作品一覧

  • パープル・ハイビスカス
    4.1
    1巻3,410円 (税込)
    厳格な父に育てられた少女カンビリは、軍事クーデタに備えて預けられた叔母の家で、自由な価値観を知る。自己を肯定していく少女の鮮烈な物語。世界20か国以上で翻訳された傑作長篇。
  • アメリカーナ 上下合本版
    -
    1巻3,190円 (税込)
    高校時代に永遠の愛を約束したイフェメルとオビンゼ。アメリカ留学を目指す二人の前に、現実の壁が立ちはだかる。オビンゼと離れてアメリカに渡ったイフェメルを待っていたのは、階級、イデオロギー、人種で色分けされた、想像すらしたことのない世界だった。やがて、人種問題を扱う先鋭的なブログの書き手として注目を集めるイフェメル。一方オビンゼは、イギリスからナイジェリアに帰郷し、不動産取引で巨万の富を得て、美しい妻や娘と優雅に暮らしていた。別々の道を歩んだかつての恋人たちに、再会の時が訪れる。全米批評家協会賞受賞の長篇代表作。 ※本電子書籍は、「アメリカーナ 上・下」の合本版です。
  • 半分のぼった黄色い太陽
    4.5
    1巻2,640円 (税込)
    犠牲者数百万といわれるナイジェリアのビアフラ戦争。この内戦の悲劇をスリリングなラブストーリーを軸に、心ゆさぶられる人間ドラマとして描く。最年少オレンジ賞受賞。映画化。
  • アメリカーナ 上
    4.0
    1~2巻1,540~1,650円 (税込)
    高校時代に永遠の愛を誓ったイフェメルとオビンゼ。米国留学を目指す二人の前に、現実の壁が立ちはだかる。世界を魅了する作家による、三大陸大河ロマン。全米批評家協会賞受賞。
  • なにかが首のまわりに
    3.8
    1巻1,265円 (税込)
    異なる文化に育った男女の心の揺れを瑞々しく描く表題作のほか、文化、歴史、性差のギャップを絶妙な筆致で捉え、世界が注目する天性のストーリーテラーによる12の魅力的物語。
  • 男も女もみんなフェミニストでなきゃ
    4.1
    1巻1,056円 (税込)
    わたしはハッピー・フェミニスト!ビヨンセを始め全米が称賛したTEDスピーチ、待望の邦訳!ディオールのパリコレでも同名ロゴTシャツが登場、話題沸騰中。あたらしいジェンダーについて最適の1冊

ユーザーレビュー

  • 半分のぼった黄色い太陽

    Posted by ブクログ

    ハードカバー・二段組みで500ページ弱の長編…、なかなか読む時間がなかったけど、、。
    四月。突然の入院の事態に、この本を病院のベッドの上で読み続けた。

    この物語は1960年代のナイジェリアが舞台。
    1960年にイギリスから独立したナイジェリアだったが、国家権力をめぐる争いに国は不安定な状況にあった。
    1967年には東部のイボ人を中心とした人々が「ビアフラ」国を宣言。ナイジェリアはビアフラの分離独立をめぐる内戦に突入した。

    すぐに終わると思われた戦争は3年にも及び、ビアフラでは戦闘や飢餓で亡くなった人々の数は正確に知られていないものの、作中でも百万人以上にのぼるとされている。
    本書で節目ごと

    0
    2025年09月13日
  • なにかが首のまわりに

    Posted by ブクログ

    それぞれの短編の読後は、スッキリしない。でも、実際、スッキリ物事が完結することなんてないなと気付く。

    主人公である女性たちの、繊細な心の動き・機微がジワジワと侵食するように、スッと染み入るように入ってくる。

    様々な人間関係、人が入り組む社会、身の回りの近い社会を、価値観の違い、アフリカに対するステレオタイプ、白人、男性、長男、男性、学歴、宗教、部族、教育。
    対立させるわけではないけれど、女性の立場、母の立場、妻の立場が弱い。
    ナイジェリアの文化、アメリカとナイジェリアを行き来する女性たちの心情を思う。

    今のナイジェリアをもっと知ってみたい。
    アディーチェの本をもっと読んでみたい。

    すご

    0
    2025年08月09日
  • 半分のぼった黄色い太陽

    Posted by ブクログ

    この作品を読むまで、ナイジェリアのことも、ビアフラ戦争のことも知らなかった。

    幸せも不幸せもすべて、戦争、暴力は破壊して去ってしまう。あとには憎しみ、悲しみが残るだけだ。つくづく、戦争をしてはいけない、暴力はあってはならないと思った。

    人間の本来の美しさ、賢さ、その対極にあるのが、戦争、暴力である、とつくづく感じた。

    しかし、現在も、戦争が世界の各地で起こされている。どれだけ多くの人々が憎しみと悲しみにまみれていることか。

    0
    2024年08月04日
  • なにかが首のまわりに

    Posted by ブクログ

    久々の翻訳小説。
    ナイジェリアの内情、大学時代に授業で聞いたことあったかもなあと思いながら、そのくらい薄ぼんやりした知識しか無いのに、何故か身近に感じる筆致で、この作者の方、天才だなあと思った。

    あとがきを読んでみても、天才的にかっこいい方だなという印象。訳者の方も、同じ大学出身なのにこうも違う人生、キャリア、、、と思ってしまう、尊敬。
    他の作品も読んでみたい。

    0
    2024年06月20日
  • 半分のぼった黄色い太陽

    Posted by ブクログ

    戦争はある日突然始まるものではなく、じわじわと気づいたら日常生活に入ってくるのだなと。長いけど読みやすくとても面白い。
    カイネネの台詞が印象に残る。
    「愛がほかのものの入る余地を残さないとあなたが考えるなら、それは間違いよ。なにかを愛しながら、それを見下すことも可能なんだから」

    0
    2023年11月19日

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