作品一覧

  • トーヴェ・ヤンソン ――ムーミン谷の、その彼方へ
    5.0
    1巻2,970円 (税込)
    ヤンソン研究の第一人者が8年の歳月をかけて書き上げた遺作にして、決定版評伝。ムーミン谷はなぜ生まれたのか。いったいかれらは誰なのか。その謎はトーヴェ・ヤンソンの生涯をたどると見えてくる。
  • シモーヌ・ヴェイユ
    4.0
    1巻1,760円 (税込)
    シモーヌ・ヴェイユの34年の生涯は,「地表に蔓延する不幸」との闘いであった.工場でも,戦時下でも,嘘偽りなく,ありのままに世界をみようとした.膨大なテクストを読み込み,比類なき誠実さと,その原動力となった清冽な思考の全貌をみずみずしく描きだす.第一人者によるヴェイユ研究の決定版を文庫化.

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  • 重力と恩寵
    4.0
    1巻1,353円 (税込)
    たとえこの身が汚泥となりはてようと,なにひとつ穢さずにいたい──絶え間なく人間を襲う不幸=重力と,重力によって自らの魂を低めざるをえない人間.善・美・意味から引きはがされた真空状態で,恩寵のみが穢れを免れる道を示す.戦火の中でも,究極の純粋さを志向したヴェイユの深い内省の書.その生の声を伝える雑記帳(カイエ)からの新校訂版.

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  • ムーミン全集[新版]1 ムーミン谷の彗星
    4.1
    1~9巻1,155~1,430円 (税込)
    あと4日で、地球滅亡……!? 衝突の危機がせまった彗星を調べるため、ムーミントロールはスニフと共に、天文台へ大冒険。スナフキン、スノークのおじょうさんとの出会いも! *日本語翻訳本は、形を変えて55年もの間、愛されてきました。今回初めての翻訳新版となります。主な変更点は、・現代的な表現、言い回しに整え、読みやすくなりました/・クリアなさし絵に全点差し替えました/・原書最終版に基づき、より細部にこだわった表現にしました。
  • 根をもつこと 上
    -
    1~2巻1,078~1,155円 (税込)
    根をもつこと,それは魂のもっとも切実な欲求であり,もっとも無視されてきた欲求である.職業・言語・郷土など複数の根をもつことを人間は必要とする──数世紀にわたる社会的絆の破砕のプロセスを異色の文明観歴史観で辿り,占領下の祖国再建のために起草した私的憲法案.亡命先で34歳の生涯を閉じたヴェイユ渾身の遺著.(全2冊)

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ユーザーレビュー

  • トーヴェ・ヤンソン ――ムーミン谷の、その彼方へ

    Posted by ブクログ

    "戦争という非日常が日常に入りこんだ衝撃で、「仲のよい芸術家の家族」という美しいファサードは吹っ飛んで、ガラクタや瓦礫があらわになった。だからヤンソンは、記憶のなかの子ども時代を創造的に再構築した。それがムーミン世界だったのだ。"

    面白かった……そして何より今の時代に読めて良かった。
    ファインアートを志しながら、挿絵や風刺画の世界で評価を得た画家がなぜムーミンを書いたのか。
    何よりも、トーベ・ヤンソンという人はどんな芸術家、彼女の母語で言うのなら「コンストレル」だったのか。
    芸術一家に生まれた少女が、両親から薫陶を受けながらもオリジナリティを獲得し表現の世界に飛び込む。し

    0
    2025年11月08日
  • トーヴェ・ヤンソン ――ムーミン谷の、その彼方へ

    Posted by ブクログ

    ムーミン谷シリーズの訳者によるトーヴェ・ヤンソンの生涯をまとめた評伝であり,作品の背景を知る上で必須であろう。

    0
    2025年09月27日
  • シモーヌ・ヴェイユ

    Posted by ブクログ

    人生で最良の本は?と問われたらこれを挙げる。
    シモーヌ・ヴェイユを日本人に伝えられる人がいたとしたら冨原先生しかいなかった。日本でのヴェイユ研究は一旦は止まらざるを得ないだろう。
     大学院に行って最初に借りた本だった。当時は中古のみ6000円台〜と学生にはなかなか手が出なかった。私は本書をリュックに入れて時間を見つけては読んだ。著者が亡くなったことがきっかけなのかはわからないが、いまは再販されているようで1800円ほどで買えるようだ。
     私の人生という川があるなら、その河床をつくるもののひとつはシモーヌ・ヴェイユの存在、思考だ。しかしこれはあくまで冨原先生を通してである。冨原先生がいなければ私

    0
    2025年08月20日
  • ムーミン全集[新版]9 小さなトロールと大きな洪水

    Posted by ブクログ

    本棚に置きたい一冊

    トーベ・ヤンソンさんの世界が大好きです。
    以前何かで、ムーミン全集をお勧めされており、拝読。
    ムーミンといえば、高校生のころ。
    今からもう22年も前のことになるのか。
    アニメにはまり、そしたら大好きな友人もはまって、今思えばそれも嬉しかったなぁ。
    あの頃はまだ、市内に出てもムーミンのグッズは少なかったけど、今はムーミングッズがこんなに増えました。
    かわいいだけではない、トーベ・ヤンソンさん描く物語。

    序文では、ちょうど戦争があっていた時に、
    風刺画を描く時に署名がわりに使っていた、
    怒った顔の生きものを主人公にしてムーミントロールという名をつけたとのこと。

    かわいい登

    0
    2025年07月21日
  • ムーミン全集[新版]9 小さなトロールと大きな洪水

    Posted by ブクログ

    ムーミンシリーズの第一作目。
    後のシリーズと少し設定にズレがあるようにも。
    しかし一作目からパパは結構とんだところがありますね。海へ行く、のあのパパの片鱗が。

    0
    2024年09月01日

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