作品一覧

  • 世の中と足並みがそろわない(新潮文庫)
    3.9
    1巻649円 (税込)
    女性を下の名前で呼べない。「二子玉(にこたま)」と言いたくない。可愛げある「隙(すき)」が作れない。そして、この本のタイトルがやっぱり気に入らない――。世の中と折り合えない「不器用すぎる芸人」ふかわりょうが、日頃から抱く些細な違和感をタネに縦横無尽に持論を展開。ここで出会ったのも何かの縁。その独特なこだわりに呆れつつも、くすりと共感してしまう、歪(いびつ)で愉快なふかわワールドをご堪能あれ。(解説・綿矢りさ)
  • スマホを置いて旅したら
    3.8
    1巻1,540円 (税込)
    世の中の彩りが変わる、スマホなし紀行。  スマホは便利だけれど、失ったものはないだろうか。  利用ではなく、スマホに依存していないだろうか。  このままでは、私がアプリになってしまう。  突如、思い立って出発した “3泊4日のスマホなし旅”。  向かった先は岐阜県美濃地方。そこで遭遇した景色とは。  スマホから離れたからこそ、出会ったものとは。  そしてなぜ、目的地に美濃を選んだのか……。  果たして、ふかわは、大切なものを取り戻すことができるのか。  ~著者コメント~  スマホを悪者にするつもりも、  手放すつもりもありません。  スマホによって省かれてしまった時間や、  感触を取り戻せたら。  そんな気持ちで出発しました。  一緒に旅をしてくれたら嬉しいです。
  • ひとりで生きると決めたんだ
    3.5
    1巻1,540円 (税込)
    しっくりくる肩書きがない、人生が楽しくなる「週5日制」、心を射貫かれた田中みな実さんの一言……。誰もが素通りする場所で足を止め、重箱の隅に宇宙を感じ、「どうでもいいこと」の向こう側で見つけた、自分だけの「いいね」。48歳ふかわりょうが奏でる、芳醇で洒脱なしらべ。彼はなぜ、ひとりで生きると決めたのか。
  • 東京生まれじゃないけれど
    -
    1巻1,760円 (税込)
    東京23区を気ままに漂流してみたら、大切なものが転がっていました。読むと、なぜか街に出たくなる一冊。東京新聞好評連載「東京23区物語」が待望の書籍化! 著者ならではの繊細で時に細かすぎる独特の視点で23区それぞれの魅力を切り取る。オフィス街、下町、繁華街などさまざまな舞台で、ドキュメンタリー・妄想が混然。東京の再発見。
  • 日本語界隈
    4.0
    1巻1,760円 (税込)
    ちょっとした日本語の言い回しでモヤモヤしているふかわさんと気鋭の言語学者・川添愛さんが、「言語学」という枠を超えて、日本語のユニークさと奥深さを楽しむ、異色の対談集。 ●「普通においしい」の「普通」って? ●「サボる」「ヤバい」の由来は? ●「汚い」と「小汚い」、どちらが汚い? 身近なのに意外とややこしい!? 繊細かつ頑固な「日本語」の素顔に迫る!
  • いいひと、辞めました
    3.6
    1巻1,760円 (税込)
    四十路の独身男、平田は自他ともに認める「いいひと」。だが、モテない。結婚はおろか恋人すらできない。「いいひとなんだけどね……」って、もういい! こうなったらとことんサイテーになってやる! 立派な「サイテー男」になるべく向かった場所とは――ふかわりょうが描く、痛快! 人生180度逆転劇!

ユーザーレビュー

  • 日本語界隈

    Posted by ブクログ

    日本語の難しさや面白さを他の言語との比較やあるあるを通じて会話形式でまなべる。
    podcastを書籍化したようなテンポの良さ。
    知的好奇心がくすぐられ、読み物として面白かった。
    知識を求めている人には物足りない内容だが、自分にとってはふかわさんへの興味が湧いた。

    0
    2025年10月06日
  • 日本語界隈

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ちょっとした日本語の言い回しでモヤモヤしているふかわさんと
    気鋭の言語学者・川添愛さんが、
    「言語学」という枠を超えて、
    日本語のユニークさと奥深さを楽しむ、異色の対談集。

    ●トマトトマトしている!?
    ●「冬将軍」はあっても、「夏将軍」はない?
    ●「普通においしい」の「普通」って?
    ●「昼下がり」でなく、「昼上がり」なら情事はない?
    ●日本人が「ドラクエ」と略してしまうワケ
    ●「サボる」「ヤバい」の由来は?
    ●「汚い」と「小汚い」、どちらが汚い?

    身近なのに意外とややこしい!?
    繊細かつ頑固な「日本語」の素顔に迫る!
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    0
    2025年04月17日
  • 日本語界隈

    Posted by ブクログ

    とても面白くて、共感するところが多々ありました。
    日頃から、日本語の言い回しを考えたり、話し合ったりするのが好きなので、お二人の対談に混じりたい!と思うほどでした。笑

    子どもの頃にはこんな言葉なかったなぁ、とかこんな言い回ししないな、こんな意味ではなかったなぁ、など言葉の変化を感じていました。
    それを著者のお二人が見事に解説されてて、共感しまくりで、大変面白かったです。

    時代に沿った言葉の変遷や、日本語の奥深さを再発見できる内容でした。

    0
    2025年02月24日
  • 世の中と足並みがそろわない(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

       『世の中と足並みがそろわない』

    はじめまして♪ ふかわりょうさん。

    流石です。
    どちらかというと…
     「ガハハハハ」の抱腹絶倒より
     「クスッ」です。
    クスッの余韻がすごいの!!

    テーマが様々な22からなるエッセイ。
    着眼点がすごい!
    ふかわさんの小さな気づきが描かれていて
    それがなかなか 言い得て妙で…
    なるほどなぁ…うんうん…
    ってのが続いちゃう。

    タモリさんが突然自分の家に訪ねてきたエピソードや、亡くなられた志村けんさんへの愛と尊敬も凄くって…ヒゲダンスの音楽を志村さんが選んだこととか…
    ふかわさんはお笑いにも音楽にも才能があって造詣が深いんだなぁ…って感心しました。

    0
    2025年01月11日
  • 日本語界隈

    Posted by ブクログ

    日本語の魅力やモヤモヤを、身近な事例を通して考察してゆく対談集。擬人化された言葉たちが、己の不本意な扱いに愚痴を溢すという、ふかわりょうの短編小説が面白い。母語が日本語で良かったと痛感させる一冊。

    0
    2025年01月07日

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