作品一覧

  • 弁護士不足 ――日本を支える法的インフラの危機
    4.3
    1巻990円 (税込)
    リーガル・リテラシーを用いてあらゆる課題や実務に対応する弁護士は、社会インフラの要である。ときにこの国の形を整え、またビジネスの現場で攻守にわたり力を発揮する。しかしこの人材が質・量ともに危機的な状況である。本書では、ロースクール・司法試験という人材の供給過程を徹底的に検証する。彼らが支えるべき経済や社会のあらゆる活動――経営、企業法務、国際取引、AI、テクノロジー、地方など、主に法廷外での活躍の必要性と可能性を洗い出し、アップデートする。
  • 法学の誕生 ――近代日本にとって「法」とは何であったか
    3.8
    1巻2,970円 (税込)
    日本が、驚くほど短期間に近代化を果たしえたのは、西洋法の継受に成功したからである。だが、「法」を自らのものとして運用するには、それを支える法的思考様式、つまりは「法学」を受容することが不可欠だった。法学とは西洋社会に深く根差した思想であり、文化である。全く異質な文化的土壌をもった日本社会が、それまでにない思考様式を受容するのには幾多の困難があった。いったい日本人は、いかにしてそれを乗り越えたのか? 欧米列強と対等に伍するため、国を代表する俊英たちが競って法学を学び、近代国家としての骨格をつくり上げた明治日本。先人たちの苦闘の歴史をあざやかに描き出す。
  • 民法改正 ――契約のルールが百年ぶりに変わる
    4.0
    1巻770円 (税込)
    明治期に制定された「民法」。われわれの経済活動の最も基本的なルールを定めたこの法律が抜本改正されようとしている。なぜ、ルールの変更が求められているのか。具体的に何がどう改正され、生活にどんな影響がもたらされようとしているのか。市場の世界化を見据えた契約法モデル策定の動向を、第一人者が平明に説く。
  • 債権法の新時代
    5.0
    1巻1,760円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 市民のための民法典をめざして基本方針のエッセンスをわかりやすく解説

ユーザーレビュー

  • 弁護士不足 ――日本を支える法的インフラの危機

    Posted by ブクログ

    ふらっと読んでみた割には、今なお弁護士という職業を縁遠いものと思いつつも、社会の課題としてどう向き合うべきかという点で一つの参照点になった。
    具体的な民事・刑事等の弁護士役割(ドラマなどで描かれる)とは離れて、そもそも弁護士が活躍する領野と必要性を勘案したうえで、過疎地医療といった眼前の問題と同様に弁護士の不足が大きな社会問題となり得るということに得心がいった。日米における弁護士の立ち位置といった彼我の違いなどもわかりやすい。

    0
    2025年12月06日
  • 弁護士不足 ――日本を支える法的インフラの危機

    Posted by ブクログ

    日本において専門家は不足しているのか余っているのか、常に議論される問題である。
    少子化の中では、この議論はそもそもマーケット全体が縮小するならば常にあまり気味という議論になりがちである。既存の専門家からみても増員は困るということで増員には反対し、結果として増加に否定的な結論に導かれがちである。
    しかし、専門家が少なすぎて、専門家を使う事を考えずに何でも自分で行おうとするならば、常に専門家は余って見える。仮に士業が100人になったとしても、士業余りと見えるのだ
    相続や空き家問題、耕作放棄や里山荒廃などの分野は、日常テーマだけに専門家を入れずに自分で行うケースが多く、結果として壁にあたり中途で手続

    0
    2025年11月21日
  • 弁護士不足 ――日本を支える法的インフラの危機

    Posted by ブクログ

    総論とそれに修練していくような著者たちの所感がよく整理されており、論点もはっきりしている。これを読んで司法というインフラを機能させるために必要なことがわからない人はいないのではないか。
    そもそも日本では法教育が少なすぎる。ルールも知らず教えてくれる人もいなければゲームには参加できない。

    0
    2025年11月17日
  • 法学の誕生 ――近代日本にとって「法」とは何であったか

    Posted by ブクログ

    あるレポートを書くために必要に迫られて購入した本。
    法学に関する専門書で読みにくいのかと思いきや、「法学」という考えが生まれる日本の歴史に触れることができ、時空を超えて浪漫を感じることができる一冊。
    近代社会を築き上げた先人の気概も伝わってきて胸が熱くなった。そして、「法」というものが、文化としてそれぞれの社会に根付き、我々の生活に深く関わっていることを痛感する。
    社会人として是非一読しておきたい良書である。

    0
    2021年03月27日
  • 民法改正 ――契約のルールが百年ぶりに変わる

    Posted by ブクログ

    法律についてまったく知識がなかったけど、日本の民法の成立過程や問題点などが分かりやすく述べられていて、よかった。世界の民法を見ると色々と特色があることが分かる。

    0
    2018年10月20日

新規会員限定 70%OFFクーポンプレゼント!