作品一覧

  • 走る奴なんて馬鹿だと思ってた
    3.9
    雑誌『Tarzan』の人気連載が単行本に! 運動とはまったく無縁。 文化系&夜型生活を極めた作家・松久 淳が45歳にしてマラソンにハマッた。 なぜ人間は走るのか? そこにイミはあるのか? マラソンの本=ハウツーという常識を超えた!? 笑えるマラソンエッセイ、ここに誕生! 僕は松久 淳のことをよく知ったつもりでいたが、“馬鹿だと思ってた奴ほどよく走る”ことは知らなかった。――みうらじゅん 松久さん、僕が教えたら4時間切れますよ!――猫ひろし 45歳まで、文化系極まる生活を続け、たった100mも走れなかった作家が、 度重なる体調不良をきかっけに走ることに目覚め、 遂にはフルマラソンを完走するまでになった経緯を、 自虐あり・笑いあり・マジメな提案ありの文章で紹介するエッセイです。 この本はマラソンの「実用書」ではありません。 この本を読んでも、速くは走れないかもしれません。 でも、マラソンの楽しさや悲喜こもごもをじんわり味わったり、 走ってみようかなという気持ちにさせてくれます。 マラソンランナーはサブ3やサブ4のエリートばかりじゃない。 いつも後ろのほうでギリギリ完走でもいいんです。 そんな“遅いけど頑張るおじさんランナー”の背中をグイっと押してくれる1冊です。
  • 猫の話をそのうちに
    3.6
    1巻1,287円 (税込)
    燃え殻さん絶賛! 元カノ青春小説。  永遠だと思った日常は、今の僕には眩しくてもう見えない。  どこか自分の作品と似た匂いを感じました――燃え殻さん  お前はひどい奴だよ。でも、歌うしかないんだよ、彼女のことを。  売れないギターデュオ・ネクストマンデイのひとり、野崎周一郎は、相方がこの業界から去り、覚束ない日々を送っていた。そんなある日、偶然居合わせた居酒屋で、人気ミュージシャン・黒沢と飲むことになる。その場で、説教をされ、号泣した野崎だったが、翌日、何事もなかったように黒沢から飲みの誘いを受ける。以降、野崎は、気が付けば頻繁に黒沢と飲むようになった。だが、元カノとの中途半端な交際を指摘されたことをきっかけに、野崎と黒沢は連絡が途絶えてしまう。それから、長い時間が流れた――。
  • きっと嫌われてしまうのに
    3.8
    1巻1,144円 (税込)
    高校入学後、充はユキちゃんにひとめぼれした。それまで遊び人キャラだったが、人が変わったように彼女を前にするとまともに話すことも出来なくなってしまう。しかし、周りから「ストーカー」扱いされるほどの猛アタックの末、二人は付き合うことになった。しかし、ふとした瞬間ユキちゃんは寂しそうな無気力なような表情を見せる。彼女にはある秘密があった――。高校生にふりかかる残酷な現実。最終章で世界が一転する二度読み必至のどんでん返し!
  • 麻布ハレー
    3.5
    1巻1,430円 (税込)
    ハレー彗星は、宇宙をめぐり76年毎に地球へ接近して、その雄大で美しく、そして威厳のある姿を人々の前に現わします。 小説の舞台は、1910年、1933年、1986年。 そして2061年。 1910年、1986年、ハレー彗星の出現とともに恋が始まります。 1910年、天文台で出会った不思議で美しい女性、晴海。売れない小説家志望の國善。 ふとしたキッカケで麻布にある天文台で出会い、惹かれあい、すれ違う二人。 なかなか進まない晴海にかくされた謎を感じ始める國善。 時代は流れ1933年、1986年、そして次にハレー彗星が地球に接近する2061年。 晴海の謎が解かれ、再び想いが時代を超えてつながる予感が…。 ※月刊誌「月刊天文ガイド」初の連載小説「麻布ハレー」に加筆し、書籍化したものです
  • もういっかい彼女
    4.1
    1巻1,287円 (税込)
    大人切ないタイムスリップ号泣ストーリー。 私は、何度か過去に戻ったことがある--。雑誌のインタビューで出会った初老の官能小説家が話し始めた内容は、想像を絶するものだった。 これは、夢か、現実か、それとも彼の戯言なのか? 雑誌のライター・冨谷啓太(通称・タニケー)は、自分が担当する「オールド・タレント」というインタビュー連載に、なんとなく訳ありのある人物を取材するよう依頼される。取材相手は、佐々田順という官能小説家で、20年前に9作の小説を世に出した後は、すっかり鳴りを潜めていた。 カメラマンの野田奈々と、その初老男性の取材を終えたタニケーは、ひょんなことから佐々田のとんでもなく長い話を聞くことになる。
  • かみつき
    4.0
    1巻1,265円 (税込)
    水に触れると人は昏睡してしまう―謎の「新水化」現象により、人類は絶滅への道を緩やかに辿っていた。その事態の打開に選ばれたのは、「かみつき」だった。かつて人の形をしながら、人を襲い、咬み、食い、人々をパニックに陥れ、忽然と消えていった“変異体”たち。そんな、死なない「かみつき」に、人類再生の鍵が隠されていた。そして、捕獲者はいまだゼロ、生還率10%以下というこの危険な任務に就いた男がいた。自分の人生に絶望していた彼は、死に場所を探すようなつもりで探索を始める。しかしそんな彼の目の前に、「かみつき」は現れた…。SFなのか、ホラーなのか、それともこれは予言なのか。2014年度もっとも静かな衝撃を呼ぶ問題作が登場!
  • 中級作家入門
    3.5
    1巻1,100円 (税込)
    10年以上のキャリアを持ちつつ“中級作家”を自称する著者が原稿料の仕組みや本の売り方、編集者との付き合い方などリアルな作家ライフを完全公開。黒い笑いと作家志望者へのお役立ち情報が詰まった実用エッセイ!
  • 天国の本屋
    4.2
    1~2巻528円 (税込)
    さとしはアロハシャツの不思議なおっさんに誘われ、突然天国の本屋でアルバイトをすることになった。この店の売り物の、朗読サービスを受け持つことになったさとし。そして緑色の目を持つ少女ユイに恋心を抱く……。でも、ユイの心は、この世でできた大きな傷に塞がれていた──。慌しい毎日に押しつぶされそうな貴方にお勧めします。懐かしさと優しさが、胸一杯に込み上げてきます。

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  • 四月ばーか
    3.7
    1巻440円 (税込)
    1997年、春。2匹の猫と暮らす亨の元に大学時代の親友、朋子と今野が転がり込んできた。男2人・女1人の奇妙な共同生活。誰もが口には出せない秘密を持ち、癒えない想いを抱え、悩み迷いながらも、新たな一歩を踏み出していく。『天国の本屋』で圧倒的な支持を集めた著者のリアルで瑞々しい恋物語。
  • マリコはたいへん!
    3.7
    1巻440円 (税込)
    ある31歳のマリコさんは、アパレルメーカー広報。彼女をとりまく男は全てダメ男だった。平気で浮気を報告してくる「朗らか馬鹿」彼氏や約束事皆無で浮気現場を簡単に目撃されてしまう「ずぼら馬鹿」彼氏。彼らに翻弄されながらも、なぜか尽くす女のエピソード。ある23歳のマリコさんは、ピザ屋店員。あることがきっかけで入院中の男性と文通合戦開始!? 今時では珍しい心温まる純愛エピソード。ある27歳マリコさんは、客室乗務員。モテること保証のこの仕事。でもそのモテた相手が凄かった。某有名スポーツ選手から声を掛けられて、セレブな生活がスタート……?20代~30代、さまざまな職業、恋のシチュエーションに置かれた27人のマリコさんによる27通りの「オンナの生きる道」を描いたショートストーリーズ。

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  • 天国の本屋 恋火
    4.1
    1巻561円 (税込)
    竹内結子主演映画のベストセラー原作待望の文庫化!ある日突然、ピアニスト健太は謎のアロハシャツ男ヤマキに声をかけられ、天国の本屋に短期バイトとして連れてこられた。そこで彼は、ある女性ピアニストに出会う。 一方、飴屋の娘・香夏子は商店街復興のため、花火大会に向け奔走していた。そこで彼女は「その花火を見ればふたりの恋は成就する」という伝説の花火師に出会う。 天国と現世。ふたつのストーリーが同時進行するなか花火大会当日、ついにある“奇跡”が訪れる。

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  • ラブコメ
    4.3
    1巻715円 (税込)
    香里奈主演映画化原作! 待望の電子化!25才花屋の店長・松田真紀恵は、恋をする暇もなかった。 朝5時に花市場に仕入れに行き、一日の労働を終える頃にはすでに夜の9時。店の片付け→夕食→お風呂が済むと、もう起床時間までわずかに5時間しかない。 遊びに行くことはもちろん、流行りのドラマを見ることもできず、友達と長電話することはおろか、ペディキュアはいうに及ばずマニキュアを塗る時間もない。 そんなわけで、性格はきついわ、男っぽい言葉遣いながらものすごい美人なのに、もう1年11か月も恋をしていない。 ところが、恋の神様はどこかにいるもので――。

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  • 天国の本屋 恋火

    Posted by ブクログ

    竹内結子主演映画のベストセラー原作待望の文庫化
      ある日突然、ピアニスト健太は謎のアロハシャツ男ヤマキに声をかけられ、天国の本屋に短期バイトとして連れてこられた。そこで彼は、ある女性ピアニストに出会う。  一方、飴屋の娘・香夏子は商店街復興のため、花火大会に向け奔走していた。そこで彼女は「その花火を見ればふたりの恋は成就する」という伝説の花火師に出会う。  天国と現世。ふたつのストーリーが同時進行するなか花火大会当日、ついにある“奇跡”が訪れる。竹内結子主演映画話題の原作。

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    2024年04月14日
  • 走る奴なんて馬鹿だと思ってた

    Posted by ブクログ

    年代がやや近いので、いちいちかますツッコミとボケにツボった。笑いをこらえながら読んだけど、よくよく考えると著者の身体は医療的に問題なくても、なんか危なっかしい気もした(笑っていいのか?しかし、良くぞそんな身体で走り続けられるものだ。
    40半ばとは言え、走り始めて短期間で5分/km に達しているのには驚いた。自分もスピードつけたいけど、全然進歩がないので羨ましい(笑

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    2023年10月28日
  • 天国の本屋

    Posted by ブクログ

    突然天国の本屋で働くことになった主人公さとしを通じて、もう会うことは出来ない大切な人を思い出せる本。
    実際の天国は行ったことがないしあるのかもわからないけど、この本の通りの天国なら素晴らしいと思う。

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    2023年04月19日
  • 走る奴なんて馬鹿だと思ってた

    Posted by ブクログ

    面白かった!!そして私も今すぐ走り出したくなった。いつも走っているよりも長く。そしてハーフ、ゆくゆくはフルマラソンを。私にできない訳がない。
    だって私は酒も飲まないし、食事にも気をつけているし、規則的な生活もしているし。今から最悪なこと書くけど、この人にやれるんなら私にやれないはずがない。(最悪)
    だけども最初は自宅の周りを走るだけでもゼーハーしていた著者が、プロに教わった訳でもなく、ただ走る楽しみにハマっていったというだけで、めきめきと距離を伸ばしていく過程は本当にすごいと感じた。ペースだって私よりも全然早いし。
    著者が初めて挑戦したフルマラソンが奇しくも横浜マラソン。私先日走ってきた。7k

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    2022年11月10日
  • 天国の本屋

    Posted by ブクログ

    サクッと読めて、泣けるおすすめ本。
    この本の中では人間の寿命は100歳と決まっていて、100歳まで生きられなかった人達はその姿のまま、残りの人生を天国で過ごす……
    現実でもそうだったらいいのに笑
    そんなに長くない1冊なのに深いというかなんというか…泣けます。


    この本は自分にとってすごく思い入れがあったはずなのに手元になかったせいか、ずーっと忘れてた。
    久しぶりに思い出して購入して再読。
    そうそう、こんな話だった。と思いつつも泣ける。

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    2022年04月03日

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