作品一覧

  • トラウマにふれる 心的外傷の身体論的転回
    4.5
    1巻3,190円 (税込)
    心は震え、身体はささやき、そして人は生きていく。 薬物依存、摂食障害、解離性同一性障害、女性への性暴力、男児への性虐待、ジェンダー/セクシュアリティをはじめとした臨床現場の経験の知から、中井久夫、エイミー・ベンダー、島尾ミホ・敏雄との対話、学際研究の価値を問う人文の知へ。「傷を語る・傷に触れる」「臨床の知」「傷に寄り添う」「傷と男性性」「知は飛翔する」という高密度に編成された五つのセクションを通じて、臨床の足跡と、医療人類学の考察が、多方向へと展開されていく。 傷を語ることは、そして傷に触れることはできるのか? 問われる治療者のポジショナリティとはいかなるものか? 傷ついた心と身体はどのように連動しているのか? ジェンダー・センシティビティはいかにして臨床の質を左右するのか?――傷ついた心と癒されゆく身体、その波打ち際でトラウマと向き合う精神科医にして医療人類学者の、思索の軌跡と実践の道標。

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  • ははがうまれる
    4.1
    1巻1,210円 (税込)
    多くの人のトラウマと向き合ってきた精神科医が、自身の経験や専門知識も交え、子育てのこと、母親を取り巻く様々な問題について、やさしく語りかけるエッセイ集。赤ちゃんの泣き声にイライラしてしまう、ママ友付き合いで自分一人がはずれているように感じる…。日常の小さな悩みや違和感、言葉にならない気持ちを丁寧にすくい取り、そこから抜け出すヒントを提示してくれます。月刊誌「母の友」連載時に多くの共感を呼びました。

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  • トラウマ
    4.5
    1巻1,166円 (税込)
    様々な要因と複雑に絡み合い、本人や周囲にも長期に影響を及ぼす「心の傷」。その実際は? 向き合い方は? そして社会や文化へのかかわりは? 研究者として、また臨床医として、数多くのケースをみてきた第一人者による待望の入門書。著者は究極の心のケアとはとまどいながらもそばに居続けることといいます。きっとそのヒントを得られる一冊です。

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  • 傷のあわい
    4.2
    1巻858円 (税込)
    米国で何者かになろうと海を越えた青年、夫の海外転勤に合わせて渡米した女性、人生に詰んで海外へ拠点を移した男性──。異国の地で、不安定さや傷つきに揺れながらも、そのとき成しえる最良の力で人生にぶつかっていく。その語りに、若き日の著者が耳を傾け、生きるということを同じ目線で考えた記録。解説 奈倉有里
  • 傷を愛せるか 増補新版
    4.1
    1巻770円 (税込)
    たとえ癒しがたい哀しみを抱えていても、傷がそこにあることを認め、受け入れ、傷の周りをそっとなぞること。過去の傷から逃れられないとしても、好奇の目からは隠し、それでも恥じずに、傷とともにその後を生きつづけること――。バリ島の寺院で、ブエノスアイレスの郊外で、冬の金沢で。旅のなかで思索をめぐらせた、トラウマ研究の第一人者による深く沁みとおるエッセイ。解説 天童荒太
  • 震災トラウマと復興ストレス
    4.9
    未曽有の災害が刻んだ心の傷(トラウマ)は、時とともに思わぬストレスや人間関係のトラブルとして表れる。なぜ生き延びた被災者が罪の意識に苦しみ、支援者が燃え尽き、遠くにいる人までが無力感にとらわれるのか。震災のトラウマが及ぼす複雑な影響を理解し、向き合い、支え合うための一冊。

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  • 傷つきのこころ学
    4.1
    傷とともに生きる人のための、こころのケア論。 SNSの多様化、リモートワークの波及、デジタル社会の加速――。人と人との距離感が変わりつつある現代では、誰もが多くの「傷つき」を経験する。自分と他者はなぜ傷つき合い、それはどのように癒やせるのか。トラウマ研究の第一人者が、現代に特有の「傷つき」の背景を分析し、「レジリエンス」「エンパワメント」「ポスト・トラウマティック・グロウス」など、数十年培ってきた専門的知識を初めて私たちの日常生活に落とし込んで解説する。

ユーザーレビュー

  • 傷のあわい

    Posted by ブクログ

    宮地さんの本は、文章が滞りなく身体に流れてくる。
    「傷を愛せるか」に引き続き、私にとって必要な本でした。

    0
    2026年01月26日
  • 傷のあわい

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    誰もがさまざまな経験や感情を抱えながら、どうにかこうにか日々を生きていることをあらためて突きつけられる。「この人もきっと何かを抱えながら生きているんだろう」と思うだけでも、相手にやさしくなれそうな気がする。


    「移民候補生」
    日本で息苦しさを感じて他国へ移住した人、そういった息苦しさを感じる「不適応者」を排除する社会のあり方、そしてその社会にとどまり続ける「定住民」たちについて、もっと学んでみたいと思った。

    「ステレオタイプ」
    著者自身も差別者であったと気づく、哀れみと固定観念のつながりについて。自分の中にもあるにちがいない無意識のうちの差別的態度について、どう向き合ったらいいのか知りたい

    0
    2026年01月15日
  • トラウマ

    Posted by ブクログ

    2章
    ・加害者性や犯罪性を帯び、「善き市民」から逸脱してしまうと、語っても信用してもらえず、被害な意見を訴えても言い逃れだとみなされて、さらに心証を悪くします。
    ・自傷は、本来誰かに助けを求めたり相談すべきところを、自分一人で苦痛を解決しようとする行為であり、簡便かつ即効性のある手段であり、根底には人間不信があると言います。
    ・環状島は、沈んで分からなくなることもある。その逆も然り。
    →ちょうど、世界99を読んでいたから、いろいろ重なるところがあると感じた。「善き市民」=「クリーンな人」でないと、世界に受け入れられてもらえない。本心を語ることすら世界からの逸脱だと思われる。

    ・正しさの持つ危

    0
    2026年01月10日
  • 傷を愛せるか 増補新版

    Posted by ブクログ

    p53のぐっときたところから引用。

    “長いあいだ追いやられてきた孤独の闇から抜け出すには、自分の幸せを祈ってくれる「だれか」がかならず必要である。”

    “幸せを心から祈ってくれる「だれか」がいれば、被害者自身も幸せになりたいと願いつづける勇気、なれるかもしれないという希望を取り戻すことができる。”

    私も、幸せを心から祈りたいと思う人がいる。
    きっとその人も、私の幸せを祈ってくれると思う。
    そういう人とのつながりを大切にしながら、私も今負っている傷を愛していきたいと思った。

    0
    2025年12月28日
  • 傷を愛せるか 増補新版

    Posted by ブクログ

    トラウマの研究者も私と変わらない人間であること。(カウンセラーとしてもあるかもしれないけど)1人の人から幸せを祈ってもらうのは温かい気持ちになる。

    0
    2025年11月30日

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