法学の誕生 ――近代日本にとって「法」とは何であったか

法学の誕生 ――近代日本にとって「法」とは何であったか

2,970円 (税込)

14pt

3.8

日本が、驚くほど短期間に近代化を果たしえたのは、西洋法の継受に成功したからである。だが、「法」を自らのものとして運用するには、それを支える法的思考様式、つまりは「法学」を受容することが不可欠だった。法学とは西洋社会に深く根差した思想であり、文化である。全く異質な文化的土壌をもった日本社会が、それまでにない思考様式を受容するのには幾多の困難があった。いったい日本人は、いかにしてそれを乗り越えたのか? 欧米列強と対等に伍するため、国を代表する俊英たちが競って法学を学び、近代国家としての骨格をつくり上げた明治日本。先人たちの苦闘の歴史をあざやかに描き出す。

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法学の誕生 ――近代日本にとって「法」とは何であったか のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    あるレポートを書くために必要に迫られて購入した本。
    法学に関する専門書で読みにくいのかと思いきや、「法学」という考えが生まれる日本の歴史に触れることができ、時空を超えて浪漫を感じることができる一冊。
    近代社会を築き上げた先人の気概も伝わってきて胸が熱くなった。そして、「法」というものが、文化としてそ

    0
    2021年03月27日

    Posted by ブクログ

    Message body

    西洋の法と法学の受容に成功したことが日本近代化の鍵であったという認識の下、ではどのようにして法学の受容が成し遂げられたのか、そして、どのようにして日本の法学が生み出されたのか、という課題について、日本が西洋の法と法学を受容しようとしていた最も初期の法学者である穂積陳重・八

    0
    2019年06月24日

    Posted by ブクログ

    通信制の大学で日本法制史を受講してあるので、参考に読みました。明治維新後の西洋法の受容に関しては大学の教科書より詳しく書かれていて、大変参考になりました。

    0
    2021年09月25日

    Posted by ブクログ

    長文の読後感を書いたが、反映されなかったのでめげた。
    東大民法系の教授連は、大村敦志を含め、実務の壁に圧倒されて明治法制史に逃げている感があることだけ記す。

    0
    2018年11月11日

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