作品一覧

  • 同志少女よ、敵を撃て 1
    4.3
    1~2巻880円 (税込)
    ドイツ軍に母を惨殺され、復讐のため赤軍の狙撃兵になることを決意したセラフィマ。彼女が狙撃訓練学校で出会ったのは、同じ境遇の少女たちだった。セラフィマと教官イリーナの葛藤と熱い想いを『少年ノート』『しまなみ誰そ彼』の鎌谷悠希氏がコミカライズ!
  • 同志少女よ、敵を撃て
    4.4
    1巻1,210円 (税込)
    激化する独ソ戦のさなか、赤軍の女性狙撃兵セラフィマが目にした真の敵とは──デビュー作で本屋大賞受賞のベストセラーを文庫化
  • 文学キョーダイ!!
    4.5
    1巻1,700円 (税込)
    現代文学の最前線に立つ姉弟の対話 ロシア文学者・奈倉有里と、小説家・逢坂冬馬。 文学界の今をときめく二人は、じつはきょうだいだった!  姉が10代で単身ロシア留学に向かった時、弟は何を思ったか。その後交差することのなかった二人の人生が、2021年に不思議な邂逅を果たしたのはなぜか。予期せぬ戦争、厳しい社会の中で、我々はどう生きるのか?  縦横無尽に広がる、知性と理性、やさしさに満ちた対話が一冊の本になりました。 ◇目次◇ はじめに――逢坂冬馬 PART1 「出世しなさい」がない家 Family PART2 作家という仕事 Literature PART3 私と誰かが生きている、この世界について World おわりに――奈倉有里
  • 歌われなかった海賊へ
    4.5
    1巻2,090円 (税込)
    1944年、ナチス体制下のドイツ。父を処刑されて居場所をなくした少年ヴェルナーは、体制に抵抗しヒトラー・ユーゲントに戦いを挑むエーデルヴァイス海賊団の少年少女に出会う。やがて市内に建設された線路の先に強制収容所を目撃した、彼らのとった行動とは?──本屋大賞受賞第一作/電子書籍限定でカバーイラスト全体を特別収録
  • ブレイクショットの軌跡
    4.1
    1巻2,310円 (税込)
    8つの物語の「軌跡」を奇跡の構成力で描き切った、『同志少女よ、敵を撃て』を超える最高傑作 自動車期間工の本田昴は、2年11カ月の寮生活最終日、同僚がSUVブレイクショットのボルトを車体内に落とすのを目撃するが。マネーゲームの狂騒、偽装修理に戸惑う板金工、悪徳不動産会社の陥穽――移り変わっていく所有者たちの多様性と不可解さのドラマ。

ユーザーレビュー

  • ブレイクショットの軌跡

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    魂が震える作品。皆読んでほしい。
    ブレイクショットの軌跡というタイトルも深い。
    長編だからこそ、没入してそれぞれの人物の立場で深く考えることができ、最初から最後まで味わえた。
    社会の一員である自分は、すでに世の中の出来事に関係していること。
    人間ひとりひとり、問題のひとつひとつ、とても複雑なはずなのに、「まとめ」で知った気になってしまう現代社会のこと。


    最後の彼女の言葉がとても良かった。
    自分の打つボールが波及するという意識を持たない人間にはゲームに参加する資格はない。
    だが、誰かがそれを打たなければならない。

    0
    2025年11月29日
  • 同志少女よ、敵を撃て

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    初読。話題からだいぶ遅れたが本屋に行くたびに気になっていたのでついに購入。これでデビュー作とはおそろし。淡々と語られる戦場の苛烈さ、悲惨さ、歪んでいく人間性。膨大な死者が数として処理されるやりきれなさ。戦場での女性に焦点をあてることで、今までの戦争小説とは違った気づきを得られる。この本を読んだからには精一杯の想像力を駆使して現実の戦争について強い気持ちで考えなくてはならない。

    「もう戦争は終わる。そうしたら、平和の時代は終わらないさ。世界中が戦争の恐ろしさをいやってほど知ったんだもの。きっと世界は、今よりよくなるよ。」

    0
    2025年11月26日
  • 同志少女よ、敵を撃て

    Posted by ブクログ

    こりゃおもしろい!! 文末コメントにもありますがこの装丁が物語にいい味付けをしてますね。
    ハラハラドキドキで一瞬にして読み終わりました。読後感もとても良く、評価が高い理由も納得です。

    0
    2025年11月26日
  • 同志少女よ、敵を撃て

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    タイトルだけは聞いたことがあって、てっきりファンタジー系か比喩表現としての「撃て」だと思っていたら、ガチなやつでびっくりした。
    独ソ戦(第二次世界大戦)のロシアの女性狙撃手の話。
    かつ、戦争系でよくある人格が壊れてしまったという話ではなく、(いや、そうなんだけど、視点が違う?)女性の社会での立場や扱いについてを考えさせられる話だった。
    本書にでてきた「戦争は女の顔をしていない」も読みたくなってしまった。
    この作者は女性なんだろうか、男性なんだろうか。
    この題材でそこに視点を持っていくとは…と若干驚いた。
    ただ、セラフィマが自分が戦う目的を「女性を守るため」とした理由が希薄にも感じて、ちょっと唐

    0
    2025年11月25日
  • 同志少女よ、敵を撃て

    Posted by ブクログ

    とても面白い
    戦争をテーマにした小説はあまり読んだことがなかったが、兵士が女性さらには狙撃兵ということで、通常の戦争物語とは別の角度での見え方が多々あった

    また、現実世界でも同じことが起こっていることを加味すると、色んな感情を掻き立てながら読むことになる

    0
    2025年11月24日

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