情報は、気を許すと暴力的にやって来る。その点で時間のコ -
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知的生産術のノウハウ本かと思って買ってみたが、読んだ印象は、エッセイを読んだような気分になった。知的生産術というにはちょっと抽象的すぎるような気がする。ただ、いろんな物事を一刀両断に斬る筆者の意見は、心地よい面が多い。もちろん全部賛成というわけではないが。内容的には、知的生産術ではなく、人としての生き方に関する筆者の主張の方が心に残った。
・リーダーは決断できる人間であるというのが第一で最大の条件である。正直にいえばその決断は結果的に正しい必要すらない。リーダーは進むべき方向性を示し、皆が同じ方向に行くよう努力するだけでよい。間違ってもよいから決断すべし。リーダーを目指すものはすべからく、決断 -
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目の前の仕事を何とかこなすことで精一杯だった20代。仕事に加えて家庭にも大きな変化が訪れてやたらと忙しかった30代。そして40代になってふと振り返ると自分に足りないものの多さに圧倒されて無力感と戦いながら再び勉強を始める....僕はまさにそうした状況下にあるのだけれど、時折「もう今更勉強しても間に合わないんじゃないか」と弱気になる瞬間があって、そんなときにはこうした本を読む。実質、もうすでに実行しているメソッドが多いのだけれど、少しだけ気休めになる。さて、またアイデアを考える時間に戻ろう。
要点は
・早寝早起き
・無駄な時間を減らす
・時間軸での情報整理
・メールや電話より直接会う方が情報密 -
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
胴元が確実に儲かるように設計されたギャンブルに、直感で挑んでは勝ち目はない。
カタい目を押さえる流し買い、ワイド馬券や複勝転がし…、一見勝ちやすそうな手こそ負けへの近道とは、これいかに?
「必勝戦術」のあるゲーム、ないゲーム、スポーツ・ブッキングの仕組みなど、確率論で明かす、巧妙なからくりの数々。
[ 目次 ]
1 直感に頼るギャンブラーはなぜ負けるのか―あなたの「確率論センス」をテストする
2 儲けとテラ銭―「期待値・控除率」と「シミュレーション」
3 ルーレットに「流れ」はあるか―独立事象ゲームのシミュレーション
4 ブラックジャックの必勝戦術―従属事象のゲームについて
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