佐藤信之の作品一覧
「佐藤信之」の「日本のバス問題 高度成長期の隆盛から経営破綻、再生の時代へ」「コミュニティ鉄道論」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「佐藤信之」の「日本のバス問題 高度成長期の隆盛から経営破綻、再生の時代へ」「コミュニティ鉄道論」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
日本のバスの輸送人数のピークは1970年と今から60年くらい前だそうです。
日本の人口がピークになる前から下り坂を辿っていることになります。
バス会社の経費は人件費の割合が高いということですが、運転手さんのお給料は他の職業のお給料と比べても低い水準ということだそうです。
お給料が低いのに人件費の割合が高い、って企業としてはかなり悪い状況かと思いました。
バス業界単独で考えるのではなくて、地域の基本的な生活インフラ(公共輸送や医療や買い物や文化芸術など)のひとつの要素として対策を考える必要性を感じました。
自動運転が早くレベル5の水準になって欲しいと思いました。
Posted by ブクログ
東京圏と大阪圏の鉄道の話。鉄道について、その究極の輸送力を発揮すべき通勤時の鉄道輸送力の推移をはじめ、人口動態や自動車など他の交通手段との比較等、深い科学的研究・分析がなされている。路線延伸や車両開発の歴史にも詳しい。今後将来に向けての問題点、解決案、展望等も参考になった。
「東京の西側郊外に開発された田園都市は、最初は分譲地の販売は不調であったが、関東大震災の後は、日本橋あたりの裕福な商家の人たちが競って購入するようになり、住まいは山手、職場は都心と職住分離したことで、毎日通勤する人々が生まれるようになった」p6
「通勤定期旅客が通勤によって失われた付加価値の1年間の総額は、6兆7000億
Posted by ブクログ
我田引鉄と揶揄されるように鉄道は政治と結びつきやすい。そんな両者の歴史と近年の現況を概観した一冊。
政治家が地元に鉄道を引くのは明治から昭和にかけての定番。都市伝説も含め多くの逸話がある。
しかし、前提となる「鉄道=地域の発展」という発想が近年は崩れているという。長崎新幹線の通る佐賀県、中央リニア新幹線の通る静岡県から見ればタダの迷惑施設となっている。一方では富山県内や宇都宮市のLRT整備のような新たな公共交通のカタチも見え始めている。
本書はそんな政治と鉄道の関係を明治から現代まで概観した一冊。国と地方の関係の変化や小選挙区制制などによる政治家の小物化(ビジョン提示から御用聞き、大衆迎