斎藤慶典の作品一覧
「斎藤慶典」の「中学生の君におくる哲学」「危機を生きる―哲学」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「斎藤慶典」の「中学生の君におくる哲学」「危機を生きる―哲学」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
素晴らしい。久しぶりに大絶賛したい内容でした。
難解な問題であり、内容も難解なのだけれど
それを読みやすくわかりやすい内容にて語られていく。
そこには、宗教のもととなる考えがあったり。
本質があったり、本当に純粋な気づきがあったり。
私の周りのすべての人に読んでほしいと思いました。
哲学をしっているわけではありませんが。この本は
すべての哲学をふくんでいるのではと思います。
また、すべての宗教の発端がこの本の語りに
現れてくるものではないかと思いました。
200P弱の短い本ですが。。。
特に子どもには、読んでほしい。わかりにくくても
なんどでも繰り返して読めば必ずわかるし、わかれば
考え
Posted by ブクログ
著者は慶應大学文学部教授で、去年まで系列の中学校の
校長先生を兼任していた哲学者。
難しいことを噛み砕き、心を尽くして
子どもたちに語りかけてきた数年間の記録です。
人生を輝かせるために「本当の自由」を手に入れなさい
と繰り返し語られています。
とっかかりとなる題材は「短すぎるスカート丈」
「なぜ勉強するのか」「いじめはなくならない?」など。
『スカートを短くしたい君はなぜそうしたのかな?
他人にかわいいと思われたいからかな。
(略)ゆくゆくはパートナーの彼に出会いたいからこそ、
君はスカート丈を短くしたんだ。
(略)赤ちゃんを産み、育てるのは、
人類の存続のための「命令」だ。
「スカ
Posted by ブクログ
身近なところで若者が自ら命を絶った。著者からこの本を贈られたのは、その十日後だった。亡くなった若者とこの著者の二人から「メメント・モリ(死を思え)」と言われたような不思議な気持ちで読み始めた。
哲学者である著者が、慶應義塾中等部(中学校)の校長を務めたことから生まれた著作。
全編を通して、「まだ見ぬ時間」に向けての問いかけに溢れている。「このことを忘れないでおいてください」「最終的には、君たちの手に委ねられている」「ぜひ覚えておいてください」「その時まで・・・」。第五章「死と自由」には、「のっぴきならない死の手前にのみ、みずから選び取ることのできる可能性というかたちで、自由の余地が開かれ