蝉谷めぐ実の作品一覧
「蝉谷めぐ実」の「紙魚の手帖」「見えるか保己一」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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小説・文芸
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Posted by ブクログ
風変わりな夫婦のラブストーリー。なんだかホッコリした。
歌舞伎の女形喜多村燕也。妻となる志乃。縁談が来て、祝言はあげず顔も見ぬまま木挽町の夫の家に移り住んで2月。夫はいつも女の姿でいる。それはともかく演じる役になりかわって人格が変わる。紅が合わないと言われ買いに走る。
時姫役の舞台の中に、志乃のしぐさや振舞いが書き入れられていて、観察されていたのだと知る。武家の娘だからあの人に買われたのだ。武家の娘でいていいらしい。
女が家にいる。不義密通を疑われて志乃は芝居小屋に連れて行かれる。初野寿太郎と名乗る男の前に連れて行かれたが知らない。悪かったわね、あんたじゃなかったと言われてもね。
松虫
Posted by ブクログ
直木賞候補作ということだけであらすじもよく見ないまま手に取りました。
時代小説はほとんど読んだことがないので、読めるか不安でしたが、現代に通ずるものを感じる場面も多く、楽しんで読むことができました。
独特の文体で、前半は先が気になるもののあまり進まずやきもきしましたが、後半は慣れて来たのもあり一気読みでした。
本書を読みながら、視点が変わると真実は全く違うものになるという体験ができました。
メッセージ性が込められた作品だと感じます。掴みきれていないメッセージもあると思いますが、考えさせられる作品でした。
目が見える見えないに関わらず、人は見たいものを見たいようにしか見ていないものなのだ