あらすじ
さとしはアロハシャツの不思議なおっさんに誘われ、突然天国の本屋でアルバイトをすることになった。この店の売り物の、朗読サービスを受け持つことになったさとし。そして緑色の目を持つ少女ユイに恋心を抱く……。でも、ユイの心は、この世でできた大きな傷に塞がれていた──。慌しい毎日に押しつぶされそうな貴方にお勧めします。懐かしさと優しさが、胸一杯に込み上げてきます。
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突然天国の本屋で働くことになった主人公さとしを通じて、もう会うことは出来ない大切な人を思い出せる本。
実際の天国は行ったことがないしあるのかもわからないけど、この本の通りの天国なら素晴らしいと思う。
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サクッと読めて、泣けるおすすめ本。
この本の中では人間の寿命は100歳と決まっていて、100歳まで生きられなかった人達はその姿のまま、残りの人生を天国で過ごす……
現実でもそうだったらいいのに笑
そんなに長くない1冊なのに深いというかなんというか…泣けます。
この本は自分にとってすごく思い入れがあったはずなのに手元になかったせいか、ずーっと忘れてた。
久しぶりに思い出して購入して再読。
そうそう、こんな話だった。と思いつつも泣ける。
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天国を舞台にした、ファンタジー系の恋愛小説。
心を開いていないユイと、天国へ臨死体験をしに来たサトシとの淡いラブストーリーが読みどころ。
そして本屋でのアルバイトとサトシとの出会いを通して、ユイが過去の苦しみを乗り越えつつ心を開いていく様も読みどころ。
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ファンタジー要素があるんだけど、設定がしっかりしているからすんなり腑に落ちる作品。登場人物も身近にいそうな人たちが多いし、読みやすいからコロッと世界観に引き込まれる。
絵本を読んでいるような、優しい言葉たち。
主人公のさとしを自分に照らし合わせて、愛しいひとに逢いたくなる。
最後の一文がキラーワード。
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挿絵が結構あったのであっとゆーまに読めてしまいました。
「泣いた赤おに」っていいお話だったんですね。
子供向けの絵本や童話って結構いいお話が多いですよね。
それこそ大人になってから読むと「こんな深い話だったのか・・・」とビックリする事があります。
涙の出るお話です。
すごくよかった。
死ぬ事ってホントにこう云うことなのかもしれない。って思ってしまった。本当にそうだといいのに。
最後は「おおぉ~~!!」と喜びました
幸せな気持ちになる本でした。
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一時間もかからずに読めてしまう小説だが、とても良い話。多分、自分が本好きなこととか、子供に本を読み聞かせたりすることとかが関係あるのかもしれないけど、こんな本屋が天国にあるなら自分も店長をしたいと思った。
最後の終わり方も、あー、結局そうやって終わってしまうんだ、って思ったところに、やっぱりそうなったんだ、という終わり方が個人的には良かった。
挿し絵がちょこちょことカラーで入っているし、紙も普通より少し厚めなのが、絵本みたいで良い。
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大好きな天国の本屋シリーズ第一作目。
死にたくなったら読んでも良いけど、
死ぬ気が無くて読んでも面白いです。
大切な人が亡くなってしまった人にも読んでほしい本です。
身近な人を愛すための本です。
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ごく薄い本です。字組みの大きいし、1時間ほどで読めてしまいます。
ストーリーそのものは、とてもありきたり。先は読めてしまいます。しかし、それでも何か感じるところがあって。
多分それは、じっくり丁寧に書き込まれた、それだけで優しさを感じさせる文体のせいなのでしょう。水彩の挿絵とともに、この本の独特の雰囲気をかもし出しています。
シリーズ化されているのですね。ちょっと悩んでしまいますが、もう何冊か手を出してみましょう。
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天国という名前の本屋と思ったら、
本当に天国にある本屋の物語だった。
綺麗な挿し絵がちょっと多めで
さくさく読めちゃう大人向けの絵本のような
小説。
主人公のさとしが不思議な老人に連れてこられたのは、なぜか天国の本屋!
とまどいながらも天国で本屋の仕事をしながらいろいろな人に出会い成長していく
恋愛ファンタジー。
まず、天国の設定が面白い。
普通は天国といえば天使がいたり花が一面に咲いてたり楽園のような場所を思い浮かべるけど
本書は全く違う。
まるで別次元というより現世そのもの。
しかも、天寿が決められていてその前に死んでしまうと天国で仕事をしたり現世と同じように余生を過ごす。
でも、もし自分が死んで天国に本屋があったら退屈しないし、好きな本を好きなだけ読めるから本当に天国かも。
だけど仕事は余りしたくないなぁ。
いろいろな本の話しが出てくるのも、
本好きにはたまらない。
特にお気に入りの作家さんや作品が出てきたときはテンション上がっちゃうよね。
さとしと心に傷をおったゆいとの恋の行方も気になるところ。
最後も恋愛ファンタジーらしい気持ちの良い結末。
ただ、挿し絵も綺麗で良かったのだけれど想像するイメージが固定されてしまうので、物語の世界が狭くなってしまうように感じた。
まだ当分行く予定はないけど
天国の本屋に行くまでに読みたい本の
ブックリスト作らなきゃ。
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5.24 松久敦+田中渉「天国の本屋」
コンビ作家さんの本を読むのは何気に初めてかも。
主人公の台詞が冒頭やけに長く 続く展開も予想のつくものが多かったけれど、瞳が潤むシーンが満遍なく散りばめられていて綺麗な気持ちになった。「天国の本屋」流のルールで人生を受け入れられたら必要以上に死への負の意識は持たなくていいんだな〜と…そしてこの本、私の生まれた次の年に映画化されていてなんと主題歌がユーミン「永遠が見える日」映画には馴染みのない私だけれどこれは見てみたい!
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途中で挿し絵も入り絵本のようで分かりやすく、途中有名作品を朗読する描写あり。これらを読んだ事のある人は懐かしくなるかも。
ページ数も少なくてあっさり読める
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朗読を通じて、天国と現世で生きる未練を抱えた人を繋ぐ物語。
アロハシャツを着込んだ老人に天国の本屋の店員に抜擢され、なぜか朗読をすることに。
だが、続けるうちに聞いてくれる客が増え、朗読する本に感動する人まで現れる始末。
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そっかー。そういうシステムだったらすごいなー。
でもおばあちゃんは天国ではおじいちゃんとはくっつかないんだなと思うと、孫としては複雑なのではないだろうか。
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ほっこりする本。
まだ死んでもないのに天国の本屋さんに連れて来られてしまった少年と、強いトラウマを抱えて生まれ変われないでいる少女との心温まるストーリー。
短くてさらーっと読める本なのに心温まる話で、何回も読んだ大好きな本。
天国の本屋さんもし私が死んだ時には行ってみたいな〜
映画化もしているそうなので見てみたいと思った。
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ほっこり心が温かくなるお話だった。
文中に出てくる絵本、泣いた赤鬼のお話を朗読してるところは、思わず泣いてしまった。
天国の本屋、こんな本屋があるなら私も行ってみたいなあ。
この本を読んで、本屋さんで働きたくなった。
Posted by ブクログ
この2人このシリーズ以外でも一緒に書いてるんだ~と思っていたら
コンビ作家だったんですね勝手にコラボかなんかだと思ってた
さて、あらすじ・・・・・
さとしはアロハシャツの不思議なおっさんに誘われ、突然天国の本屋でアルバイトをすることになった。
この店の売り物の、朗読サービスを受け持つことになったさとし。
そして緑色の目を持つ少女ユイに恋心を描く・・・・。
でもユイの心は、この世でできた大きな傷に塞がれていた__。
忙しい毎日に押しつぶされそうな貴方にお勧めします。
懐かしさと優しさが胸いっぱいに込み上げてきます。
今回も朗読がポイントになってくるお話しで、やっぱり優しい気持ちになれるお話でした
今回朗読に出てきたお話は【泣いた赤鬼】が軸で【ナルニア国物語】とかも出てきた
泣いた赤鬼は 最近 フレンズもののけ島のナキ をDVDで観ていた感動したばっかりなので、それを思い出しながら読んでいました
やっぱり素敵な挿絵が入っていて、大人の絵本って感じでサクッと読めました
読んでいたらおばあちゃんが、「これテレビか何かでやってたね~
読み終わったら次、貸して」というので、貸しました
ちょっと気になったので調べたら、映画になってたんですね~
キャストは竹内結子や玉山鉄二・香里奈・香川照之など、なかなか豪華ですね~DVDも観てみたくなりました
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死んだわけでもないのに天国でバイトをすることになった、さとし。死の淵を彷徨って天国の世界にきたユイ。
ユイが現世に帰る場面、そして最後の朗読で思いがけない人物と再び出会うところは、読んでて泪が「つーっ・・・」と溢れてきた。
登場人物は少ないが設定がいい。
昔、『天国からきたチャンピオン』という映画を観たがそれを思い出した。ラスト、2人の出会いに関してそれまでの記憶は忘れ去られてしまうことになるが、すれ違う瞬間、以前どこかで会った気がする・・・という温かくなるような設定だ。
巻末の場面は果たしてどっちだったのか、少し長くてもいいから、もう少し丁寧に書いてもらいたかったな・・と想う。
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シリーズ1作目。高1の時に読んだ。天国=死後の世界で、100歳になるまで過ごす場所が天国という設定は本当にそうだと良いのにと思う程面白い。現実の世界で何やってもだめな青年が天国に行き、本領発揮する話。戻ってくる場面で色々と感じさせられました。読みやすい作りになってるので簡単に読めます。
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シリーズ1作目。高1の時に読んだ。天国=死後の世界なんだけど、100歳になるまで過ごす場所っていう設定は本当にそうだと良いのにと思う程面白い。現実の世界で何やってもだめな青年が天国に行き、本領発揮する話…かな。戻ってくる場面で色々と感じさせられました。読みやすい作りになってるので簡単に読めます。
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同じ顔をしていても、記憶があるかないかで、人は全く違う表情を見せるものなのだよ。人の顔と言うのはな、目や鼻の形なんて、それほど重要なことではないのだ。それぞれの過去や経験や感情や性格で表情と言うものはできている。だから、君が万が一あちらの世界で有に出会ったとしても、それはヘブンズ・ブックサービスで君が恋した唯とは全く別の別人と考えていい。
今行くよ、ユイ。
ハッピーエンドでした。
読み聞かせしたくなった。
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優しい物語でした。
挿絵がカラーで珍しいのとコンビ作家の方の作品は初めて読んだのでとても新鮮でした。
色んな作品も出てきたのも個人的にはとても良かったです。
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淡々と進んでいく印象の本。
会話を中心にストーリーが展開されていく。
久々に小説を読んでいて、どういうものか忘れてしまった。。
最後は素敵な感じ終わっていい感じでした。
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再読。
最初に読んだのは中学生の時で、図書委員の先輩に勧めてもらった。
当時は図書委員のくせにあまり本を読む方ではなかったから、読書自体が新鮮だった。
ページ数も文字も少ないのに、ずいぶん読むのに時間がかかったのを覚えている。
15年も前の本だから、今読むとクサいセリフが多いと感じるところもあるが、心温まるいい作品だ。
誰かに本を勧めてもらうと、当時のことを一緒に覚えていられる。
『天国の本屋』みたいに、本というものは人を結びつけたり、人間関係を豊かにしてくれる。
中学生の時は、ラストシーンを涙目になりながら読んで、次の日先輩にとてもおもしろかったですと伝えた。
すると、次に勧めてくれたのが森絵都さんの『カラフル』だった。
当時読書家だった先輩はいまどうしているだろうか。
僕も本を読むようになったんですと、本の話をしてみたい。
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知るきっかけになったのは、映画「天国の本屋・恋火」。
松任谷由実さんの主題歌や設定が好きだったので、原作も読んで見ようと思いました。映画では、二つの作品を融合しているので、単体で読むと、ちょっと物足りなさを感じました。
分量としては少なかったですが、大人版の絵本を読んでいるような感覚がありました。
天国に本屋があるという設定が面白く、天国という未知なところに温かみのある色を添えている雰囲気があり、心にしみながらも暖かくさせてくれました。
本当に天国がこういう雰囲気だったらなと思わずにはいられませんでした。