配信予定・最新刊

作品一覧

  • 言葉の道具箱

    言葉の道具箱

    ビジネス・実用

    5.0
    1巻1,485円 (税込)
    「言葉とコミュニケーション」は、哲学の問いであり、「私」の問いである。 美味しさを伝えるには、「言葉が奪われる」とき、言い換えの力、ジェンダーを表す単数のthey…。日常の問いを哲学につなげ、柔らかな言葉で新たな可能性を探る。「紀伊國屋じんぶん大賞2023」第2位に輝いた『言葉の展望台』、『言葉の風景、哲学のレンズ』に続くエッセイ集。 「コミュニケーションについて考えるなかで徐々にわかってきたのは、目の前の相手としっかりと向き合うためには、ときに自分自身で物事を決めるのを中断し、相手に身を委ねる必要があるということだ。私の言っていること、私が発話を通じてしていること、そして会話のなかで現れる私とあなたの関係、そのいずれも、私単独で決めることではなく、私とあなたのあいだで相互的に調整されることであって、だからこそときには自分の意志を引っ込めてあなたのやりかたに合わせることもできる。」(本書より) 【目次】 レンコン団子の美味しさ 言葉が奪われる 「卒煙支援ブース」へようこそ 「生き延びましょう」とあなたに向けて 自分自身を語るために  いま、ここから、私が投げかける言葉 会話の事故 哲学者に語れること 突如、迫りくる 理想的な言語、不完全な言語 あれ、そうだっけ 呼びかける言葉
  • 女の子のための西洋哲学入門

    女の子のための西洋哲学入門

    ビジネス・実用

    4.3
    1巻3,630円 (税込)
    これまでの「男性のための哲学」ではない、もうひとつの哲学へ。 「女の子」が成長し大人になっていく過程で考えるべき哲学の問いを解きほぐし、 「自由に思考を広げること」、そして「自分の力で考えながら生きること」の楽しさとかけがえのなさを説く。 女性哲学者たちがいざなう、かつてない哲学入門・画期的エンパワメントの書! あなたは、哲学の歴史のなかで、女性の哲学者の名前を10人挙げられますか? 3人ならどうでしょう? ほとんどの人にとって、それはむずかしいことなのではないでしょうか。 女性は長い間、哲学の分野で疎外されてきました。なぜなら、彼女たちの貢献は歴史的に男性たちの業績として扱われたり、あたかも貢献など存在しないかのように葬り去られたりしてきたからです。 本書は、女性哲学者たちが「自分が18歳から20歳くらいだった頃を振り返り、自分自身の疑問を見つけ、知的に成長しつつあるその時期に、どんな本があったらよかったか、そしてその本にどんな章があったらよかったか」というテーマで執筆した、新しい「哲学への扉」とでもいうべき本です。 女の子や若い女性を哲学的な思考へと招き入れ、哲学的に物事を考えてみるよう勇気づけるものです。 哲学に触れ始めたばかりのひとにもおすすめできるこの本は、哲学的な問いとは何か、そしてそれが女の子や女性の生活や人生にどのように当てはまるのか、幅広い視点と思考を広げていくヒントを提供します。 本書では、哲学のおもな分野(形而上学、認識論、社会哲学・政治哲学、倫理学)が扱われます。どこからでも読める章立てなので、構える必要はありません。ジェンダーと哲学の交差点について興味のあるひとにとって必ず役立つ1冊となるでしょう。 例えば、アイデンティティや自律といった自己のあり方、科学や芸術や疑いといった知のあり方、人種やジェンダーといった社会構造や権力関係が私たちの現実をどのように形づくるのか、そして、怒りや共感や勇気などの感情と倫理の関わりを現実の問題の中でどのように考えていけるのか。 2020年代の今を生きる私たちにとっても切実で、好奇心を刺激する哲学的なテーマを、生き生きと魅力的な文体で、親しみやすく説いていきます。 いままさに女の子であるあなた、あの頃女の子だったあなた、これから女の子になっていくあなた、女の子と見なされたことのあるあなた、女の子のことをもっと理解したいあなたへ──すべてのひとを歓迎する、私たちのための哲学への招待です。
  • 会話を哲学する~コミュニケーションとマニピュレーション~

    会話を哲学する~コミュニケーションとマニピュレーション~

    ビジネス・実用

    4.1
    1巻1,012円 (税込)
    私たちは会話を通じて何を伝え、何を企んでいるのか。あるいは相手の心理や行動にどんな影響を及ぼそうとしているのか。気鋭の言語哲学者が、『ONE PIECE』や『鋼の錬金術師』などの人気のフィクション作品を題材に、「会話」という営みを徹底分析! コミュニケーションとマニピュレーションという二つの観点から、会話という行為の魅力と、その実態をわかりやすく解き明かす。
  • 言葉の展望台

    言葉の展望台

    小説・文芸

    4.2
    1巻1,430円 (税込)
    いま、あなたとの会話で起きたことは、いったい何だろう? マンスプレイニング、コミュニケーション的暴力、会話の引き出し、言語的なポリティクス、アイデンティティと一人称、人々をつなげる言葉、誠実な謝罪と不誠実な謝罪……。難しくて切実で面白い「言葉とコミュニケーション」を、「哲学」と「私」のあいだのリアルな言葉で綴るエッセイ。 【目次】 プロローグ コミュニケーション的暴力としての、意味の占有 そういうわけなので、呼ばなくても構いません ちょっとした言葉に透けて見えるもの 張り紙の駆け引き、そしてマンスプレイニング 言葉の空白地帯 すだちかレモンか 哲学と私のあいだで 会話の引き出し 「私」のいない言葉 心にない言葉 大きな傘の下で会いましょう 謝罪の懐疑論 ブラックホールと扉
  • 言葉の風景、哲学のレンズ

    言葉の風景、哲学のレンズ

    ビジネス・実用

    4.0
    1巻1,430円 (税込)
    言葉のコミュニケーションは、希望と切実さと複雑さに満ちている。 「紀伊國屋じんぶん大賞2023」第2位『言葉の展望台』著者が贈る、最新哲学エッセイ! 「痛み」を伝える言葉、webの中の私の「言葉だけの場所」、「どういたしまして」の可愛さ、当事者視点からの語りかた、「からかい」が起きる場面、メタファーが見せてくれるもの、定義することへの懐疑、カミングアウトの意味とその先……。 さまざまな哲学の概念や理論はそれぞれが一個のレンズで、このレンズを使って見た風景と、別のレンズを使って見た風景と、その両方を通した風景はすべて違っているかもしれないし、そのどれかが正しいわけではないかもしれない。でもいろいろなレンズを通してみることで、裸眼で見たのとは違う風景の可能性に気づき、新しい仕方で物事を理解したり語ったりしていくきっかけになるかもしれない。(本書「はじめに」より) 【目次】 痛みを伝える 言葉だけの場所 「どういたしまして!」の正体 該当せず からかいの輪のなかで たった一言でこんなにもずるい 給料日だね! 言葉のフィールド カミングアウト ぐねぐねと進む 安全な場所ーー『作りたい女と食べたい女』 命題を背負う 一緒に生きていくために
  • 私を語るための言葉
    NEW

    私を語るための言葉

    小説・文芸

    -
    1巻2,200円 (税込)
    言葉はときに人を傷つけ、モヤモヤさせ、ときに励まし、生きづらさから救う。 その理由を考えたい。 カミングアウト、ハラスメント、マイクロアグレッション、わかりやすさ……。 日々の実感と哲学の眼差しから綴るエッセイ。 朝日新聞「Re:Ron」好評連載「ことばをほどく」を書籍化。

ユーザーレビュー

  • 会話を哲学する~コミュニケーションとマニピュレーション~

    Posted by ブクログ

    BRUTUSの本棚特集でおすすめされてたので手に取った
    漫画とかのよくあるシーンにキュンと心が動くけど、何が起きてるのか改めて考えるのは面白かった
    哲学系は苦手だと思ってたけど面白かった

    0
    2026年01月23日
  • 会話を哲学する~コミュニケーションとマニピュレーション~

    Posted by ブクログ

    読んでいてハンターハンター24巻でイカルゴがキルアを助けた後のシーンを思い出しました。
    今まであの会話がずっと引っかかっていたのですが、この本を読んでようやく腑に落ちました。

    キルアは助けてくれたイカルゴに対して、今後はお礼なんて言わない。お前も俺が助けたときにありがとうなんて言うな。友達がサポートし合うのは特別なことじゃないから。と言っています。

    これは、『ありがとうと伝えること』と『友達がサポートし合う関係』について、お互いの中での約束事(定義)をしていると言えるのではないかと思いました。

    キルアにとっての『ありがとう』は、普通はしてくれないことなのに、してくれて助かった。という意味として捉えられると考えました。

    またキルアにとって、友達とはお互いサポートし合うことが当然の関係と思っている。

    よってキルアにとって『ありがとう』を言うことは、お互いサポートし合うことが当たり前の関係ではない。と表明しているようなもの。つまり友達ではないと言っているに等しいので、それは『ダサい』ぞということなのだと解釈しました。

    この本のおかげで長年の疑問が解決した気がします。

    0
    2025年11月06日
  • 会話を哲学する~コミュニケーションとマニピュレーション~

    Posted by ブクログ

    コミュニケーションは話し手と聞き手との間に約束事を形成するものであり、マニピュレーションは聞き手を話し手の意図通りに操作することであり、両者は区別される必要がある。この両者の様々なズレやバリエーションについて漫画や小説などのフィクション作品における会話を題材に解説していく。素晴らしくわかりやすかった。この本を読むことで実際の会話におけるコミュニケーションやマニピュレーションについてもアンテナを貼ることができるようになるし、小説や漫画の読解力を上げることもできるように思います。
    それにしても『鋼の錬金術師』はおしゃれなマニピュレーションの宝庫だな。取り上げられてたところ以外にもたくさん思い浮かんだ。
    前半でおしゃれなマニピュレーションの良さを解説しつつ、後半では同じ効果を悪意を持って使用する場面について、こちらはフィクションではなく現実の場面で指摘されており怖さも感じたがなおさら理解することの重要さを痛感した。

    0
    2025年09月25日
  • 言葉の展望台

    Posted by ブクログ

     現代分析哲学・言語哲学が専門の方によるエッセイ集。トランスジェンダー当事者によるエッセイ集としても読めるし、その側面が際立つ「『私』のいない言葉」(pp94-102)は、私自身もトランスジェンダーであることもあり、いろいろな幼少期の嫌で悲しい記憶が蘇ってきながら当時抱いていたどろどろした感情の渦に巻き込まれそうになったのだが、しかし、著者は、あくまでも学者なのである。ある方の著書を読み、その本を楽しみながらも、しかし、著者自身が子どもの頃から抱き続けている謎はまだ解けない、と、上記の文章は閉じられ、私も、負の感情に落ち込み続ける危険にはいたらず、むしろ、これまでとこれからを見つめ直すいいきっかけになった。

    0
    2025年07月17日
  • 女の子のための西洋哲学入門

    Posted by ブクログ

    「グノーシセアウトン」(汝自身を知れ)
    古代ギリシャ語のこの言葉から始まる、「思考する人生」への賛歌のような哲学入門書。
    現代の「女性」哲学者20人による執筆であることはもちろん、翻訳者も全て「女性」哲学者、その数13人!
    白人男性主体の西洋哲学にあって、白人のみならずアジア系アフリカ系であったりする女性哲学者達が、20の項目それぞれについて、確固たる哲学の知識とともに、もともと「男の子用」だった世界に「男の子用」ではない場所を作るために、全ての人に開かれるべき門を作ってくれている。タイトルには女の子とあるが、もちろん全ての人に、だ。
    ただやはり、女性として、白人以外として、抑圧された経験があるからこその、エンパワメントされる内容ではあり。

    ある時代のある場所に於いては、白人の奴隷であって、男性の為に尽くす存在であって、中絶などもってのほか、学問など必要無く、黙って言うことを聞くものであった側、自分の本心をひた隠す側だった者達。
    考えることを放棄しなければ生きられない、そもそもそれをおかしいと思うこともない、そんな時代にあっても、考え、実行した人は居た。ボーヴォワールをはじめ、フリーダ・カーロ、ハンナ・アーレント、マーガレット・アトウッド、ジュディス・バトラー、、、この本で初めて知ったアンナ・モランディという解剖学者、「闇の左手」のアーシュラ・K・ルグウィン、ラディカル・フェミニズム運動の成果として「コンシャスネス・レイジング」を興したシュラミス・ファイアストーン、、みんなそれぞれの仕方で、思考し、表現した。

    様々な実在する/した女性と、物語や映画のなかの女性を例に挙げながら、アイデンティティ、自己知、論理学、科学、人種、ジェンダー、怒りなどについて、回り道を敢えて選ぶようなやり方、つまり哲学していくことが、どんどんと内部に潜っていく感覚の思考実験のようであり、とても深く苦しく心地良かった。

    例えば「言語」の章。実際には全ての人に当てはまるにも関わらず、ステレオタイプ的に女性に用いられることが多い言葉について。
    「がさつabrasive」「感情的emotional」「小うるさいstrident」などなど、それら記述と評価を混ぜこぜにする言葉のことを「厚い語」と呼ぶ。これを会話に使用することで、反論する為の労力が二倍にも三倍にもなりまた、正確に反論することが難しいそうだ。「そんな意味で言ったんじゃないよ」で済まされてしまう。

    「技術」の章ではフランケンシュタインを例にとり、技術と倫理哲学について深く考察している。chatGPTや画像生成、生活が便利になり人によっては楽しめるこのような技術の無邪気な害について、アルゴリズムによる相対的な結論を客観的とみなしてしまうような倫理観の欠如について、考えるべき点があまりに多いなと感じた。

    「吟味のある人生を生きたい。」
    今はこのように言葉にして表すことができるが、若い女であった頃、どうしたいかわからないが、ただ楽しいだけで良いというのは違う、という感覚が常にあって、そうすると「生意気」「否定的」「和を乱す」などネガティブなイメージがついて回り、好き好んでそう思われたいわけではもちろんないのでイヤな気持ちになることもあった。
    歳を重ねて、フェミニズムに出会い(自分の考え方に名前がついたような気持ち)、ハイデガーの「存在と時間」で決定的に哲学の世界に落ちて、深く潜るように思考を巡らせることが自分が「生きている」感覚なのだとわかった。
    本のなかに何度となく出てくる「批判的に思考する」ことは、決してマイナスではないのだと改めて勇気を貰えた気がした。

    ボーヴォワール、読まねば。読みたい本がたくさん増えた!

    0
    2025年04月25日

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