作品一覧

  • ドイツではなぜ、 年収アップと環境対策を 両立できるのか
    4.7
    ドイツ人は、リサイクル率が高く、空気を汚さないグリーンエネルギー発電にも力を入れるなど、環境対策にお金をかけているにもかかわらず、経済成長を続け、個人の年収も上がり続けている。一方、日本では25年以上前から経済が停滞し、年収も上がっていない。なぜドイツ人は“経済成長=年収アップ”と“環境対策”を両立できているのか。その秘密を、日本人にも参考になる提言とともに、在ドイツのジャーナリストが明らかにする一冊。
  • 脱原発を決めたドイツの挑戦 再生可能エネルギー大国への道
    4.3
    1巻628円 (税込)
    2011年6月30日、ドイツは原子力発電所の完全廃炉を決めた。いまドイツでは、2050年までに発電量の80%を再生可能エネルギーでまかなう、という大プロジェクトが進んでいる。まさに「エネルギー革命」である。目指すのは、脱原発だけでなく、脱化石燃料の社会。こうした取り組みが、なぜドイツにできて、日本にできないのだろうか。この本は、国を挙げて再生可能エネルギー大国へと突き進むドイツのエネルギー政策の現状をレポートしたものである。ドイツ人は、地球環境を守るためならば、どんなに費用がかかってもかまわないと考える国民だ。だから、脱原発・地球温暖化対策のためならば、電力料金が高くなることも許容できるという。こうした考え方は、日本人とは大きく異なる点だ。ヨーロッパ各国から電力を輸入できるドイツと日本を、単純に比べることはできないが、ドイツの挑戦は、これからの日本のエネルギー政策を考える上で、たいへん参考になるだろう。
  • ドイツ人はなぜ、年290万円でも生活が「豊か」なのか
    4.1
    ドイツ人の平均可処分所得(手取り)は年290万円と意外に低い。しかも、消費税(付加価値税)は19%と高い。にもかかわらず、多くのドイツ人が「生活に満足している」と答えているのはなぜか? いっぽう、サービスが行き届いた世界一便利な国・日本で、日本人の多くが生活に「ゆとり」を感じられないのはなぜか?ドイツ在住29年の日本人ジャーナリストが肌で感じた「ドイツ流・お金に振り回されない」生き方・働き方を明らかにした一冊。
  • ドイツ人はなぜ、毎日出社しなくても世界一成果を出せるのか 7割テレワークでも生産性が日本の1.5倍の秘密
    4.0
    1巻990円 (税込)
    30年住んでわかったドイツ流・消耗しない働き方! 「出社して働いた方が、成果が出る」という考え方が、いまだに根強い日本。それに対してドイツではコロナ危機勃発以降、テレワークが急速に広まり、すでに「むやみに出社させない社会」が出来上がりつつある。好きな場所、好きな時間に働いて、効率よく成果を出す。オフタイムを充実させてワークライフバランスを高める……。ドイツに30年以上暮らす著者が教える、ドイツ人流・消耗しない働き方。
  • 偽りの帝国 緊急報告・フォルクスワーゲン排ガス不正の闇
    4.0
    「まじめなドイツ企業が、どうしてこんなことを?」 2015年9月、ドイツの自動車メーカー、フォルクスワーゲンの排ガス不正問題が 発覚したとき、上記のような感想を抱いた日本人は少なくないだろう。 だが、ドイツの経済界を26年間にわたって取材してきた著者には意外ではなかった。 「VWよ、やはりお前もか」 販売台数世界一をめざして、年々、成長してきた同社も大企業病に蝕まれていたのだ。 上司の命令にNoといえない社風、はげしい権力争い、問答無用の成果主義・・・ この不正の根にある問題は、おなじ物づくり国家である日本にとっても、けっして 対岸の火事ではない。企業人必読の現地レポート! 【おもな目次】 ◆第1章 VW排ガス不正の衝撃◆ 上限値の35倍の排出データ/違法ソフトの使用を「自供」/史上3番目の大規模リコール/ VW株価、一時暴落/社内調査の不十分さを露呈 など ◆第2章 帝国の内なる不安◆ 陰の最高権力者/帝国の父・ポルシェ博士/ヒトラーが国民車開発を命令/ 家庭内でも成果主義/骨肉の経営権争い/「経営に調和は不要だ」 など ◆第3章 不正はいかにして行われたか◆ 訴訟抗弁書が明らかにする不正の実態/「取締役より下のレベル」の犯罪?/ 時間を空費した3週間の休暇/危機管理システムの機能不全/空気を読んだエンジニアたち など ◆第4章 襲いかかる巨額の経済負担◆ 米国でのマンモス訴訟開始/訴状に浮かび上がる米国人の怒り/147億ドルの支払い/ 史上最悪の赤字 など ◆第5章 不正は氷山の一角◆ すべての企業が抱えるジレンマ/規則違反が法律違反にエスカレート/変革と合理化に 抵抗する労働組合/歴史的転換点に立つVW/日本への教訓 など
  • 5時に帰るドイツ人、5時から頑張る日本人 ドイツに27年住んでわかった定時に帰る仕事術
    3.8
    1巻880円 (税込)
    安倍政権が最重要施策のひとつに掲げている「働き方改革」が連日、マスコミで取り沙汰されています。 その狙いは、日本のビジネスパーソンの長時間労働にメスを入れ、生産性を向上させること。 この点で日本の先を行くのがドイツです。 ヨーロッパの経済大国として、経済を引っ張るドイツ。 日本より労働時間が短く、生産性は高い。なぜ、これが可能になったのか。 「この国のサラリーマンたちの労働時間の短さと、休暇の長さには驚嘆させられる」という在独ジャーナリストの著者が、その秘密を解き明かします。
  • GDPで日本を超えた!のんびり稼ぐドイツ人の幸せな働き方
    3.7
    1巻1,540円 (税込)
    2023年の名目GDPで日本はドイツに抜かれました。多くの日本人が「日本人は長期休暇も取らず、遅くまで残業しながら一生懸命働いているのに、ゆったり働く時短国家ドイツに抜かれたのは意外だ」と感じました。 ドイツ人は、仕事をする時に能率や効率性を我々日本人よりも重視します。無駄な会議、費用をカバーする十分な見返りが期待できない仕事を嫌います。そういう仕事には初めから時間や労力を投入しません。 ドイツ人の働き方の中には、日本でも応用できる点がいくつかあります。本書では、ドイツ人流働き方の内、日本でも使える点を選び出して、少しでも仕事の効率性、生産性を高めるための方法を、わかりやすく解説します。 日本人よりも多く稼ぎ、世界で最も労働時間が短い理由を、 ドイツ在住34年のジャーナリストが解説! 働き過ぎを防ぐ仕組み/2、3週間の長期休暇をとるのは常識/平社員の有休消化率は100%/時短と休暇がもたらす心の余裕/短時間で成果を生む社員を評価 ■目次 第1章 なぜドイツの名目GDPは、55年ぶりに日本を抜いたのか 日本の名目GDPが第4位に転落/日独逆転の原因はドイツのインフレと円安だけではない/バブル崩壊後、日独の成長率が逆転/日本の1人当たり名目GDPがG7で最下位に転落/日本を大きく上回るドイツの賃金水準 他 第2章 ドイツは世界最大の時短国家。働き過ぎを防ぐ仕組みは? 短い労働時間でも経済が回る国/ドイツの銀行で「個人の時間を重視する働き方」を目撃/世界で最も労働時間が短い国/法律で労働時間を厳しく規制/長時間労働をさせる企業には最高500万円の罰金 他 第3章 ドイツのワークライフバランスは日本を上回る みんなが休むための合意がある国/顧客のサービス期待度が日本よりも低い/宅配便の再配達がない国/サービス砂漠だから、みんなが休める/日本でもサービスレベルを下げるべきではないか 他 第4章 コロナ後、ドイツ人の働き方はどう変わったか 今も4・3人に1人がテレワーク/家事の負担を夫婦で分かち合う/会社側は、出社率の引き上げに必死/テレワーク議論が訴訟に発展 第5章 ドイツはさらに時短を目指す・週休3日制への模索 週休3日制をめぐる議論/週休3日制はストレスを減らす/デジタルウォッチでストレス時間を計測/企業経営者は猛反対/週休3日制について活発な議論 他 第6章 日本でもできる、時短のためのヒント 長期休暇を取るには共有ファイル設置が第一歩/休みの時の「代理人」確保も重要/管理職には顧客対応システム構築の責任がある/休暇中には会社のメールを読まない/社内メールはできるだけ少なく 他

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  • ドイツ人はなぜ、1年に150日休んでも仕事が回るのか
    3.6
    夏休み2週間以上、有休消化率100%…なのに、仕事の成果=1人あたりの労働生産性は、日本の1.5倍! ヨーロッパの中でも、まじめな日本人の気質に近く、日本と同じ物づくり大国・貿易立国であるドイツの“効率のいい働き方”の秘密とは? ドイツ在住25年のジャーナリストによる、日本人ビジネスパーソン必読の一冊。
  • 欧州分裂クライシス ポピュリズム革命はどこへ向かうか
    3.5
    1巻946円 (税込)
    離脱した英国、極右と戦うドイツ、そして極右政党が台頭するフランス、オランダ、イタリア……。2020年、欧州にいま激震が走っている。現体制の破壊を目指すポピュリズム革命という病が、所得格差の拡大やグローバル化、移民・難民の増加、重厚長大産業の衰退、伝統的な政党に対する市民の不満を「栄養」として、各地で増殖しているのだ。それは、かつての共産主義と同等、いやそれ以上の脅威ともいわれる。在独30年のジャーナリストが、欧州情勢の最前線をリポートし、その深層を読み解く。
  • イスラエルがすごい―マネーを呼ぶイノベーション大国―(新潮新書)
    3.5
    世界の目がイスラエルに集中している。軍事技術、サイバー・セキュリティ、自動運転技術関連の開発力から「第二のシリコンバレー」と呼ばれ、毎年1000社を超すベンチャーが起業。巨額のマネーが流れ込んで、いまや米国に次ぐイノベーション大国なのだ。とりわけドイツと中国が急接近、日本は取り残されるばかりだが……。欧州から取材し続けてきた著者だからこそ見えてくる日本の危機とビジネスチャンスとは。
  • 日本とドイツ ふたつの「戦後」
    3.3
    1巻737円 (税込)
    日本とドイツは、物づくり大国・貿易立国として、ともに戦後めざましい復興を遂げた。だが戦後70年経った今、日独間には大きな違いが生じている。ドイツは高い競争力を背景にEUを牽引し、欧州のリーダーとなった。一方、日本は競争力を失い、貿易赤字が拡大、周辺国との関係も悪化して、原発事故以降のエネルギー政策も迷走状態にある。本書では、在ドイツ25年のジャーナリストの視点で、両国の歴史認識・経済・エネルギー政策などを論考。ドイツの戦後の歩みを知ることで日本が今後重視すべき問題を浮き彫りにする。【目次】まえがき/第一章 イスラム過激派の脅威とドイツ/第二章 ドイツ人はどのように過去と対決しているのか/第三章 歴史リスクを重視するドイツ、軽視する日本/第四章 ドイツ経済の奇跡/第五章 日独エネルギー政策の違い/日本への提言――あとがきにかえて
  • ドイツはなぜ日本を抜き「世界3位」になれたのか - “GDP逆転”納得の理由 -
    3.0
    1巻990円 (税込)
    2023年、日本がGDPで世界4位に転落し、代わりに浮上したのがドイツ! この結果に対し、ドイツ経済が伸びたというよりは、日本の凋落が激しすぎるとの指摘もありますが、実際のところはどうなのでしょうか。 本書では、ドイツ在住歴30年以上のジャーナリストが、現在のリアルなドイツ経済の状況と、日本と比較した際の特徴について、どのメディアよりもわかりやすく解説します。 ・ドイツ経済の主役は中小企業 ・B2Bに特化し大衆向け製品を避ける ・ターニングポイントは2010年 ・日本を大きく上回る生産性 ・デジタル化は日本と同じく遅れている? など、本書を読めばあなたの知らないドイツ経済の全貌と日本の課題が見えてきます。
  • 次に来る日本のエネルギー危機
    3.0
    日本の電気代はまだまだ上がる!?  ウクライナ戦争で大きく変わった世界のエネルギー地政学──天然ガス輸入量の6割をロシアに依存していたドイツは、ロシアがEU諸国への輸出を全面的に止めたことで経済が大混乱した。そして、世界では新たなエネルギー供給先を求めて資源獲得競争が激化している。エネルギー自給率わずか11%で、いまだ原油の9割以上を中東に依存し、ロシアからの天然ガスの輸入も続ける日本は、はたしてこの先エネルギーを安定的に確保できるのか? ウクライナ戦争で“漁夫の利”を得た中国の台湾侵攻リスクと日本への影響は? ドイツ在住のジャーナリストからの緊急レポート!
  • エネルギー確保は総力戦 日本の現実解を示そう【特別版】
    -
    1巻550円 (税込)
    【WedgeONLINE PREMIUM】 エネルギー確保は総力戦 日本の現実解を示そう【特別版】“ ロシア・ウクライナ戦争の長期化により、世界的潮流であった「脱炭素」の推進に〝黄信号〟が灯り始めている。 各国ともに自国のエネルギー確保に奔走しているが、なかでも脱炭素社会の実現を主導して進めようとしていた欧州は、侵攻後、世界中から液化天然ガス(LNG)をかき集め、それによりガス・LNGの価格は一気に高騰した。 影響を受けたのは、化石燃料依存度の高いグローバルサウスなどの国々である。「なりふり構わず」の姿勢から、欧州が掲げた脱炭素という〝美しい理念〟とはいったい何だったのか、疑問に感じる読者も多いだろう。 そうした状況にあっても、資源小国日本の危機感は薄く、国のエネルギー政策は迷走を続けている―― ~同誌23年7月号(6月20日発売)の「持たざる国日本の切り札に? 核融合は希望の〝光〟となるか」(Wedge編集部)と「途上国の現実を受け止め 日本はアジア地域の〝代弁者〟たれ」(有馬 純)、同誌23年12月号(11月20日発売)の「エネルギー転換に必須の多様性 日本は〝地球益〟の追求を」(小山 堅)の記事を加えた特別版です。 Part 1 ロシア抜きには語れない脱炭素 日本も「したたか」な戦略を 加藤 学 国際協力銀行 エネルギー・ソリューション部長 Part 2 あえて言おう 脱炭素必達は困難 現実を直視し国を守れ 山本隆三 常葉大学名誉教授 Part 3 動き始めたエネルギー基本計画 〝従来型〟発想から脱却の時 大場紀章 ポスト石油戦略研究所 代表 Part 4 課題山積の原発再稼働 スローガンだけでは進まない 編集部 Interview 全国民に問いたい 電気はいったい誰のものなのか? 田中 聡 著述家 Part 5  エネルギーの自衛に走るドイツ 日本も国民的な議論を 熊谷 徹 ドイツ在住ジャーナリスト Part 6 地球の恵みをフル活用 資源小国日本にできること 6-1 100年先の地域の未来を見据えて 小水力発電の可能性 上坂博亨 富山国際大学現代社会学部 教授 Column 地域の人が地域のために 福井・水海川水力発電所 編集部 6-2 存在感増す揚水発電 〝天然の蓄電池〟が持つ調整力 編集部 6-3 世界が羨むポテンシャル 日本に「地熱革命」を起こせ 編集部 持たざる国日本の切り札に? 核融合は希望の“光”となるか 編集部 エネルギー転換に必須の多様性 日本は“地球益”の追求を 小山 堅

ユーザーレビュー

  • イスラエルがすごい―マネーを呼ぶイノベーション大国―(新潮新書)

    Posted by ブクログ

    『高い技術力を有している中東のシリコンバレー。日本ではあまり知られていないイスラエル』
    ・ユダヤ人の思考、教育が高い技術を生む
    ・精鋭軍部隊の出身者が起業してイノベーションを起こす
    ・建国をしたが様々な問題を抱えている
    ナチスドイツ時代の反省・謝罪を継続しているドイツ。
    脱欧米を念頭に中国に接近するしたたかさを持つ。

    0
    2024年10月14日
  • ドイツ人はなぜ、年290万円でも生活が「豊か」なのか

    Posted by ブクログ

    見習いたい考え方がたくさんあった。日本人がお金でストレスを発散しているというのは納得。私は収入が少ないので、ドイツ人を見習ってのんびりお金をかけない生活を楽しみたい。

    0
    2024年03月07日
  • ドイツ人はなぜ、年290万円でも生活が「豊か」なのか

    Posted by ブクログ

    「お金では買えないもの」

    個人的にかなり実用的な一冊になった。
    本著は、長年ドイツに住む著者が実際の暮らしで得た知見をもとに、日本人の生き方やライフスタイルについての考察がなされている。

    著者から明かされるドイツの衝撃的な生活。
    ケチで個人主義で、
    絶対に曲げない信念があるのがドイツ人だそう。

    簡素なサービスに不便な都市空間。
    一見住むならやっぱり日本かなぁと思いつつも、
    参考になる点は多かった。

    まずサービス。
    過剰なサービスをすれば客も店員も疲れる。
    特に私は明らかに年上の店員がめちゃくちゃへりくだってニコニコしながらサービスされると気持ち悪っ、てなる。
    あと明らかに忙しいのにめち

    0
    2024年01月15日
  • ドイツ人はなぜ、年290万円でも生活が「豊か」なのか

    Posted by ブクログ

    日本の暮らしに慣れてしまっているが、日本暮らしは疲れる…。
    ドイツはお金をかけずに楽しむ方法を知っていて、労働者が我慢しないようになっている。その価値観を参考に自分の働き方、生き方を見直してみようと思った。

    ドイツの生活を経験してみたいと思った。

    0
    2023年10月16日
  • ドイツ人はなぜ、年290万円でも生活が「豊か」なのか

    Posted by ブクログ

    とてもいい。

    ドイツと日本では国の歴史や文化、法律や国民の性格など違いが大きいため、ドイツのやり方をそのまま取り入れるのは困難だが、比較論として読むと大変面白かった。

    ドイツは大都市でも街中に森のような自然があり、国民はそこを散歩したりサイクリングする。

    お金をかけず、自然と触れ合う。
    なんとも素晴らしい。

    可処分所得290万円は多くは無いが、心の余裕があるからこそ、卑屈にならずストレスも適度に解消できているのだろう。

    有給休暇が年間24日は多い!
    いいなぁ。
    日本の10日なんて少なすぎるよ。

    0
    2023年09月26日

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