作品一覧

  • 中国ことわざばなし

    中国ことわざばなし

    ビジネス・実用

    3.0
    1巻1,760円 (税込)
    日本在住27年、身の回りの気になる出来事を、多彩な中国ことわざに照らして楊逸流に解釈する痛快エッセイ。 (※本書は2014/8/22に発売し、2021/4/15に電子化をいたしました)
  • 陽だまり幻想曲

    陽だまり幻想曲

    小説・文芸

    3.8
    1巻1,562円 (税込)
    中国人作家が新たなテーマに挑んだ意欲作! 6人兄弟を抱える隣家から、金曜の夜に届くのは、すさまじいケンカの怒号とそれに続くなまめかしい女の声…。となりの家族は「私」の理想なのか、それとも……。
  • 中国仰天事件簿 欲望止まず やがて哀しき人々

    中国仰天事件簿

    小説・文芸

    3.0
    1巻1,540円 (税込)
    これは近年の中国で起きた    「フツーの事件」です もし小説にしたら「作りすぎ」と酷評されそうな話の数々。 でもこれら刑事事件の顛末を読み進むうちに覚える 「中国社会の理不尽」とそれに振り回される中国人の切なさ。 芥川賞作家・楊逸が小説を超えた新ジャンルで浮き彫りにする「中国社会のリアル」。 事件1 「愛人職」を狙った女子大生の代償 事件2 俺は大富豪の息子のはずだ ! 事件3 車のナンバーのために繰り返された離婚、結婚 事件5 「夫人営業」の悲しき結末 事件7 「令嬢」は玉の輿を狙ったが・・・ 事件10 兄の愛人を妻にさせられて 事件11 シャトーマルゴーに壊された人生 ほか 人類史上初めての「一人っ子社会」中国では「もう欲望が止まらない!」 <著者より> 「中国人である自分は、自省するつもりで、長いこと同胞を鏡にして我が姿を映しては、 見つめ直す作業をしてきました。権力至上や拝金主義のはびこる中国に暮らす人々には、 詐欺や欺瞞であろうともどん底から這い上がろうとする以外道は残されていないのです。 私もその境遇にいたらと思うと、背筋に冷や汗が走ります。 私は逃れられました。幸運でした。でも幸運に胸をなで下ろすだけでいいのでしょうか? 外の世界の皆さんに、中国人の大変さ、切なさも知って欲しいのです」 <楊逸(ヤンイー)プロフィール> 1964年、中国ハルビン生まれ。87年、来日。95年、お茶の水女子大学文教育学部卒(地理学専攻)。2007年、『ワンちゃん』(文春文庫)で文學界新人賞受賞。08年、『時が滲む朝』(文春文庫)で日本語を母語としない作家として初めて芥川賞受賞。他の作品に『金魚生活』(文春文庫)、『すき・やき』(新潮文庫)、『あなたへの歌』(中央公論新社)他多数。共著に『中国の暴虐』(ワック、櫻井よしこ氏、楊海英氏)などがある。現在、日本大学芸術学部教授。
  • 中国の暴虐

    中国の暴虐

    ビジネス・実用

    4.3
    1巻1,540円 (税込)
    ウイグル、モンゴル、香港、そして尖閣、台湾へと習近平の非道が続く。 共産党の暴虐を体験した楊逸氏、楊海英氏の二人と櫻井よしこ氏が 中国の本質を浮き彫りにして、日本と日本人へ警鐘を鳴らす! <本書の内容> ・ウイグルで実際に見てきたこと ・国内外でジェノサイドを繰り返してきた中国共産党 ・実は漢人こそ中国共産党の最大の犠牲者である ・「東京は俺たちの縄張りだ」中国の工作員はうそぶいた ・「中華民族」などどこにも存在しない ・軍事力、経済、歴史・・・過大評価は中国の思うツボ ・経済的に豊かな中国人ほど毛沢東信者という不思議 ・早稲田大学は中国人留学生に乗っ取られる ・日本も「北京五輪ボイコット」の声を挙げよう 「中国と戦う時が来た。日本は一歩も引いてはならない」(櫻井よしこ)
  • わが敵「習近平」 中国共産党の「大罪」を許さない

    わが敵「習近平」 中国共産党の「大罪」を許さない

    ビジネス・実用

    4.2
    1巻1,430円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 芥川賞作家が、覚悟の告発! 香港デモに対する目を覆う弾圧、コロナ禍で愛する祖国を地獄絵図に変え、 同胞人民を殺し続ける共産党政権を、どうしても許せない。 自らの幼少期の過酷すぎる下放体験の記憶と、今の苛烈な人権抑圧の状況を重ね合わせながら、 文学者として、日本の、そして世界の市民に中国における自由と人権の侵害に抗い、 状況が改善するよう働きかけてほしいと呼びかける、悲壮なメッセージ。 ◎李文亮医師の警鐘が封殺され、情報が市民に知らされなかった結果、武漢で爆発的感染が起きた。 ◎新型コロナウイルス蔓延は「中国政府による人災」だ。海鮮市場が感染源でないと、当局自らが認めた。 ◎初動段階での意図的な情報隠蔽の裏で、「0号患者」に何が起きていたのか? ◎明らかに過少申告の公表数、恐るべき火神山病院の実態、封鎖で死ぬのを待つばかりとされた武漢市民たち。 ◎習近平独裁体制こそが「情報隠蔽」の原因であり、習近平の面子のためにWHOに影響力を行使した結果、世界に感染が拡大した。
  • エーゲ海に強がりな月が

    エーゲ海に強がりな月が

    小説・文芸

    3.8
    1巻1,324円 (税込)
    “失恋した傷は恋愛で癒すしかない”という周囲の気遣いで、大学時代の同級生と別れた私は、次の恋人と知り合うが、仕事優先の彼の振る舞いに、別れを決意した。 同じように悩みを抱えるOLの桂子に身内のような愛情を感じる私は、自身の少ない恋愛経験を語る。 証券会社でお互い投資家として出会ったという“カレチ”と桂子。親子ほど年の離れた男女の恋の駆け引きが始まる――。
  • 暴虐国家 習近平の中国

    暴虐国家 習近平の中国

    ビジネス・実用

    4.0
    1巻1,100円 (税込)
    本書と連動した内容が楽しめるYouTubeチャンネル「デイリーWiLL」 動画URLはこちら→https://www.youtube.com/@Daily_WiLL 日本の処理水を「汚染水」と言いつのり、国民を煽って日本に電話攻撃をさせ、 政府は科学的根拠を示すことなくイチャモンを付け、この時とばかりに嫌がらせをする。 この習近平の非道ぶりはウイグル、モンゴル、香港で猖獗(しょうけつ)を極め、台湾、尖閣、日本へと 押し寄せてきた。 それでも財界や政界には日中友好を唱える輩が絶えない。 この本は、中国共産党の暴虐を体験した楊逸氏、楊海英氏の二人と櫻井よしこ氏が 中国の本質を浮き彫りにして、日本人に警鐘を鳴らす!単行本『中国の暴虐』を加筆修正しワックブンコ化した。 <本書の内容> ・ウイグル他で今なお進行する中国のジェノサイド ・中国国内でもジェノサイドを繰り返してきた中国共産党 ・実は中国人こそ中共の最大の犠牲者である ・夫が収容所に入れられた女・子どものウイグル人家庭に中国人が入り込む ・中国の工作員はうそぶいた「東京は俺たちの縄張りだ」 ・早大教授がつぶやいた「早稲田大学は中国人留学生に乗っ取られる」 ・習近平が言う「中華民族」などどこにも存在しない ・軍事、経済、歴史・・・中国を過大評価してはいけない ・経済的に豊かな人ほど毛沢東主義者という中国人の不思議 ほか 「科学技術を手にした“倫理なき中国”の怖さが露骨に出てきた」(楊海英) 「コロナ対策や香港問題で中国を批判した途端、私と親族に日中双方で嫌がらせが」(楊逸) 「日本人は自国を守るため、何十年にもわたる中国との闘いを覚悟する時がきた」(櫻井よしこ)
  • 流転の魔女

    流転の魔女

    小説・文芸

    3.0
    1巻733円 (税込)
    来日三年目、居酒屋で時給900円のバイトをしながら法律の勉強にはげむ中国人女子大生の林杏(りんきょう)は、ふとしたきっかけで、カード犯罪で逮捕された中国人の通訳を務めることになる。 4時間弱の労働で得た報酬は、15000円! 夕食にいつもより高いデザートをコンビニで買う。林は謝礼のお札をしげしげと眺め、一万円札の福沢諭吉に「万太郎」、5000円札の樋口一葉に「おせん」と名付ける。 コンビニで支払われた「おせん」はあっという間に海を渡り、人間の欲まみれの世界を裏側から見つめることになるが――。 貨幣は世の中を便利にする画期的な発明だけれど、それによって人生を狂わされたりもする。ユニークな構成と奇想天外な展開で好評を博した、傑作〈お金〉小説。
  • ワンちゃん

    ワンちゃん

    小説・文芸

    3.7
    1巻478円 (税込)
    中国人女性の「王愛勤」ことワンちゃんは、名前のとおりの働き者。女癖が悪く働かない中国人の前夫に愛想を尽かし、心機一転、日本人と見合い結婚をして、はるばる愛媛へやってきた。家事に夫の送り迎え、病気の姑の世話と働きながら、生活力たくましいワンちゃんは、四国の独身男性を中国への「お見合いツアー」に誘うのだった──。日本語を母語としない作家として、初めて芥川賞を受賞した著者のデビュー作! 文学界新人賞を受賞した表題作のほか短篇「老処女」を収録。
  • 時が滲む朝

    時が滲む朝

    小説・文芸

    3.8
    1巻468円 (税込)
    中国の小さな村に生まれた梁浩遠(リャン・ハウユェン)と謝志強(シェー・ツェーチャン)。大きな志を抱いて大学に進学した2人を、1989年の天安門事件が待ち受ける──。“我愛中国”を合言葉に中国を民主化しようと努力する貧しい学生たちの苦悩と挫折、そしてその後の人生。北京五輪前夜までの等身大の中国人を描ききった瑞々しい傑作。日本語を母語としない作家として、初めて芥川賞を受賞した楊逸(ヤン・イー)の代表作!
  • 英語一強時代、日本語は生き残るか

    英語一強時代、日本語は生き残るか

    小説・文芸

    -
    1巻305円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 水村美苗氏(作家)インタビュー「言語の植民地化に日本ほど無自覚な国はない」、会田弘継青山学院大学教授・宇野重規東京大学教授による対談「“ポスト真実”時代の言語と政治」、三上喜貴長岡技術科学大学教授による「データが示す世界の中の日本語」、情報通信研究機構(NICT)フェローの隅田英一郎氏とサイエンスライター内田麻理香氏による対談「-自動翻訳が拓く未来-英語を勉強しなくてもいい時代がやってくる?」、ロバートキャンベル氏(国文学研究資料館長)による「日本語を学習するとどんなメリットがあるのか」など、さまざまな角度から日本語の未来を考察。また、ハロルド・メイ氏(タカラトミー社長)、楊逸氏(作家)、ボビー・オロゴン氏(タレント)、春香クリスティーン氏(タレント)によるコラム「複眼で視る日本語」も掲載。

ユーザーレビュー

  • 時が滲む朝

    Posted by ブクログ

    外から見る中国、ニュースで知る中国、観光で来日している中国人の方、そういった面からしか知らなかったけど、この本を読んで、中国内部で一般の中国人たちがどんなことを考えどのように行動していたのか初めて知りました。
    そして、遠い存在だった中国が、近く親しみを感じる存在になりました。
    東欧諸国のようにうまくいけば良かったのに、中国での民主化はいくら頑張っても果たせぬ夢だったのですね。さぞ無念だったでしょうね、、
    しかし、甘先生に届いた息子さんからの手紙に表れているように、家族を二の次にしてまで取り組むことではない、、主人公、浩遠はそこまでしなくて良かった。
    「あとがき」に記された著者の思いに触れ、さらに感動が深まりました。

    0
    2026年07月05日
  • 時が滲む朝

    Posted by ブクログ

    読書開始日:2021年10月5日
    読書終了日:2021年10月7日
    所感
    読みやすく、かつ面白く、好きな作品。
    大学生活とその後の生活で大きく2つに分かれる。
    学生運動や中国の政治について無知な自分にとって、勉強になることばかりであった。
    学生時代を思い返すと、「血より濃いもので、まるで火を噴く油」のような想いが湧き上がる経験はなんどかしたことがある。
    危うい野生の感情。
    そこに大義が交わることで、自分の思想を過信し大きな事件を引き起こした。
    自分も熱中したことが収まる範疇だっただけで、主人公と同じ大義をもったらおなじ行動をしていたかもしれない。
    主人公が日本に移ってからも面白い。
    主人公も、主人公のまわりにもずっとつきまとうのはいつだって、国への愛か、手に届く範囲への愛か、その是非。
    このバランスをうまく取れる人はおよそいないと思う。
    ラストシーンに、主人公のこれまでことへの折り合いがこれでもかと詰め込まれている。
    かなり好きな作品。
    たまの表現がかなりかっこいい。
    好きな文をひとつ。
    この拝観社会に生きる人間には理解できない狼の孤独


    根拠地
    苦労によって刻まれた目尻の皺一本一本に、洗い落とせないほど黒ずんで溜まった時の色
    怒髪天を衝く
    有人が増えるとまた新しい世界もひとつ増えていく
    労働改造
    愛やら何やらの、腐敗した資本主義の情調に危うく腐食される
    胸に沸いているのが、血より濃いもので、まるで火を噴く油
    でも好きになる権利くらいあるよ
    目には野生が光った
    秒を数え、狭い窓から漏れる光で時間を憶測してすごす日々である。
    刃物の様な隙間風をつまみに
    苦渋ばかり舐めてきた浩遠は、初めて心の底からほんのりとした甘みを味わうことができた
    梅はなんにも言わずにっこりとかよわそうにわらった
    餃子をお腹にいれたければ、まずその不満を出さないことには爆発してしまう。
    ビザ日本優遇
    革命家は孤独
    お腹いっぱいに食べさせるってことは大変なことだ
    土地を失って支援金や寄付金などで生きる詩人には閃きも、何も生まれない
    この拝観社会に生きる人間には理解できない狼の孤独
    妻と息子も顧みることができない、そんな人が国を愛せるだろうか。
    じゃ、たっくんのふるさとは日本だね
    もう帰りましょうか。

    0
    2021年10月07日
  • 中国の暴虐

    Posted by ブクログ

    南モンゴル出身の楊海英教授、ハルビン出身で芥川賞作家の楊逸、櫻井よしこの中国の覇権主義に関する鼎談。
    モンゴル、チベット、ウィグルでの残虐なジェノサイド、オーストラリアでのサイレントインヴェジョン(中国人富豪の政治家、大学への多額な資金提供による親中国派拡大策)
    中国政府は大学関係者を、自由で解放的な学問研究と戦う戦争従軍者と認識しているとの指摘もある。
    日本でも2500人の中国人留学生が在籍する早大では中国政府にそぐわない発言をした教授を反動教授と弾劾した例も語られる。読み進む内に中国の地球規模での侵略はコロナ同様に既に各国の肺に浸潤しているのではと不安に襲われる。

    0
    2021年09月18日
  • わが敵「習近平」 中国共産党の「大罪」を許さない

    Posted by ブクログ

    前半、ソースがよくわからない「だそうです」という話が多かったのが難点。
    しかし
    「だそうです」な話も、おそらく事実なのだろうな…と思わせる記述が続いていく。
    隣国がこんななのに…
    ただただ怖い。

    0
    2021年08月19日
  • 時が滲む朝

    Posted by ブクログ

    第139回芥川賞受賞作品(2008年)。
    1988年の中国民主化運動に参加した主人公・浩遠と相棒の志強が辿った高揚と挫折と再生の物語。
    学生として参加した民主化運動と結果としての天安門事件。そして、全てが無に帰してもなおこだわり続ける民主化への想いに反して、経済大国化への道へ舵を切った中国。見切りをつけて生活に商売にいそしむ人々が増える中、家族と生活を維持していかなければならなくなった主人公・浩遠の葛藤もここにはじまる。

    表現の技巧には多少のぎこちなさを感じるが、広大な大地と清々しい朝の景色の描写は読者にリアルな自然美を感じさせてくれる。
    主人公たちの転機となった場面にはもう少し膨らみが欲しいところだが、逆に中編ならではの物語進行のテンポの良さがあって、時が経つにつれての主人公・浩遠の言いようのない桎梏がストレートに伝わってくる感覚はなかなか良かった。
    また、「音」の感覚が十二分に取り入れられていて、早朝に湖へ向けての叫びや、宿舎でこっそり聴いたテレサ・テンの歌など、学生ならではの雰囲気を思い出させてくれるような感覚にも魅せられた。それに、効果的に挿入される中国詩などもぐっと心に迫ってくるが、なによりも中盤以降に繰り返されるBGMであり、主人公再生のキーワードでもあった尾崎豊の「I LOVE YOU」は作品全体のテーマ曲としてとても似合っていたのではないか。
    ともすればベタな青春物語になりがちなのを、中国の「あの時代」に生き、そして挫折していった「一般の人」をテーマにしたことで、とっくに現代日本人が忘れ去った(物語中の日本人課長のスタンスでもある)政治の理想と現実生活の狭間でもがき苦しむ有り様を、逆に新鮮な空気感で届けてくれたといえるだろう。

    折しも香港では民主的選挙制度導入を要求した学生デモが続いているが、中国政府の力の発動が繰り返されないよう祈るばかりである。

    0
    2014年10月13日

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