加藤一の作品一覧
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Posted by ブクログ
竹書房の怪談シリーズ。冒頭にも書いてあるが、妖と妖怪、精霊などとの定義は曖昧なので、収録されている話も「これは神様だな」とか「これは精霊だな」と思える話が多かった。幽霊話も多かったが、幽霊が妖と化したのか、人型の妖なのかが判断に分かれる。そもそも目撃された妖怪(天狗やろくろっ首)も現代風な服装をしているようだから、時代に合わせているのだろう。昔の人が妖を使役していた話もあれば、現代でも密かに祭祀を継承している隠された神の存在も窺えた。逆に現代では祭祀が途絶えた妖もいるようだ。人ならざるものと人間の世界の棲み分けを考えさせられた一冊だ。