伏尾美紀の作品一覧
「伏尾美紀」の「百年の時効」「北緯43度のコールドケース」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「伏尾美紀」の「百年の時効」「北緯43度のコールドケース」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
いやー面白かった。圧倒された警察大河小説です。
物語は50年前に起きた凄惨な一家殺傷事件に関与していたと思われる男性が、アパートで亡くなっていたところから始まります。50年前に起きた事件は未解決であり、昭和・平成・令和と時代を経て、捜査を担当した刑事の思いが繋がれていく過程が詳細に描かれています。50年前に起きた事件は、時代背景や多くの人間関係が関与しておりなかなか複雑でしたが、ラストの伏線が回収されていく過程はお見事です。
内容はもちろんのこと、登場人物も魅力的で、それぞれの時代で事件を解決しようと愚直に捜査する刑事たちの熱意に胸が熱くなりました。思いの継承が事件の解決に繋がる。昭和の時代に
Posted by ブクログ
今年のミステリー1位はこれだった。
こんなに分厚いのに一切ダレるとこがない。
数ページ読んだ時からめっちゃ読みやすくてスルスル入ってくる、これはもう当たりの感覚。何十冊か読んでるとたまにこういうのに当たるから読書はやめれませんね。
今年が昭和百年って聞いてたけど、そんな興味なかったのにこの本を読んだ後やと勝手に当事者みたいに感慨深くなっちゃうくらい面白い。
昭和編から始まるけどまずもう湯浅と鎌田のコンビが最高!凸凹コンビを地で行くような2人、王道だけどそれをちゃんと描くのも難しいよね、これはほんとこの2人のおかげで最後までいったかな。特に鎌田が好きすぎて最後は泣けました。
実際にあった事件、天
Posted by ブクログ
昭和100年の内に読み終えた…(笑)
いやいや、一気読みの勢いだったんだけど…
もったいなくてチビチビ読んだ…
昭和に浸りながら…
昭和49年 佃島
春の嵐のその夜中、夫婦と娘が殺されたり…(笑…昭和よね…)
一人息子は生き残る
その事件より24年前、函館で一家殺害事件がおこる
この未解決事件との共通点を見つけた刑事の鎌田と湯浅
少しずつ事件の真相に迫っていくが、最後のパズルが埋まらない…
二人の刑事の執念は平成、令和へと受け継がれていく
そして2024年(令和6年)
事件の容疑者の一人が変死体で見つかる…
現場に臨場した女性刑事が未解決事件を引き継ぎ調査を始める…
とにかく昭和という時
Posted by ブクログ
私は小説の舞台の一つである、横須賀生まれであることから、この本との運命的な出会いを感じました。実際にある地名や風景描写の中で、実在しないであろう児童施設が見えるような気がしました。
40代後半以降の人にとっては、昭和から令和までの記憶もあり、実際に起きた様々な事件が、小説の中に織り込まれている事で、フィクションであるはずの小説が自分の記憶と混じり合い、不思議な読書体験となったと思う。
最後の令和編が始まる前に一度紙に登場人物や、状況をざっくり書き出しておさらいしてから最後の章を読みました。
複雑に絡み合っていた事件が、最後のバトンを受け取った藤森により、スルスルっとほどけていく瞬間 (しかし彼