見えるか保己一

見えるか保己一

2,035円 (税込)

10pt

江戸時代、国内最大の叢書『群書類従』の編纂に生涯を懸けた、全盲の学者・塙保己一。盲人とは思えぬ前代未聞の偉業の傍らに常にあったのは、目明き――妻、学者仲間、門弟らとの、すれ違いだった。 “天才・塙保己一”の目に映っていたのは、絶望か希望か、それとも――。「あのお方は、我々には見えぬものまで見えているのさ」

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見えるか保己一 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    凄いものを読んだ。フィクションだと思い込んで読み始めた。実在の人だったとは。
    途中、語り手が代わり、違った視点から見ることになる。悪意があると思った人の心情が分かったりする。結局みんな、お優しい。幼なじみも最後はお優しい。

    考えたのは、障害を得るということ。見世物小屋に立ったり、検校に入門したり、

    0
    2026年07月05日

    Posted by ブクログ

    群書類従の塙保己一の一代記。ちょうど検校について大河ドラマ「べらぼう」で学んだところだったので、わかりやすかった。そして面白かった!!さすが第39回山本周五郎賞!
    最後、目あきでもわかる血の匂いがわからなかったのは、作者の意地悪か、保己一が目あき以上に鼻が効かなくなっていたのか。あと一回出た臓腑は筋

    0
    2026年06月28日

    購入済み

    保己一の盲人としての苦しみや学者としての矜持、保己一の家族や門弟らの崇拝や劣等感等、複雑な感情が描かれます。他人を信じられなくなり血の繋がった家族だけを信じる保己一の姿が痛々しく感じられました。目が見えていても見えていなくても他者を理解するのは難しく、結局見たいものを見たいようにしか見ないのかなと思

    0
    2026年06月27日

    Posted by ブクログ

    盲目の国文学者、塙保己一を題に取った時代小説。

    久しぶりに、星5をつけたくなるにも関わらず、「面白かった」という感想を述べづらい、それでは言葉が軽すぎる…そんな印象の本だった。

    目明きと盲。
    保己一は、ずっと目明きの人と同列に扱われたくて、見てもらいたくて、ただその一心で生き抜いた。
    そして自分

    0
    2026年06月24日

    Posted by ブクログ

     塙保己一。江戸時代の全盲の天才国学者の彼は、数多の古典を分類し、合冊した叢書『群書類従』を刊行したことで知られています……とこれは日本史の教科書(とか用語集)にはこんな感じで書かれていて、正直、私もお名前を知っているだけでした。本書はそんな全盲の学者の半生を綴った作品になっています。
     幼い頃に失

    0
    2026年05月27日

    Posted by ブクログ

    今の時代には使わないような言葉づかいに、(その時代を生きてはいませんが)保己一が生きた江戸時代の空気感がイキイキと伝わってきた。
    目が見えないゆえに、周りから支えられたり、目が見えないゆえに、裏切られたり…。それでも壮大なことを成し遂げた保己一の人生は本当に見事。
    目が見えない人の世界は、わたしが漠

    0
    2026年05月26日

    Posted by ブクログ

    ★5 江戸時代に盲人ながら群書類従を編纂した国学者の評伝、晴眼者との関係を描く #見えるか保己一

    ■あらすじ
    全盲の国学者である塙保己一の物語。両親や友人に愛されながらも、幼年期に失明した彼の人生を描く。どんな本でも一度聞けば覚えてしまう記憶力で、国学史をまとめた『群書類従』を編纂していく。保己一

    0
    2026年05月07日

    Posted by ブクログ

    すごい小説と出会ってしまった。
    読み終えても、すぐには言葉にならないくらい。でもとりあえずメモしておこう。
    まず驚かされるのが、盲目の人そのものの描写、文章の表現だ。この文体、表現力。目が見える自分には理解できないような感覚を覚える。入りから衝撃的。

    盲人にとって、「見える」とは、「見えざる」とは

    0
    2026年04月24日

    Posted by ブクログ

    大作を読み終えた充実感が心地よく拡がる作品だった。
    偉人、塙保己一の生涯の一端を、こうして小説で知ることになろうとは。
    裏切りに遭いながら、そして盲目なこともあり不信のどん底に突き落とされながらも、学を一心に求め、そして極めた生き様に頭が下がる。
    天才には天才の苦悩があるのだろうが、その周囲の人間も

    0
    2026年03月28日

    Posted by ブクログ

    盲の孤独いかほどか。想像を絶するほど大きな目明きとの隔たりに悩み、葛藤して生きた塙保己一の生涯の物語。埼玉県の偉人として渋沢栄一、荻野吟子と並んでその名前と盲であること、群書類従だけは知っていた。

    見えない者だけが見えているものという、一見魔法のような、救いのような言葉は逆に保己一を苦しめた。飛び

    0
    2026年07月03日

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