楊逸のレビュー一覧
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前半、ソースがよくわからない「だそうです」という話が多かったのが難点。
しかし
「だそうです」な話も、おそらく事実なのだろうな…と思わせる記述が続いていく。
隣国がこんななのに…
ただただ怖い。Posted by ブクログ -
第一章冒頭の櫻井氏の「中国は世界で最も罪深い"悪逆国家"のひとつ。二十一世紀のいま、どこから見ても許されざる異民族の弾圧や虐殺を続けている。チベット人にもモンゴル人にもおぞましい弾圧を加えてきた。いま、とりわけ国際社会の避難が集中しているのがウィグル人への弾圧だ」との発言で始まる本書は「悪逆国家」た...続きを読むPosted by ブクログ
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芥川賞受賞の中国人作家、楊逸が自分の経験と調査から記した中国の実情。
中国で生まれ、日本に帰化するまで生活をしていた作家だけに信憑性はあるのだろう。
「なんでもありなんだ」と暗い気持ちになる。
実際、今行われているオリンピックでも、政府要人派遣を避けた国には意味不明なペナルティを出している。BGYが...続きを読むPosted by ブクログ -
現実レベルでこの作家はいつ共産党に囚われられても不思議はない。そんな危険を冒しても書き綴った作家の共産党への怨みと同胞への愛情を感じる一冊。Posted by ブクログ
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中国出身の芥川賞作家による習近平、というよりは文化大革命以来の腐敗まみれ・権力闘争第一の中国共産党の大ディスリ本。まあ少し妄想の部分もあるが、さもありなんという意味で読む価値のある本。故国を想う気持ちと、民主国家への体制変革を望むが到底無理だろうという諦念の気持ちヒシヒシと伝わってくる。実力がある分...続きを読むPosted by ブクログ