阿部謹也の作品一覧
「阿部謹也」の「「教養」とは何か」「近代化と世間 私が見たヨーロッパと日本」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「阿部謹也」の「「教養」とは何か」「近代化と世間 私が見たヨーロッパと日本」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
童話には私達の幼少期に不気味な恐ろしさを提供し,深く印象に残っているものがある。ハーメルンの笛吹き男もその1つで,奇妙な笛吹き男とその復讐によって連れ去られた子供達の運命に背筋が凍った懐かしさがある。本書ではこの伝承を文献史学的に検討する。最古の記録をたどり,この伝承が実際にあった出来事を原型にしていることを突き止める。そしてそれは時代を経るごとに,エピソードが付加されていったが,そのベールを1つずつ剥いで真実と童話が成立する過程に迫るところに面白さがある。また,童話を生み出す歴史的な背景についても十分な追求がなされる。ハーメルンの笛吹き男という伝承の成立だけでなく,その土台たる中世ヨーロッパ
Posted by ブクログ
読んでてすっごい楽しい本だった
誰でも聞いたことがある「ハーメルンの笛吹き男」という寓話に見られる、130人の子供が失踪したということは事実である、ということを述べた上で、この伝説の原体験を明らかにすることを試みる
その上、この体験が今ある伝説の形にどのような経過をたどって転化したのか、〈笛吹き男〉伝説の研究史をも鮮やかに描き出す
伝説の実情を解明するためにただ単に民俗学的なアプローチをするのでなく、事件を探る上で当時のハーメルン社会はどのようなものだったのか、子供とはどういう存在だったのか、子供たちを連れ去った「笛吹き男」とはどのように扱われていたのか、の三つの論点に分けて研究を進めていく